近藤健介 単語

23件

コンドウケンスケ

4.2千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

近藤健介(こんどう けんすけ、1993年8月9日-)とは、千葉県出身のプロ野球選手外野手捕手三塁手)である。現在福岡ソフトバンクホークスに所属。

概要

横浜高校入学時は遊撃手で、1年から強肩を買われて捕手に転向。3番打者として活躍し、高校通算35本塁打マーク。3年は足の靱帯を痛めて不調だったが、甲子園終了後の第9回AAAアジア野球選手権大会で日本代表に選ばれ、好リードや強肩を披露して優勝に貢献、ベストナインに選ばれ評価を高めた。

2011年ドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズに4位で名され入団。高校同期には横浜DeNAベイスターズに5位で名された乙坂智がいた。

日本ハム時代

2012年高卒ルーキーながら、キャンプから首の高い評価を集め途中から一軍に昇格。オープン戦にも出場し、今成亮太や荒らを一気に押しのける高評価を得る。開幕一軍はならなかったが、二軍の正捕手として英才教育を受け、7月に一軍昇格。7月13日東北楽天ゴールデンイーグルス戦で斎藤佑樹バッテリーを組み、プロ初スタメンマスクを被った。日本ハム高卒ルーキー捕手としてスタメン出場したのは東映フライヤーズ時代の山本八郎以来56年ぶり史上3人。その後は鶴岡慎也大野奨太に次ぐ三番手捕手として20試合に出場。日本シリーズでも代打で出場を果たした。


2013年は開幕一軍を逃したが、二軍ではクリーンナップを任され、3月4月MVPを受賞。前半戦はイースタンリーグ首位打者フレッシュオールスターにも出場した。8月に一軍昇格すると中田翔の戦線離脱もあり、8月22日東北楽天ゴールデンイーグルス戦では1番・右翼手に抜された。32試合で打率.152と結果は振るわなかったものの、閉幕直前まで外野と捕手を兼任してプレーした。


2014年は開幕一軍入り。鶴岡慎也の移籍で大野奨太と正捕手を争うはずだったが、オープン戦の頃から送球イップスを発症。小谷野栄一の戦線離脱もあって、5月から三塁手として起用されることになった。三塁を公式戦で守るのは本人中学以来とのことだったが、高校時代に内野をやっていた経験もあってかすぐに順応、小谷野の復帰後もレギュラーの座を小谷野と争った。さらに終盤には遊撃手も急造で任されるなど便利遣いされながら89試合に出場、打率.258、4本塁打の成績を残す。


2015年大野奨太市川友也の出遅れで開幕から正捕手として起用される。しかし送球難は相変わらずで、盗塁阻止率は1割台に留まった。打撃は本格的に開眼し、3割をえる打率記録大谷翔平が打撃不振に陥ったこともあり、市川の復帰後は5番・指名打者に固定された。最終的に初めて規定打席に到達して打率.326リーグ3位)、8本塁打、60打点記録し、飛躍のシーズンとなった。オフ背番号8に変更した。


2016年は80試合の出場に留まった。


2017年は開幕してしばらくは右翼4月半ばからは指名打者として起用される。この年は打撃が絶好調で、よく安打を打ちよく四球を選んだため4月打率.416という数字を残す。5月に入っても勢いは衰えず、一時打率が4割を切ったこともあったがすぐに盛り返し高打率を維持したため、一部では初の4割打者の誕生かというも聞かれるようになった。しかし6月11日に登録を抹消され、その後26日に椎間板ヘルニアの手術を受けた。9月28日から一軍に復帰し規定打席に到達できなかったが、打率.413でシーズンを終えた。オフアジアプロ野球チャンピオンシップAPBC)の日本代表に選出された。


2018年は開幕から3番指名打者で出場を重ね、打率4割前後を記録していたが、4月28日千葉ロッテマリーンズ戦で右ふくらはぎを負傷し、軽度の筋挫傷と診断され、二週間戦線を離脱した。129試合に出場し、打率.323リーグ3位)、9本塁打、69打点記録した。


2019年からは外野手登録となる。この年は3番に定着し、レフトもしくは指名打者、たまに三塁で出場。138試合の出場で打率.302、2本塁打、59打点リーグトップ103四球を選んで出塁率.422を記録し、最高出塁率タイトルを獲得。オフにはプレミア12日本代表に選出された。


2020年は外野に専念。ソフトバンク柳田悠岐オリックス吉田正尚首位打者最高出塁率争いを繰り広げた。最終的に打率.340、5本塁打、60打点出塁率.465で2年連続の最高出塁率タイトルを獲得した。出塁率の計算が現行のものになった1985年以降で、1桁本塁打出塁率が.450をえたのは史上初である。


