銀色(ぎんいろ)とは、ねこねこソフトから発売されたアダルトゲームである。
2000年8月31日に発売された、ねこねこソフトの第2作。本作が高評価を受けたことでねこねこソフトは知名度を上げ、続く『みずいろ』のヒットに繋がることになる。翌年にはシナリオや一部CVの追加が為された完全版が発売された(以下、『銀色』は「無印」、『銀色 -完全版-』は「完全版」と表記する)。また、2003年発売の『朱 -Aka-』は本作の続編である。
どんな願いも叶えるという「銀糸」をめぐって、それぞれ異なる時代、異なる主人公とヒロインの物語が全5章に渡って描かれる。全編を通して非常にシリアスな展開が続き、ひとつのシナリオを除いて悲劇的な結末に至るため、鬱ゲー、泣きゲーのひとつに数えられることも多い。
無印には文章・音声を英語に切り替えることができる、という異色の機能がついていた。映画をイメージしての機能だったようだが、舞台が主に過去の日本だったため世界観とそぐわない機能になってしまっており、完全版では英語の音声データは削られている。
シナリオでは片岡ともの手がけた第一章、キャラでは第二章に登場するぽんこつ亜種の狭霧の人気が高い。また第三章に登場する佐々井夕奈は、主人公への恋慕と妹の朝奈への嫉妬から狂気に堕ちていく、いわゆるヤンデレヒロインのひとり。だが当時はまだ馴染みのないジャンルだったこともあり注目されることは少なく、ファンの間ではネタキャラ的に扱われていた。なお地味に音楽も評価が高い。
初回版に「ねこ缶」がつくようになったのは本作から。完全版はCD-ROMとDVD-ROM同梱で3600円という脅威の低価格で発売された上、無印を購入したユーザーには、付属のハガキを送ることで完全版が無料配布された。また『朱 -Aka-』は発売時に本作の続編であることを明らかにしていなかったため、本作未プレイのユーザーのために、後にファンクラブ会員への無料配布CDに完全版が丸ごと収録される(ただし容量の都合でCVは収録されていない)など、ねこねこソフトのファンサービスの充実ぶりを見ることができる。
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最終更新:2024/10/13(日) 08:00
最終更新:2024/10/13(日) 07:00
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