釣瓶落とし 単語

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釣瓶落としとは、

  1. 妖怪の一種。本項で説明。類似の妖怪「釣瓶火」についても記述する。
  2. 慣用句の一つ。

である。

概要

釣瓶落とし近畿地方、特に京都周辺に出現するという妖怪東海四国九州東北の各地方でもみられる(なお「釣瓶落とし」の名称が見られるのは近畿東海のみ)。「釣瓶おろし」ともいう。

大木などに潜み、人が下を通りかかると勢いよく落ちてきて、人を驚かせたり喰ってしまったりする。一度落ちてきた後は何度も上下して、人を釣り上げることもある。

京都曾我字法現在亀岡市曾我部町法)に現れた釣瓶落としは、カヤの木の上から突然落ちてきてゲラゲラ笑い出し、「なべ済んだか、釣瓶下ろそか、ぎいぎい」と喋り、行く人を取って喰うこともあったという。

生首の姿のもの、そのまま釣瓶の形をしたもの、のような形のものなどがある。この釣瓶が落ちてくるパターンは「釣瓶落とし」の名が実際に見られる近畿東海地方のみで見られ、そのほかの地方では火の玉や焼けたなどが落ちてくるものが見られる。

釣瓶火

大木の枝からぶらさがるい火の玉の妖怪で、年経て気が満ちた大木の精。江戸時代怪談本『今昔物語評判』に書かれた「西のの釣瓶おろし」が鳥山『画図百鬼夜行』に「釣瓶火」として紹介されたものとされる。

このことから「釣瓶落とし」とは別の妖怪として紹介されることが多いが、前述の通り全に伝わる「釣瓶落とし」の中には火の玉の形態をとるものもあり、元は同じものであった可性がある。

創作作品における釣瓶落とし

慣用句としての「釣瓶落とし」

井戸に釣瓶を落とすと急速に落ちていくことから、に日があっという間に暮れることを「の日は釣瓶落とし」という。また、近年では価や勝率などが急速に下落していくさまを「釣瓶落とし」と表現することもある。

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最終更新:2024/04/18(木) 22:00

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