2021年中田翔が打撃不振に陥ったことで4番起用が増える。東京五輪では代打打率.333記録し、金メダル獲得に貢献した。9月11日ソフトバンク戦では守備の際にフェンスに突して負傷。震盪特例措置で登録抹消となった。133試合の出場で打率.298、11本塁打、69打点出塁率.413だった。


2022年5月8日に右離れで戦線離脱。9月10日埼玉西武ライオンズ戦で通算1000安打9月11日西武戦で通算1000試合出場を達成した。99試合の出場で打率.302、8本塁打、41打点出塁率.418だった。オフFA権を行使する。

ソフトバンク時代

2022年12月12日福岡ソフトバンクホークスに移籍することが発表された。6年契約背番号3

2023年第5回WBC日本代表に選出され、全7試合に出場し大会最多の9得点記録日本世界一制覇に貢献した。
シーズンでは長打を狙う打撃スタイルに変貌。浅村栄斗グレゴリー・ポランコと共に最多本塁打、87打点最多打点出塁率.431最高出塁率タイトルを獲得した。オフにはベストナインゴールデングラブ賞も受賞した。

プレースタイル・人物

捕手としては二塁送球まで1.8台をマークする強肩が武器で、同じ強肩の大野奨太と同等かそれ以上とも言われた。ところが、前述の通り2014年から送球イップスを発症しており、現在送球難が捕手としての起用を阻む弱点になっている。

打撃センスの高さは、あまり数字の出ていなかった頃から定評があり、2015年には期待通り開した。2016年以降はどちらかと言えば外野両及び打力を生かすために指名打者として出場していることが多い。ただ外野からの送球にもやはり難があり、ファンからは外野守備について「捕球までなら名手」とか言われている。

ファンからの称は「コンスケ」。

応援歌

球団 レス No プレイヤー
日本ハム 応援歌のピコカキコ一覧#1117 12552
12552
ソフトバンク パシフィック・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#237 21616
21616

成績

年度別打撃成績









































2012年 日本ハム 20 30 26 2 5 0 0 0 2 0 1 1 2 0 5 1 .192 .241
2013年 32 80 66 7 10 0 0 0 2 2 2 1 11 0 14 4 .152 .269
2014年 89 291 264 24 68 20 1 4 28 3 10 2 15 0 45 4 .258 .295
2015年 129 504 435 68 142 33 2 8 60 6 3 5 59 2 59 9 .326 .405
2016年 80 291 257 36 68 9 0 2 27 5 3 2 29 0 45 7 .265 .337
2017年 53 231 167 32 69 15 0 3 29 3 0 2 60 2 27 3 .413 .567
2018年 129 555 462 59 149 29 3 9 69 5 0 5 87 1 90 16 .323 .427
2019年 138 600 490 74 148 32 5 2 59 1 0 5 103 2 81 11 .302 .422
2020年 108 467 371 56 126 31 1 5 60 4 0 5 89 2 72 6 .340 .465
2021年 133 545 447 61 133 37 4 11 69 4 0 6 88 4 84 11 .298 .413
2022年 99 396 325 51 98 26 1 8 41 8 1 3 66 1 45 7 .302 .418
2023年 ソフトバン 143 613 492 75 149 33 0 26 87 3 0 6 109 6 117 7 .303 .431
NPB:12年 1157 4503 3802 545 1165 265 17 78 533 44 20 43 718 20 684 86 .306 .415

国際大会での打撃成績

年度 代表 大会 試合 打席 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺打 打率 出塁率
2019年 日本 プレミア12 8 31 21 4 4 1 0 0 3 0 0 0 9 2 9 0 .190 .452
2021年 五輪 3 6 6 1 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 .333 .333
2023年 WBC 7 34 26 9 9 4 0 1 5 0 0 0 8 0 9 0 .346 .500

通算守備成績

機構 守備位置 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 捕逸
NPB 捕手 105 471 37 10 7 .981 4
一塁手 2 14 1 0 1 1.000 -
三塁手 101 64 150 15 4 .934 -
遊撃手 2 0 1 0 0 1.000 -
外野手 584 1062 27 15 4 .986 -

タイトル・表彰・その他

タイトル
最高出塁率 3回 2019年2020年2023年
最多本塁打 1回 2023年
最多打点 1回 2023年
ベストナイン 4回 指名打者2018年2021年
外野手2020年2023年
MVP 2回 2021年10月11月2023年8月
ゴールデングラブ賞 1回 外野手2023年
その他
オールスターゲーム出場 4回 2018年2019年2023年2024年

関連動画

関連項目

この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

流行語100

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/12/07(土) 06:00

ほめられた記事

最終更新:2024/12/07(土) 05:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP