連ちゃんパパ 単語


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レンチャンパパ

4.1千文字の記事

連ちゃんパパとは、ありま猛の漫画作品である。

概要

1994年春頃から1997年秋頃にかけて、パチンコ漫画雑誌『パチプロ7』(綜合図書)にて連載されていた。全43話。紙の単行本は発行されていないが、秋水社より電子書籍化されており、Kindle、マンガ図書館Zなどで読むことができる。
また2020年9月12日には単行本第1巻と第2巻が発売。10月12日には第3巻と第4巻が発売された。

あらすじは

パチンコ狂いの妻が突然の家出!!残された息子と二人、妻を探して日本中を巡る放浪記。300万の借金に残高のない預金。強面の借金取りに追い立てられながら、わずかな手がかりを元に妻を探して日本中を旅回り。少ない軍資金で日本中を旅するには…パチンコしかない!!妻に付き添い門前の小僧となっていた息子のナビで、パチンコしながら旅費を稼いで手がかり探して行脚の道のり。追いかけて来た借金取りから逃げながらも父子二人の旅は続く!!

(Kindleの紹介文より)

とのことだが、およそ登場人物が(オブラートに包んで言っても)ダメ人間揃いである。『闇金ウシジマくん』に匹敵する、あるいは「制裁が無いままどんどん話が続いていく」という理由でそれ以上の胸糞漫画と一部では呼ばれている。

一方、その内容に反して作者の経歴が赤塚不二夫系統(=赤塚の孫弟子。師匠はあだち勉=あだち充の兄)ということもあって画風は新聞の4コマ漫画のようなほのぼのとしたものであり、非常に読みやすい。流血シーンはほとんどなく、殴られてもたんこぶで済み、車に轢かれても包帯を巻いて病室にいる程度の描写である。

また、登場人物や話の展開に対する不快感・苦痛・怒り・恐怖の感想は多いが、漫画の質そのものに対する批判は少ない。ストーリーや演出が読者の背筋を凍らせつつ、その後の展開に興味を持たせるような作りになっており、漫画としての完成度は高い。そのため、一部からは「面白い」という評価もされており、思わず読み進めてしまう要因の1つになっている。あまりにもすいすいと読めるため、「飲みやすい猛毒」のような漫画になっているという声もある。

なお、タイトルの「連ちゃん」は元は麻雀用語の「連荘(レンチャン)」(1人が連続して親を担当すること)から来ており、そこから転じてパチンコで当たり等を連続して出すことを指す言葉で、「連ちゃん」という登場人物がいるわけではない。

主な登場人物

日之本進
この漫画の主役。高校教師として働いている。ある日妻の雅子が失踪し、家にヤクザが訪ねてきたことで、妻が300万円の借金をしていたことを知る。その後、息子の浩司の提案で妻を探し回ることになる。
雅子
進の妻。パチンコ中毒であり、300万円の借金を抱えて失踪した。
浩司
進・雅子の息子。両親のことが好き。妻を探す途中で置き引きに遭い所持金が5000円しか残っていない進に、パチンコで稼ぐことを子供なりに提案する。
借金取りのヤクザの男
口ひげを生やしたハゲ頭の大男。恫喝・暴力などの犯罪行為で借金を回収している悪人として描写されている。ときには仕事として殺人を実行しようとすることもある。だが、浩司のことを過去の自分と重ねており、浩司を気にかけて行動することも多いため、善人に見えることもある。また、債務者が真面目に働いて返す意思があると判断したときには、別の職業を斡旋するなどして借金を返すよう促すこともある。
悪人ではあるが、このように彼なりの倫理観は持ち合わせており、一貫して登場するキャラクターの中では唯一作中の良心扱いされている。むしろ、周りの人間がこの借金取り以上に倫理観というものが無く、相対的に借金取りが善人に見えるという声が読者からは多い。

以下4話~11話のネタバレ(下にスクロール/スワイプ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日之本進
3話から徐々にパチンコにハマり始め、4話ラストで妻が間男と蒸発したことで、完全にパチンコ中毒になってしまった。しまいには「パチプロ」を自称し、そのために借金取りの仕事をヤクザから負ってまで金を手に入れるようになる。巧みな演技と卑劣な手段で金を巻き上げ、「アハ!」「エヘ!」と笑みを浮かべ、パチンコにその金をつぎ込んでいく。
しかし、徐々に立ち直るチャンスも描かれるようになるが、果たして…?
雅子
進の説得により「帰る」と言ったにもかかわらず間男と蒸発した。その後11話で「もっといい男と知り合った」と言い、借金を返済しに進とヤクザの元へ戻ってくる。その際、進に300万を支払って浩司を引き取る。しかし、相手の男が実はネズミ講の会社の社長であり、男は有り金を全て持って逃亡してしまった。その結果会社の責任を押し付けられてしまい、彼女も浩司を置いて逃げて行ってしまう。その後も何度か進と浩司の前に姿を見せるが…

台詞集

以下最終話までの要素あり(下にスクロール/スワイプ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然の流行

本作品は単行本化もされていないようなマイナー漫画であったが、2020年5月11日頃から突然インターネット上で話題となりはじめた。

その源流を探ると、どうやらこの頃にインターネット掲示板「ふたば☆ちゃんねる」で流行となったらしい。同掲示板はログが短時間で消えるため直接過去ログなどで確認することは難しいが、この流行の早期にTwitter上で本作について話題にした人々の中に「imgの連中」「ふたばで」「某生まれたての掲示板で」などと言及している人々が居たことが日時を限定したTwitterの検索exitによって見て取れるため。またGoogleで日付を指定して検索を行うexitと、この日を境にふたば☆ちゃんねるのスレッド数が急増しているのも確認できるため。

そしてTwitter上では「ふたば☆ちゃんねる」とは関係が無い層にまで拡散して行き、2020年5月12日20時頃にはTwitterトレンドワード入りまでしてしまった。

それに伴い、マンガ図書館Zではこの作品の閲覧数が急激に増加したのだが……。

急激すぎてサーバーダウンしてしまったため、急遽サーバー増強作業が行われた。

このブームを受けて、同年5月19日にはJ-CASTより作者のありま進氏にインタビューが行われ、氏により以下のようなコメントがなされた。

「突然のネット騒動に捲き込まれて困惑してます、何処か他人事の様な...... でも私なんですね。私は、人間ストレス溜めない為には適度なアルコール、ギャンブル、セックスは必要だと思ってます。
『連ちやんパパ』は ギャンブル依存症として論評されていますが、この作品はたまたまパチンコをとうして表現させて頂いた訳で、他のアルコール依存症、セックス依存症、これ等にドハマリすると結果は一緒だと。人は誰しもこの3つの内の1の依存症にハマる可能性があると思ってます。
この作品は取り扱い注意啓発本として見て頂ければ幸いだと思ってます。」(原文ママ)[1]

(J-CASTの記事exitより引用)

6月14日にはねとらぼからインタビュー記事exitが出ている。進のモデルの1人が自身の師匠であるあだち勉であることや、絵柄とのギャップは計算してやっていたことが述べられた。この記事で言及された通り、9月には単行本化された。

2020年12月から再び2月末までマンガ図書館Zで無料公開されている。

関連動画

紹介動画

関連静画

関連リンク

関連項目

脚注

  1. *「連ちゃんパパ」作者、ブームへの困惑と作品に託した思い 「取り扱い注意啓発本として...」: J-CAST ニュース【全文表示】exit
  2. *クズ人間の多数登場する漫画繋がり。ただ、破滅や因果応報がある分だけ、ウシジマくんの方がマシともいわれている。
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