主な逃走者
ここでは逃走中に複数回参加し、特筆すべき事項がある有名プレイヤーについて紹介する。
*備考:ここでは逃走者の成績を表すのに「逃走率」という表記を使用する。逃走率は「逃走時間/ゲーム全体の時間」で表し、ゲーム全体に対しどの程度逃げたかを示す。全逃走者の平均は55%程度、複数回参加者であれば60%で「まあまあ」、70%で「凄腕」、80%で「達人」と見ていいだろう。
なお、ゲーム終盤にて逃走時間が表示されない場合は逃走時間はゲーム時間と同時間・逃走率100%として扱う。また、「時空を超えた決戦」では「個人戦」「チーム戦」別々の回としてカウント(90分×2回)する。
総逃走時間TOP10ここに挙げるのはこれまで全ゲーム通しての総逃走時間上位10人である(新ゲームを攻略せよ編まで)なお、密告中・戦闘中といったその他のクロノスゲームに参加している場合はそれについても記述する。
田中卓志(アンガールズ)
400人以上いる逃走中経験者中最多出場(22回)、全クロノスゲームを合わせると28回という「ミスタークロノス」。総逃走時間25時間42分20秒と、2位に圧倒的な差をつけている。
2016年以降逃走者の一新が行われ過去のベテランや実力者がほとんど出場しなくなったが、田中だけは今でも定期的に出場し続けている。
意外にも元陸上部(長距離)のためスピード・スタミナも高く、ハンターをサシで巻いたこともあるなど高い身体能力を持つ。一方、ミッションは難易度・リスクを豊富な経験から判断し参加・不参加を決めるなど、視聴者にとっての解説役としても機能しているプレイヤー。そのため、「ミッション参加しまくり」「無双状態」といった派手な活躍は無いが、地味だけど重要ないぶし銀なプレーも多く、その経験と実績はとっさの出来事の際にも頼られることも。
一方で、参戦回に若い女性アイドルが参加する際には、「恋愛中」と称し、賞金そっちのけでターゲットに引くぐらいの猛アピールをするのも恒例。最近では篠崎愛(AeLL.)や山本彩(NMB48)と、胸が大き目のアイドルが好みの模様。しかし、妄想したり猛アピールしようとした結果ハンターに気づかれて確保されてしまうこともしばしば。
7回目の参戦となった「狙われたハンター」で念願の逃走成功を果たす。それ以前・以後にも惜しいところで確保はかなりの回数経験しているが、その分低成績の回もないわけではなく、逃走率の平均も66.92%とそれほど高い成績ではない。
ちなみに、スタッフが共通するNumer0nや、派生ゲームのカルコロン・ロトロンにも多数参戦しており、クロノスゲームと合わせ累計36回参戦とまさに「ゲームの鉄人」といえよう。
これまでの勝利経験:逃走1回成功(132万円)
濱口優(よゐこ)
お笑いコンビ「よゐこ」のボケ…に見られるが実際はツッコミという名のとまどい担当。初参戦は2011年4月の「ハンター誕生」と意外と遅めだが、それ以降しばらくコンスタントに出場し現在12回参戦。総逃走時間は17時間26分54秒。
基本的には常連プレイヤーに多い「ミッションフル参加・他人を信じる性善説プレイヤー」であり、危険を顧みずできる限り多くのミッションに挑む正統派。賞金は可能であれば上げることを目標とするが、「賞金上昇と引き換えにハンター放出」など確保リスクが高くなる場合は挑まない。また、鬼畜通達に対し「月村らしくない」と発言するなど現在の逃走中の世界観に通じており、世界観に深く入り込む傾向が他の逃走者と比べて強い。
多くの回で高い成績を残すも、悪いときはかなり悪い成績。それでも逃走率は平均72.62%と高い水準を維持している。また、非賞金獲得記録(12回連続賞金ゼロ)は田中に次ぐ2位、獲得賞金ゼロの中では1位である。最高記録は「まる子大捜索指令」の128分4秒/130分(98.51%)。
他番組での数多くの活躍から運動神経がよさそうに見えるが、スプリント能力は意外と低く、さらに終盤ではスタミナ切れということも多々。不惑を越えて初老に片足を突っ込んでいるため、寄る年波に勝てないというのも一因か。
