通常モンスターとは、遊戯王OCGにおけるカードの分類の一つである。
遊戯王OCGに存在するモンスターのうち、特別な効果や召喚条件が存在しないモンスターの総称を示す。
カードの枠の色が黄白色で、カードテキストには効果の代わりに「フレーバー・テキスト」と呼ばれるモンスターの特徴や生態を記した文章が書かれているのが特徴。
効果を持たない代わりに攻撃力・守備力は効果モンスターよりも高めに設定されていることが多い。
現在では強力な効果モンスターが増加し続けているため、通常モンスターがデッキに採用される機会は減っている。
しかし、通常モンスターだけをサポートするカードにも強力なものが増えており、それらの恩恵を受けられるのは大きなメリット。
また、一口に効果モンスターといっても「ダーク・エルフ」のようにデメリット効果しか存在しなかったり、「レアメタル・ドラゴン」のように召喚制限がついているモンスターも存在しているため、必ずしも通常モンスターが効果モンスターに劣るわけではない。
その他、「真紅眼の闇竜」のように特定の通常モンスターの存在が召喚条件になっているものもある。
なお、カードとしての通常モンスターの他、デュアルのように特殊な条件下で通常モンスター扱いになるものも存在する(詳細は後述)。また、モンスタートークンは効果を持つものでも通常モンスターとして扱われる。
また、通常モンスターのチューナーやペンデュラムモンスターも存在する。前者は「“チューナー”であること」は効果としては扱われないためシンクロ素材には問題なく使用でき、後者は「モンスター効果」は持たないが「ペンデュラム効果」は持つという性質である。
その他、融合・儀式・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターにも「効果を持たないモンスター」は存在するが、これらは「通常モンスター」としては扱われないため、運用の際には注意がいる。
一部のモンスターには効果モンスターでありながら、ある条件下では通常モンスターとして扱われる効果を持つものがある。
「デュアル」に分類されるモンスターはフィールドと墓地に存在する場合は通常モンスターとして扱われ、フィールド上に通常モンスターとして存在している状態のときに「再度召喚」を行うことで効果モンスターとなる。
墓地に存在する場合は「思い出のブランコ」や「闇の量産工場」といった墓地の通常モンスターを対象にするカードの恩恵を受けられ、フィールド上でも通常モンスター扱いのときは「ジャスティブレイク」の発動条件を満たすことが可能になる。
逆に手札やデッキに存在する場合は効果モンスター扱いなので「レスキューラビット」や「古のルール」等の恩恵は受けられない。
「聖騎士」と名の付くモンスターの中にはフィールド上では通常モンスター扱いになるものが存在する。
該当するモンスターは「聖騎士ガラハド」「聖騎士ボールス」「聖騎士モルドレッド」の3種類。これらのモンスターは「聖剣」という装備魔法を装備させることで効果モンスターとなる。
デュアルとは違い、墓地では通常モンスター扱いにはならないことに注意。
「始祖神鳥シムルグ」は手札の中では通常モンスターとして扱う効果を持つ。
「古のルール」や「ウィンドフレーム」等の恩恵は受けられるが、手札の通常モンスターを参照するカードは少ないため、戦略的な意味は薄い。
罠としての側面とモンスターとしての側面を併せ持つカードで、そのうち開祖である「アポピスの化神」や、罠主体カテゴリーの「バージェストマ」などが通常モンスターとして扱われる。「レスキューラビット」の恩恵は受けられないが、一部のカードは「宮廷のしきたり」などで耐性を得ることが可能。
主にシリーズ初期の漫画・アニメで活躍したメインキャラの使用するモンスターは多くが通常モンスターである。
特に有名なモンスターを挙げると以下のモンスターが該当する。
これらのモンスターは後述する通常モンスターサポートとは別に専用のサポートカードを持つものが多い。
また、「おジャマ」や「ジェムナイト」、「イグナイト」のように通常モンスターがメインとなるカテゴリーも存在する。
