長野市オリンピック記念アリーナとは、長野県長野市にある屋内競技場、スケートリンクである。
1998年に開催された長野オリンピック・パラリンピックの競技会場の1つ。敷地面積111,500㎡、建築面積31,300㎡、地上3階、地下1階建ての高さ43mで建設された。収用人数は最大20,000人。面積としては長野県最大級の広さを持つアリーナである。
屋根の外観がM字の波のような形状をしており、そこから「エムウェーブ」という愛称名が付けられている。この屋根は、信州の山並みをイメージしており、つり屋根構造と呼ばれる特殊な建築構造で建造されている。建材には信州産のカラマツの集成材が使用されている。
開催期間中はスピードスケート競技の会場として使用され、あの清水宏保がスピードスケート500mにてオリンピック記録で金メダルを獲得したり、岡崎朋美がスピードスケート500mで銅メダルを獲得した会場となった。また、長野パラリンピックでは開会式・閉会式とアイススレッジ競技の会場として使用された。
オリンピック・パラリンピック後は、長野市などが出資して設立された第三セクター「株式会社エムウェーブ」が主体となってアリーナを運営し、一般向けに営業を開始した。
アリーナは秋季~冬季は400mのダブルトラックのスケートリンクとして営業し、国内の主要大会もたびたび開催されている。それ以外の期間はイベントやコンサート会場として使用される。
ちなみにスケートリンクは国際スケート連盟公認で、日本初の屋内400m標準ダブルトラックである。
2019年11月には「ゆるキャラグランプリ2019inしあわせ信州NAGANO」が開催されることが決定している。[2]
2008年4月に閉館した「長野オリンピック記念館」の展示品を引き継ぐ形で開設された展示コーナー。もともとは「長野オリンピック記念展示コーナー」という名前だったが、2015年9月にオリンピック・ミュージアム・ネットワークへの加盟が承認され、2016年4月に「長野オリンピックミュージアム」に名称変更した。展示品には聖火リレーで使用されたトーチや、蒔絵が特徴的な大会メダル、清水宏保氏が実際に使用したスピードスケートシューズなどがある。
エムウェーブオリジナルグッズを取り扱ったショップ。施設見学エリアに併設されている。オリジナルグッズのほかに、Love SkatingグッズやJOC公式グッズを販売している。
【住所】
〒381-0025 長野県長野市大字北長池195 (⇒Googleマップピンで見る)
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最終更新:2024/04/26(金) 06:00
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