2015年の「めちゃ×2本気で逃ゲてるッ!」編以来長いこと参戦していなかったが、2021年の「まる子大捜索指令」にて6年ぶりに参戦。過去の参戦の頃から年齢的なハンデを指摘されていたが、今回は49歳での参戦。年齢に加えて6年ぶりというブランクもあったが逃走スキルは健在で、複数のミッションをクリア。逃走成功は果たせなかったものの終盤まで生き残りベテランの力を見せつけた。
吉村崇(平成ノブシコブシ)
お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」のボケ担当。初参戦は2011年1月の「卑弥呼伝説」。参戦回数8回。総逃走時間は11時間49分1秒。
逃走率は平均79.1%と高めだが、毎回ゲーム後半~終盤で確保されており、未だ賞金獲得は叶っていない。最高記録は「大江戸シンデレラ」の118分32秒/120分(98.78%)、最長逃走時間は「大江戸ヒーローズ」の136分47秒/140分(97.7%)。
サシでハンターを撒いたこともあるほどの高い身体能力を持ち、ミッションにも非常に積極的で、全ミッションに参加、貢献した回もあり、自首も絶対しないという、自称「男の中の男」。ただし、自分には何のリスクもないミッションやミッションと関係のないエリア内のイベントは参加を渋る傾向にある上、ここ最近は自己中心的な一面や、「誰か1人を犠牲にしてでもミッション成功と大多数の人間を生かす」と語るなど、男らしくない面もしばしば散見されている。
また、同期や後輩の芸人に異様なほどの対抗心を燃やしており、田中卓志(アンガールズ)に対して「お前には負けないからな」と意気込んだり、同期のピースと井上裕介(NONSTYLE)が一緒に出演した回で、自身と相方の徳井健太が共にこの3人より長く生き延びているのを見て、「これはもうノブコブの時代」と天狗になったりしていた。
初期の頃はコンビで参戦した時、徳井に対して「(逃走中の)出演を断れ」、「向いてないんだよ、あれ(徳井)」などとコンビ参戦には否定気味だったようだが、最近では「少し歪んだ逃げ切り狙いの正統派」タイプの吉村、「潜伏型自首狙いリアリスト」の徳井とコンビでそれぞれ違った個性を持っており、コンビの片方だけが呼ばれることの多い最近のキャスティングの中でも、未だにコンビで呼ばれたり、それぞれがピンで呼ばれたり、徳井に至ってはエリア内ドラマのキャストとしても出たりと、コンビ揃って見せ場を期待されているようである。
2015年の「大江戸ヒーローズ」編を最後に出場していない。
眞鍋かをり
クロノス時代から参戦している「初代逃走クイーン」。初回参戦時は自首も考えていたが、今は逃げ切りしか眼中になく、ミッションも積極派。時には全ミッション参加という荒業を成し遂げることも。総逃走時間は11時間31分42秒。
女性ながらなかなかの足の速さに加え、最近では経験者としての指揮力も発揮しており、超難関ミッション「ハンターエリア突入」では、突入前に全員のパートナーを確認し、誰か1人でも暗証番号入手成功した場合は全員のパートナーに連絡するという作戦を披露するなど逃走女王っぷりに磨きがかかっている。一方で、「他者の賞金獲得」という勝利のためには自らの命をも犠牲にするなど男勝りな面もある。
一方で、敵であるはずのハンターに恋する一面も持ち合わせており、初回参戦時には「捕まったら○されるのでは?」と、どごぞの裏ビデオ的妄想を繰り広げていたり、公式のトーク番組にて「逃走中のここがおいしい点」についてプレゼンした際には「ハンターに惚れる」とプレゼンするなど、ベクトルが違うだけで意外と素はタナカと似たり寄ったりである。
これまで何度もあと一歩の所で涙を呑んできたが、「奥様はかぐや姫」編では中盤で一旦確保されるも、「沈黙の巨大迷宮」「アルティメット」でコンビを組んだ的場浩司に助けられ復活。ミッションにも参加しながら無事に逃げ切り、念願の初逃走成功を成し遂げた。この回での逃走率は53.23%だったが、それでも逃走率の平均は9回参加で83.2%と常に高い水準を保っている。最高記録は「アルティメット」での130分/130分(100%)(アルティメットルール発令後2人目の確保)。
なお、クロノスで放送された護衛中では前半から圧倒的優位に立ち、一度も撃破の脅威にさらされないまま勝利している。さらに、6年後の「戦闘中」でも優勝し、257万円(クロノスゲーム史上2位の賞金額)を獲得した。これにより、眞鍋は下記の藤森と並ぶ「クロノスゲーム3冠」を達成している。また、他局で放送された鬼ごっこ風ゲームでも勝利し100万円を獲得するなど自他ともに認める「鬼ゴッカー(眞鍋の造語)」である。
