金子信雄の楽しい夕食とは (カネコノブオノタノシイユウショクとは) [単語記事]

ちじゅる～！ちじゅる～！by金子信雄

金子信雄の楽しい夕食とは、1987年 4月から1995年 3月まで朝日放送製作・テレビ朝日系列で放送をしていた平日昼の帯の料理番組である。

概要

俳優・金子信雄は、料理研究家として料理の本も出す程の腕前として知られ、家庭で簡単に出来る料理とアシスタントとの掛け合いが人気を博した。また番組最後の試食のシーンには金子が酒を飲むのがお約束であった。

アシスタントは3回変わり、初代が番組開始から1992年までは女優・東ちづる、1992年から1993年までが女優・大桃美代子、1993年から最終回までがフリーアナウンサー・成田万寿美が担当をした。特に初代の東ちづるは金子自身もお気に入りであった。東、大桃はこの番組がきっかけで女優としての地位を確立している。

番組収録は1回で1週間分を行っていた。番組最後の試食時に金子が飲酒をするため、月曜日放送分ではシラフなのに、金曜日放送分になるとグデングデンに泥酔なって行くのが番組の裏名物となっていた。このため、大学生を中心に「カルト的な人気」を博していた。

主題歌はチェリッシュが担当。その親しみやすいテーマ曲「COOK・クッキング」は広く知られている。

元々1995年 3月で終了をすることを決定していたのだが、同年1月に金子が急逝。このため、3月の放送終了まではプロの料理人を招きアシスタントの成田万寿美と共に金子のレシピを元に料理を作るという形でしのいだ。
最終回直前には歴代アシスタントが生前の金子を偲んで集まり、「思い出の一品」を作る回が放送され、最終回では金子の長男が番組に登場し、金子信雄夫人の女優・丹阿弥谷津子の代理として視聴者に感謝を言葉を述べた。