里村茜とは、Tacticsの「ONE~輝く季節へ~」のヒロインの一人である。
CVは中川亜紀子(PS版)/山崎和佳奈(ドラマCD)/吉田小百合(OVA)/みる(PCフルボイス版)/立花日菜(リファイン版)。
人を寄せ付けない雰囲気を持ち、いつも一人で昼食をとっている。主人公のアプローチに対しても、「…嫌です」と答えるのが常。
ただし、幼馴染の柚木詩子にだけは心を開いており、主人公に対しても少しずつ(本当に少し、たった1ドットしか変化しない時さえある)打ち解けていく。彼女が見せる微かな変化とその描写が見事にあいまって、いたる絵の真骨頂とも言える表情描写を見ることが出来る。
雨の日は、誰も居ない野原でピンクの傘を差しながら、誰かを待っている。その「誰か」の事を理解した時、主人公は己の置かれた状況と、自身に起きる「ある事象」を知る。
料理の腕は巧い部類に入るが、極度の甘党で山葉堂の「練乳ワッフル」をこよなく愛する一面もある。浩平の勧めた謎のジュース(致死量?)を平然と飲み干したり、何本もの缶ビールを飲み干しても全く酔ったそぶりを見せない事から、強靭な肝臓を持っているのかもしれない。また、50万円もする「変な人形」(ファンには”主”と呼ばれる)を欲しがっている。
本作の根幹を成す秘密を知っているが、それゆえに他人に対し心を開けない。彼女が主人公に対し問いかける言葉「あなたにとって、この世界は~」は自分自身に向けられた言葉でもある。そのため、主人公が「誰か」と同じ運命を進んでいることを知った時、彼女は「あなたの事、忘れます~~」と告げるしかなかった。
クライマックスにおける彼女の"独り言"と、持ち主を喪った目覚まし時計が落ちるシーンは、この作品の名シーンの一つに数えられる。
館山緑による小説版と、それをベースにしたドラマCD版では、本編で具体的には語られなかった彼女の過去が補完されているが、公式設定ではなく小説版の独自設定なのでファンの間では賛否両論である。
またOVA版製作当時、アニメ監督が何を思ったのか重要アイテムであるピンクの傘を「水色の方が好きだ」っという理由で、勝手に色を変更してしまい原作側を怒らせてしまった過去がある。まだ製作初期だった為、水色の傘のイラストは1点しか世に送り出されることはなかった。その後はちゃんと色はピンクに戻っている。
ちなみにキャラの個別BGMは「虹を見た小径」だが、作中屈指の名曲である「雨」のイメージの方が圧倒的に強い。
EFZでは髪の毛を使って戦うという謎の戦法に打って出た。また、詩子をストライカーとして使用する。
ダッシュやジャンプが速いため空中からの攻撃を得意とし、特に起き攻めが強力であるが
立ち回りに多量のゲージを使うため火力不足に悩まされがちである。また、切り返しがやや弱い。
ファイナルメモリーの「嫌獄殺」は瞬獄殺のパロディで、これでKOすると「嫌」の文字が出る。そんなに嫌か。
MUGENでは原作再現版があり、いくつかの大会で登場している。
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最終更新:2024/10/08(火) 00:00
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