2014年の「奥様はかぐや姫」編を最後に出場していない
これまでの勝利経験:逃走1回成功(156万円)、護衛中勝利(33万7800円、4人割りで8万4450円)、戦闘中優勝(257万円)
澤部佑(ハライチ)
お笑いコンビ「ハライチ」のノリボケ担当。初参戦は「信長と忍者の里」編。参加回数10回、総逃走時間は10時間14分23秒で現在5位。最高記録は「禁断の恋と財宝村」の114分54秒/120分(95.33%)、最長逃走時間は「白雪姫と七人の侍」の116分2秒/130分(89.26%)。平均逃走率は55.91%とこれまた普通。
ミッション参加姿勢は普通なだけにあまり印象に残らない…というより「ミッションに挑む」より「ミッションに巻き込まれてしまう」体質のプレイヤー。これまでに「大統領の娘を見つけたがいいが、どうすればいいか分からない(本来は大統領の元へ連れて行きハンター放出を阻止する)ため足踏みし、半ば娘に強引につれていかれハンター封印」や「2ndSTAGE進出に目がくらみセーフティーボックスに入ったがためにハンターゾーンに囚われる」など、思いっきりゲーム展開に翻弄されたり、「時限装置を解除しようと女性プレイヤーに向かおうとしたら事務所の先輩に圧力をかけられ解除する」「他のプレイヤーから嘘を言われてアイテムを持つことになる」など、他プレイヤーからも翻弄されている。とはいえ、どんな人にもゲーム中ではミッションでお世話になるかもしれないなど事前に挨拶を欠かさないなど、そういったあたりに彼の人の良さが表れている気がしないでもない。
そんな人柄の良い彼だが、出演するラジオで「逃走中のゲーム中に漏らしてしまい途中で抜けてズボンを履き変えた」と明かし、前代未聞のトラブルを起していたことが発覚した。(ちなみにその問題を起したのが最高成績となった「禁断の恋と財宝村」編である)
ゴリ(ガレッジセール)
参加回数7回。自身のホームグラウンドである「沖縄」にて相方の川田広樹とともに初参戦。以降も川田と共に出演していたが、「ラストミッション」以降はピンでの参戦となった。総逃走時間は9時間25分52秒。
常連プレイヤーの例に漏れず、ミッション参加の頻度は高いが、「アルティメット」にて「本当はミッションやりたくないけどやると子供が喜ぶから」などと本音をこぼしており、公式のトークでも「放送翌日に子供の学校で話題となり、それがまた伝わってお母さん方に伝わる」と、子供周りでの影響力を気にしている模様。また、逃走中視聴者にも話を聞いているらしく、「潜伏して生き延びたい」と言った逃走者に対し、「潜伏してる人って小学生からブーイング浴びてますよ」と忠告したりしていた。
逃走率は平均75.92%とそこそこ高いものの、あと少しのところで捕まることが多く、未だ賞金獲得は叶っていない。
ちなみに相方の川田は初参戦となる「沖縄」にて逃走成功を果たし、賞金128万円を獲得しているが、以降は成績、活躍共にパッとしない回が多くなり、「アルティメット」では自身が逃走成功経験者であるにもかかわらず逃走成功経験のないゴリのみが呼ばれるという事態が起こった。
狩野英孝
参加回数8回。初参戦は「王国の走り人」。総逃走時間9時間17分0秒。ゲーム時間120分ほどの長期戦に多く出ているためか実逃走時間は長いものの、ゲーム中盤程度に確保されることが多いため平均逃走率は59.49%と常連参加者としては低め。2015年の「大江戸ヒーローズ」編以来長いこと出場していなかったが、2021年の「ルフィと黄金の秘宝」編で6年ぶりに参戦。ブランクがあったものの最後の1人まで残り、自身最高記録79分38秒/80分(99.54%)を残した。最長逃走時間は「奥様はかぐや姫」の122分37秒/130分(94.32%)。
自称イケメンらしく、ややナルシスト、若しくは熱苦しい言動も多いが、ゲームに対しては常に真っ直ぐ(悪く言うと「バカ」)である。己の利益不利益問わず積極的に行動することが多いが、彼の場合はそのキャラクター性故か、逃走中においてはむしろ事態を余計にかき回してしまう存在となることも少なくない。大抵の場合はそこに笑いが伴うのがまた彼らしいといえば彼らしいのだが。
