クリプトン・フューチャー・メディアのバーチャルシンガー。音声合成ソフトウェア「鏡音リン・レン」の少年の方である。オリジナルCVは下田麻美。
ピアプロキャラクターズの一人で、鏡音リンとは対照的な14歳の男の子。CGM発のイメージアイテムは「バナナ」「ロードローラー」。
キャラクターデザインは、初音ミクと同様にイラストレーターのKEIが担当している。
2007年12月27日に初音ミクに続くVOCALOID2 CVシリーズ第2弾「鏡音リン・レン」として発売され、以降もその様式が続いている。
当初はリン単独で発表されていたが、その後にサプライズとしてレンとの同時収録であることが明かされ、多くのユーザーを驚かせた。
「初音ミクブーム」も真っ只中なこともあって当初から多くのユーザーの注目を集めた。発売当日にニコニコ動画が長期のメンテナンスにより利用できなくなるというアクシデントがあったものの、多くの動画が投稿され、年末年始にかけて大きな盛り上がりを見せた。
発売翌日の12月28日午前8時3分に投稿された【鏡音レン】鏡音レンに鳥の詩を歌ってもらった【ショタロイド】は、12月28日午後10時21分に、投稿からわずか14時間18分で再生数が10万回を突破し、VOCALOID殿堂入りを果たした。これは初音ミクを含めたVOCALOID動画で最速であった。以来、2011年8月1日のFREELY TOMORROWの殿堂入り達成まで3年8カ月にわたって最速記録を保持し続けていた。
特徴としては、先行して発売された初音ミクと比較した場合、鏡音リン・レンはクセが強く扱いが難しいとされている。
初期には、その扱いにくさに困惑するユーザーも多かったが、次第に調整方法が確立されてくるにつれて、独特の声質も相まって、より豊かで多様な歌唱表現ができることがわかった。
声の力強さや、クセの強さを生かした感情豊かな表現ができる歌声は、初音ミクには無い長所である。
初音ミクは各パラメータの調整を行わなくとも、比較的そつなく歌うことができるため、初心者から扱いやすい反面、個性に欠けやすく、感情表現が乏しくなりやすい。それに対し、多様な表現が可能な一方で手間がかかる鏡音リン・レンは中~上級者向けであると言えるだろう。
レンの場合、当初は既存曲のカバーが多かったが、次第に幅広いジャンルのオリジナル曲が発表され、高い評価を得ている。また、ソフトの性質上、鏡音リンとのデュエット曲が数多く発表されている。
キャラクター設定 | |
---|---|
年齢 | 14歳 |
身長 | 156cm |
体重 | 47kg |
イメージカラー | イエロー |
以下は音源設定。
パッケージ | ライブラリ | 得意ジャンル | 得意な曲のテンポ | 得意な音域 |
鏡音リン・レンACT2 | ACT2 | ダンス&ロック系ポップス/歌謡曲-演歌系ポップス | 70~160BPM | D3-C♯5 |
鏡音リン・レンAppend | power | ロック系全般/ポップス/ダンス/演歌 | 65~170BPM | A2-D4 |
cold | ソフトロック/バラード/ポップス/フォーク | 60~160BPM | B2-C4 | |
sirius | ボサノバ/フレンチポップ/アンビエント/エレクトロニカ | 55~155BPM | A2-C4 | |
鏡音リン・レンV4E | ENG | - | 55~155BPM | E2-G♯3 |
鏡音リン・レンV4X | power | - | 50~170BPM | D2-D4 |
cold | - | 50~160BPM | E2-C4 | |
sirius | - | 55~155BPM | F2-C4 |
鏡音レンの歌声は多様な特徴を持っており、それぞれの特徴を活かした、いわゆるガチ曲からネタ曲、キャラ曲まで幅広いコンセプトの曲が投稿されている。
歌声の特徴としては、主に以下のものが挙げられる。まず挙げられるのが、芯のある力強さである。レンの歌声はクセが強く、声質の調整が難しいという面があるものの、力強さという点では他のVOCALOIDに勝るアドバンテージを有している。クセの強さも、活かし方によっては非常に人間らしい歌わせ方をさせることができる。
一方で、透き通るような美しい響きのボーイソプラノもレンの強みで、多くのファンを獲得している。
また「レンの低音」と呼ばれる低音域の、声変わりしたかのような太く男性的に調整された歌声も、落ち着いた独特の雰囲気を持っており、一部で根強い支持を得ている。
ちなみに、レンの歌声は、こもった様な、あるいは鼻が詰まったような響きになることがあり、その歌声を「天使の鼻声」と呼ぶこともある。
レンの場合、女性が声色をつくった歌声をもとにしているため、どうしても音声に不安定な部分が多かった。そこで開発元のクリプトン・フューチャー・メディア社は、CV02鏡音リン・レンの再構築作業を進め、2008年7月18日に鏡音リン・レンACT2を発売した。ACT2ではライブラリ化されている声の音素データの見直しが行われ、音質、音量バランス、パラメーターなどの調整が実施された。これにより、ノイズや声のつなぎ目でみられたうねりが軽減され、ACT1と比較して歌声の安定感が増した。だが一方で、滑舌を優先して音質を劣化させてしまったという評価は根強く、ACT1の発売停止を惜しむ声は多い。
2010年12月27日発売の鏡音リン・レンAppendでは、レンのライブラリとして、ACT1・ACT2の声質をベースとした"power"に加え、「ひんやりとした哀愁を漂わせるやわらかな発音」の"cold"、「儚くも情感に溢れた、淋しくシリアスに響くウィスパーボイス」の"serious"の3つが登載されている。いずれも、滑舌や中低音の安定性などが大きく改善されている。詳細は、鏡音リン・レンAppendの記事を参照。
他VOCALOID関連
その他
掲示板
239 ななしのよっしん
2020/12/24(木) 05:35:37 ID: ZLPji0ldlj
他キャラ、なんなら初期ではがくぽも含めて
家族姉弟とかあらゆる解釈で曲やイラストが描かれてそれらが共存してきたのがボカロだから
まあ自分で取捨選択するしかないと
そもそも小説だって解釈の1つに過ぎないんだし気にしすぎだと思うのよね
240 削除しました
削除しました ID: 3qgUDgVFVX
削除しました
241 ななしのよっしん
2023/04/17(月) 00:18:35 ID: jKk298pMTL
>>238
そういえば初期の頃に乱馬みたいに「リンとレンは同一人物が可逆的な性転換した姿」って設定の動画もあったな。
↓なんかは、リンのMMDのデータを「女装したレン」の役に使っている。
>>sm38546855
急上昇ワード改
最終更新:2023/12/08(金) 09:00
最終更新:2023/12/08(金) 09:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。