鉄甲機ミカヅキとは、2000年から2001年にかけて放送された、メディアファクトリー制作の特撮番組である。
主人公の少年・岩動風雄が、言霊によって動く巨像『ミカヅキ』を操り、人間の想念から生まれた怪物『イドム』と戦う物語。
監督に雨宮慶太を起用したことをはじめ、日本特撮界トップクラスのスタッフが集まり、テレビ作品としては異例の10億円という破格の大予算をかけて製作された。
また、元々は劇場用作品として製作されていたのだが、2時間前後の枠に収めるのが不可能となり、急遽テレビ版へと変更された経緯を持つ。放映は2000年10月~2001年3月だが、1ヶ月に1話、それぞれ50分の放送であったため、半年にわたる長期放映でありながら全6回という変則的な構成でもある。
現在、メディアファクトリーよりDVD-BOXが発売中。
また、ゲームソフトも製作されているのだが、こちらは一般発売はされておらず、サウンドトラックの初回限定版にのみPS2専用ゲームソフトが付属しているという、これまた他に類を見ない形で展開している。
操縦者は岩動風雄。
人の思念に反応するソムニウムという物質で構成された巨像。
特に複雑な構造や動力機関を持たない、文字通りの『巨像』。なぜ動けるのかは不明である。
意思は持たず、中に乗り込む風雄の、強い意志のこもった言葉=言霊に反応し、彼の意のままに動く。
理由は不明だが彼を操縦者として選び、彼の力となってイドムと戦い続ける。
なお、『鉄甲機』という名称はタイトルのみで、劇中では出てこない。
特別な武装は持たず、徒手空拳のみで戦うが、ソムニウムはイドムの構成物質を反応させて崩壊させる性質を持っているため、通常のパンチやキックで対処可能。
パワーが非常に強く、パンチ一発でビルを粉砕したり敵の体を貫通させたりできるほか、数万トンはあるはずのイドムを軽々と投げ飛ばしてしまう。
東京湾海底に漂着しており、スイカイドムの出現に際し、風雄を助けるように海底から出現した。
どっしりとした体つきをしている。
パワーで相手を押し切るような戦い方をするが、見た目に反して俊敏さも持ち合わせており、スイカイドムの触手攻撃を素早い跳躍でかわすなどしている。
第3話のフウリンイドムとの戦いにおいて、神官ザメの障害念波を受け、沈黙する。
風雄の強い叫びがザメの念波をはじき返し、沈黙したミカヅキ零をより強い想念で起動させたことで誕生。
黒っぽさの強い色から、銀色で明るめの色へと変化した。
体つきもスマートになり、形状も一部変化している。
背中にロケットエンジンのようなものを二基装備し、零とは比べ物にならない機動力を持ち、空を飛べるようになった。
パワーはそのままだが、ずっしりとした動きで敵を押し切っていた零と違い、スピードを活かした戦闘を行うようになった。
ミカヅキと対になる、もう一体の巨像。
姿形や大きさは酷似しているが、こちらの方が細かい装飾がなされている。
第4話において、ミカヅキ凱の前にミカヅキ零の姿で現れ、殻を破るようにしてその中から出現した。
ミカヅキを上回る圧倒的な戦闘力でイドムを殲滅するが、やがて本来の使命を果たすべく動き出す。。
人らしい形は鳴りを潜め、その名の通り獣が無造作に縫い合わされたような歪でグロテスクな形をしている。
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最終更新:2024/04/20(土) 11:00
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