戦闘中では「小細工なしのガチンコ勝負」を好む傾向にあり、あの「野獣」ボブ・サップを正面から撃破するというジャイアントキリングを達成している。また、他の逃走者と写真を撮影するミッションでは忍持ち2人に挟まれて不利な状況の中、上手く言いくるめて一緒に撮影して難を逃れ、さらにその足で撮影を断られ必死に逃げてきた演技で他の逃走者に近づき、そのまま撃破するなど、策を弄して戦うこともある。
その他にもフジテレビで放送された人狼ゲームにて策略を張り巡らして勝利をするなど、「ポンコツの皮を被った勝負師」として他のゲーム番組でも活躍している。一部では絶好調な時の狩野の事を人狼番組で言った言葉にちなみ「ハイクオリティ(状態)」を呼ぶ人も。
日本映画学校出身の元俳優志望ということもあってか、かつては「信長と忍者の里」での佐助、「卑弥呼伝説」での卑弥呼方従者などのドラマキャスト(ゲーム運営側)として登場することも多く、「激動明治の大事変」では新聞記者として主人公を張った。ゲームに多く参戦するようになってからは運営側としての出演はない。
藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
参加回数9回。うちジャンプ!レギュラーとして5回参戦。
ゲーム内でも元気に若い女性逃走者から大物まで鼓舞するチャラ男っぷりを発揮しているが、まだまだ豊富な体力と明大卒の知性で攻略を狙う逃走者。4年ぶり6回目の逃走中(沈黙の巨大迷宮)で賞金108万円を獲得。総逃走時間は9時間4分59秒。
その逃走スキルは高く、封鎖エリア脱出ミッションでパートナーからの連絡を受け早々脱出したことに対し、苦労して脱出した逃走中フリークの的場浩司に「やっぱりすごい」と言わしめている。一方で頭脳を駆使したプレーも多く、上手く使えば「参謀」として、悪用すれば「狡猾なキレ者」としての役回りも多い。特に個人戦よりも複数人で協力するチーム・団体戦の方が力が 強いという特徴もある。事実、後述する4回の賞金獲得経験の全てが「2人以上で協力するタイプ」のゲームである。
この頭脳プレーはあまりインテリっぽさを出していなかったジャンプ!時代からも散見されており、賞金アップと引き換えのハンター放出により次の回では相方を含むほぼ全員から裏切り者と疑われたり、密告中では相手の番号を知ってもすぐには潰さず、手駒として利用し、裏切られそうになったら即切り捨てるというなかなかの上級プレーも披露している。
9回中逃走率50%以下はわずか1回、70%以上7回、80%以上6回、90%以上3回という常に高い成績を残しており、逃走率も平均78.55%とかなり高め。
これまでの勝利経験:密告中勝利(35万800円、2人割で17万5400円)、護衛中勝利(100万円、5人割で20万円)、逃走1回成功(108万円)、逃走中チーム戦勝利(200万円、10人割で20万円)
はるな愛
ニューハーフタレント。初参戦は「浅草」。参戦数8回で総逃走時間は8時間15分7秒。平均逃走率は66.7%と常連らしい成績。最高は「卑弥呼伝説」の80分21秒/90分(89.28%)、最長逃走時間は「誘惑の扉」の99分15秒/120分(82.71%)。
ミッション姿勢・賞金姿勢に関しては基本的に「中立」ともいえるプレイヤー。ミッションも難易度によって参加・不参加を決めるほか、「卑弥呼伝説」ではハンター3体投入という状況から自首を選択するなど、柔軟なプレイングをしている。
一方、カッコイイ逃走者や「イケメン」なハンター・忍にはアピールを忘れないのはやっぱり上位陣と同じ。時に度が行き過ぎて「セクハラ」になってしまうことも。また、逃走時や確保時には「大西賢示」が出てしまうのも恒例。他にもミッションに集中しすぎてハンターに気づかなかったり、忍への指示が雑だったりと、大雑把な面が裏目に出ることも。
賞金獲得経験:「卑弥呼伝説」にて自首(96万4200円)
井上裕介(NON STYLE)