その他、「戦士ダイ・グレファー」や「ガガギゴ」のようにOCGの世界観を盛り立ててくれるモンスターや、「ワイト」「もけもけ」といった一部にカルト的な人気がある通常モンスターも有名どころだろう。
その他のモンスターは「遊戯王OCGカードリスト」の記事を参照していただきたい。
かつての通常モンスターの強さを支えたドローエンジン。ドローフェイズに通常モンスターを引くと追加でドローができる。
この効果は1度きりではなく、通常モンスターを引かなくなるまで何枚でもドローし続けることができる。ドロー!(通常)モンスターカード!! このカードの名を冠したデッキ【凡骨ビート】は通常モンスターデッキの代名詞的な存在でもあった。
永続魔法であり、また効果が適用されるのは発動したターンの次の自分のドローフェイズからなので、それまでこのカードを守らなければならないのが最大の欠点。現在では魔法・罠カードの除去が容易となっており、効果を得る前に破壊されてしまうことが多いため、このカードを見かける機会は非常に少なくなっている。
また、効果を活かすにはデッキの大半を通常モンスターにしなければならず、運に左右されやすい点もデメリット。
レベル3以下限定だが、最大4体もの通常モンスターを一度に特殊召喚できるカード。
そのままでは弱小モンスターが並ぶだけに留まるが、シンクロ召喚やエクシーズ召喚に繋ぐことで戦力アップを図ることができる。
また、「大革命」の発動条件を満たすモンスターが全てレベル3以下の通常モンスターなので、このカードで並べてから「大革命」に繋ぐといった使い方もできる。
「凡骨の意地」と同様にデッキの大半を条件に合うモンスターで固める必要があり、博打要素も大きい点が悩みどころ。
通常モンスターであればどんなモンスターでも墓地から2枚回収できる。
「始祖竜ワイアーム」の融合素材を確保したり、上級モンスターならば「古のルール」で特殊召喚することもできる。
また、エクゾディアのパーツを揃えるのにも大いに役立つカード。
通常モンスターを墓地から蘇生させるカード。遊戯王GXの登場人物・天上院吹雪の思い出のカードでもある。
エンドフェイズに墓地に送られてしまうため、その前に決着をつけたり、あるいはシンクロ素材やエクシーズ素材にすることで帳消しにする等の工夫がいるが、「青眼の白龍」のような強力なモンスターでも蘇生させて即攻撃させられる点は高評価。
上級通常モンスターをサーチするカード。手札に「古のルール」があればそのまま特殊召喚に繋げられる。
近年では「クリフォート・ツール」「クリフォート・アセンブラ」等のサーチ手段として重宝された。
下級通常モンスターを2体デッキから特殊召喚する効果モンスター。
特殊召喚するモンスターは必ず同名モンスター2体でなければならないという制約はあるが、これは「同じレベルのモンスターを2体並べられる」ということでもあり、同時期に現れたエクシーズ召喚のシステムにより大活躍したカード。
このカードの登場によりこれまで以上に「通常モンスターであること」がメリットとして認識されるようになり、通常モンスターの採用率が飛躍的に高まった。
通常モンスターを融合素材とする融合モンスター。条件として、融合召喚でなければ召喚できず、フィールド上に1体しか存在できない制約がある。
どんな通常モンスターでも融合召喚できる状況であればこいつを融合召喚でき、その上効果モンスターへの障害となる。攻撃力も2体融合のモンスターとしては十分なため、相手次第ではこのカードだけで詰む場合もあり得る。
「超融合」を使えば相手の「レスキューラビット」によって呼び出された通常モンスターを奪って出すことも可能。(もちろん、このカードがエクストラデッキにあればの話だが)。
また、トークンも融合素材にできるため、「スケープ・ゴート」や「ダンディライオン」からこのカードに繋ぐのもいいだろう。
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最終更新:2025/04/28(月) 16:00
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