お笑いコンビ「NONSTYLE」のツッコミ担当。初参戦は濱口優(よゐこ)と同じく2011年4月の「ハンター誕生」と遅めで、参戦数もこれまで5回参戦と他の常連逃走者と比べるとまだ少ないが、毎回いい成績をたたき出し、総逃走時間8時間0分59秒、逃走率も平均81.52%とかなり優秀な成績を誇る。最高記録は「沈黙の巨大迷宮2」の88分46秒/90分(98.63%)、最長逃走時間は「エピソード1」の124分18秒/130分(95.62%)。
基本的には「賞金がたくさんほしい」という金銭欲よりは「女性逃走者と一緒になりたい」という色欲が先行してしまっており、手当たり次第にキレイな女性逃走者に近づいてはたとえ既婚者であろうが「僕が守るから」「僕はイケメン三銃士の1人」「ヒーローが君を迎えに行くよ」などと鳥肌が立つような言葉でコンビを組もうと持ちかけている。また、イケメン逃走者に対して異様なライバル意識があり、「新桃太郎伝説」では三浦翔平と木村了の2人と共に「イケメン三銃士」という称号を他2人の承諾を得ないまま勝手に名乗り、あたかも自分が芸人枠ではなくイケメン枠であるかのような発言を残している。「アルティメット」では名前が同じ「ゆうすけ」である上地雄輔に対して「どちらが本物のイケメン「ゆうすけ」か今回決めましょう」と勝負を持ちかけていた(結果は井上の敗北)。しかし、あまり気づいてもらえないがどんな女性にも平等に接し(接し方はともかく)、たとえ裏切られても後でちゃんと協力してあげるなど意外にまっすぐで真面目な性格だったりもする。
その一方で「女性好きキャラ」と「ゲーム性」を両立したプレーも見せ、第0回戦闘中では敵である女性プレイヤーに電話をし、「先ほどは嘘をついたからお詫びにボールを上げます」と言ってボールを設置し、来た所を襲撃する作戦なども披露した(結果は失敗)。また、この回では「ビッグバトルボール」を獲得し中盤~終盤にかけて大いに暴れまわる活躍を見せた。
最近の有力プレイヤー
2016年以降制作スタッフが変わったことで番組全体がリニューアルされ、過去のベテランや実力者がほとんど出場しなくなり、初参戦のプレイヤーの割合が大きくなった。さらにYouTuberやジャニーズ、一般公募、中学生以下のキッズなども参戦し、逃走者のジャンルはさらに増加した。ここでは、経験者枠が減った直近の逃走中の中で複数回参戦し特筆すべき事項がある逃走者を挙げる。
岡田結実
番組リニューアル初回の2016年「どうぶつ島を攻略せよ」編から参戦。初参戦時16歳という若さでありながら子役としての経験値や後述の理由などからかとても堂々としており、ゲームを楽しみつつミッションにも積極的に挑む天真爛漫なプレイスタイルで初参戦にして逃走成功。さらに最年少逃走成功の記録を樹立し、キッズが多く参戦するようになった現在もこの記録は破られていない。
ちなみに父は過去2度逃走中に出演した経験があるお笑い芸人の岡田圭右である。そのため親子で参戦経験を持つ初めての事例に。(岡田圭右も1stSTAGEだけではあるものの池袋編で逃走成功を果たしたため唯一の逃走成功経験親子でもある。)
小宮浩信
史上初のアニメコラボとなった2017年「海賊ルフィと恐怖のハンター」編で初参戦。逃走中のDVDを全部見たと豪語する逃走中ファンであったが初参戦の「海賊ルフィと恐怖のハンター」ではハンターのスタート地点が知らされていないなか運が悪くハンターの近くに来てしまいゲーム開始早々ハンターに追われ、ファンとしてのコツやテクニックを披露する間もなく即確保。ゲーム開始40秒で確保という記録はオープニングゲームが無い回での最速確保記録。
2018年「中華街大決戦編」ではリベンジを目指したが今回は本戦前にオープニングゲームが用意されており、そこで早速ハンターに遭遇。そのまま確保され二回連続一番手確保という史上初の記録を打ち立てたうえ、オープニングゲームには賞金が発生しないため正式なゲーム参戦時間0秒というとんでもない記録も立ててしまった(まあお台場編の予選とかも賞金無かったけど)
出演回数はたった2回でありながら、過去類を見ない低成績を残した。
HIKAKIN
今やだれもが知っていると言っても過言ではない日本が誇る超人気YouTuber。2018年「横浜中華街大決戦」編に史上初のYouTuber逃走者として初参戦した。彼以降ほぼ毎回YouTuberが参戦するようになったが知名度と好感度の高さからか彼が参戦することが多い。それどころか初参戦の2018年以降放送された12回中6回参戦という頻度の高さ。最近の視聴者にとってはベテランと言ったら田中さんらよりも彼を思い浮かべる人も多いだろう。
6回という参戦回数の高さにしては平均逃走率60%未満。一番手確保の経験もあるなどあまり成績は良くない。そのことについては自身のYouTubeの動画内で触れていて本人も気にしている模様だったが、6回目の参戦となった2022年「美女とハンターと野獣」編にて悲願の逃走成功を達成した。
ちなみに彼の兄であるSEIKINは2021年「新ゲームを攻略せよ」編で初参戦したが平均逃走率は弟のHIKAKINを下回る5割未満である。
伊沢拓司
開成中学から開成高校そして東京大学進学という超がつくほどのインテリ逃走者。開成高校時代に高校生クイズ(NTV)優勝。東大進学後は東大王(TBS)で活躍するなどメディアを活用したクイズの出演や企画をして活躍している。
初参戦は2020年「真夏のハンターランド」で同回ではフワちゃんから「豆知識を喋ってる間に捕まる」とインテリ特有の弱点を指摘されており、実際ゲーム中幾度となく豆知識を披露していた。ミッションには積極的に挑みつつもゲーム製作者の心理を考察するなど冷静に判断するプレイスタイルであったが、深く考えすぎて危機に陥ることもしばしば。
逃走成功は無いものの冷静な判断から参戦した3回ともゲーム後半まで残っており、平均逃走率は9割弱の好成績。
ジャンプ!メンバー
逃走中のレギュラー放送版『ジャンプ!○○中』のMC兼レギュラープレイヤー。番組内では5回行われ、うちオリラジはその後のゲームにも参戦している(藤森は4回、中田は3回)また、徳井もクロノス以前の単発に1回参戦している。
徳井義実(チュートリアル)
クロノス放送直前の単発時代から参戦。その時は終盤まで生き残る。成績的にはかなり良く、平均逃走率は67.62%と上々。しかし、ミッション参加率は低く、他のプレイヤーを使ったり、高級ソファーのために裏切り者(他の逃走者をハンターに通報することでボーナス賞金がもらえる)になるなど思った以上に逃走中モラルは低い。
福田充徳(チュートリアル)
初戦のお台場編以外は初期の方で捕まることが多く、牢獄の盛り上げ役になることも多かった。平均逃走率もジャンプ!メンバー中唯一5割を切っている(49.7%)。
中田敦彦(オリエンタルラジオ)
慶応卒のインテリ逃走者(放送当時はブレイクしたてだったのでそれほどインテリさは出していなかったが)。参戦数は相方・藤森より1回少ない8回。総逃走時間は5時間33分36秒(17位)。逃走センスはなかなかよく、ジャンプ!で開催された5回中3回で後半戦に進んでいる。レギュラー版後半ではヒールっぷりを見せ、第4回にて賞金欲しさにハンターを解放し、さらに他のプレイヤーには嘘を教えるなどの蛮行を藤森共々行った結果、次の回では2人とも裏切り者候補と目されてしまう羽目に。
インテリらしく効率的だったり、狡猾な作戦も考えるが、「策士策に溺れる」の如く成功した例は少な目。しかし、チーム戦ではその「効率重視」の姿勢が功を奏すことも多く、逃走中チーム戦では中田が確保後も藤森が指揮を執り、結果的に自チームを勝利へと導いた。
なんだかんだ言ってもオリラジの2人はお互いのことを信頼しており、相方がやられてもその分まで奮闘するという相乗効果もあってか、下記の3回の賞金獲得時は全て「相方の藤森と同チーム」の時である。
これまでの勝利経験:密告中勝利(35万800円、2人割で17万5400円)、護衛中勝利(100万円、5人割で20万円)、逃走中チーム戦勝利(200万円、10人割で20万円)
山本裕典
ジャンプ!メンバー唯一の俳優。仮面ライダーサソード。
メンバー中一番若いことから体力もあり、甘いマスクで女性陣を虜にしまくり。そして頼まれると断れない優しい性格。
史上2人目となるクロノスゲーム2回制覇の上、全逃走者中唯一1人しか成し遂げていない「2回逃走成功」を果たしている。
これまでの勝利経験:逃走2回成功(99万円+72万円)
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