提督、迅鯨型潜水母艦二番艦、長鯨です!
いつも姉がお世話になっています!
はいっ! 潜水艦のお世話はあたしにお任せですよ?
艦隊これくしょんにおける長鯨とは、大日本帝国海軍の迅鯨型潜水母艦2番艦「長鯨」をモチーフとした艦娘である。2021年夏イベント「増援輸送作戦!地中海の戦い」第1作戦海域のドロップ艦として実装された。
| 長鯨(ちょうげい) | |
|---|---|
| 艦種/艦型 | 迅鯨型潜水母艦 2番艦 |
| 艦船図鑑番号 | 435 / 440(改) |
| 造船技官(絵師) | 赤坂ゆず |
| 艤装員長(CV) | 山田美鈴 |
| 実装日 | 2021.8.21 限定海域ドロップ |
長鯨は2021年夏イベント「増援輸送作戦!地中海の戦い」(2021年8月21日作戦開始)第1作戦海域でのドロップ艦として実装された迅鯨型潜水母艦2番艦で、ちょうど1年前の夏イベント「侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦」で実装された「迅鯨」の妹である。迅鯨型潜水母艦は2隻のみであるため、これで専用潜水母艦として史実で建造された艦はすべて揃ったことになる。(有事の際空母に改装するために建造された潜水母艦であった大鯨や高崎(瑞鳳として実装)・剣崎(祥鳳として実装)も既に実装されている)
出で立ちは共通絵師で姉の迅鯨と同じ。ふくよかな胸部装甲やむちむちな太ももも姉譲り。栗色にセミロングの髪を編み込んでいる。担当声優はご新規さんであることは公式発表のとおりだが、声色の印象は夕雲型・風雲っぽく、明るく快活な印象を受ける。Lv47で「改」に改装可能(迅鯨よりも要求Lvが1だけ高い)。
あの姉の印象があまりに強烈なのか、「いつも姉が大変お世話になっています」とよく口にする。実装翌夏の夏ボイスでは「自分に見惚れていたら姉さんに睨まれるよ」(意訳)的な発言もするので、姉の嫉妬深さ危険性は認識しているのかも。
潜水艦のお世話には長けているのは潜水母艦だからか。(姉は提督に首ったけなので姉より余程潜水母艦している印象。)また、秘書艦業務もお手の物。この1年で実装されたヘレナ・ノーザンプトン・涼波に続く有能秘書艦勢の一人。ただ、専門外の水雷戦隊の書類は苦手の模様。
姉同様、積荷には潜水艦への補給物資であるじゃがいも、人参、玉ねぎ、米、燃料、魚雷が搭載されており、母港でツンツンするとこれらの物資の在庫を確認してくれる。ケッコンカッコカリすると、これらの貴重な物資をふんだんに用いた長鯨特製カレーで提督の胃袋をわしづかみしてくれる。
交友関係のうち直接言及のある相手は、部下となる潜水艦の多くがおそらく実装されないであろうこともあり、ほとんどが史実で昭和20年時点まで生き残った艦に限られている。
姉・迅鯨には度々言及しているが、放置時に出会う雪風・初霜(終戦間際に舞鶴方面に疎開していた仲間とも言える間柄。)に提督の居場所を尋ねるのだが、姉のところにいると聞かされ「一言言ってくる!」という長鯨をゆきしもたちは引き止めてしまう。迅鯨に提督のことを好きかと聞かれ「好きじゃなければ秘書艦やっていけない」(意訳)と答えると迅鯨に嫉妬心に満ちた表情で返され困ってしまう一面も。
2022年3月末に実装されたお花見ボイスでは「第6艦隊」でのお花見で「大鯨」「祥鳳」も呼ぼうと言っているが、この2艦は下記関連項目にある通り潜水母艦仲間という間柄である。もちろん、お花見私服modeも追加されている。
朝は潜水艦たちへと同じ炊きたて銀シャリ・たくあん・赤味噌の味噌汁。昼は酒匂と塩にぎり。夜は第1潜水隊(伊400・伊401・伊13・伊14)とお鍋&宴会。伊14が居たら酒抜きには当然ならず…
水上艦は「さん」付で呼ぶが、部下の潜水艦たちはニックネーム呼びである。
なお、直前のイベントで実装され長鯨にも言及する伊203だが、長鯨から言及するものはない。(長鯨が旗艦の11潜戦に伊203も属したが、伊203が就役した時点で長鯨は舞鶴方面に疎開してたため実際に面識がない。伊203もあまり知らない素振りを見せている。)
長鯨と共に舞鶴に疎開した伊201(2022年春イベ前段で実装)からは長鯨に対する言及があり、食料は足りているが風呂には入りたいと言っている。
なお、史実では戦没していないため、轟沈時のセリフは雪風らと同様のものとなっている。
赤坂艦隊所属なためか、多くの期間限定グラが実装されている。以下、各modeの実装時期を列記する。
2025年1月時点において、第6海域(中部海域)の第1面「中部海域哨戒線」のボスマス及び第3海域(北方海域)の第1面「モーレイ海」のボスマスで長鯨との邂逅が報告されている。
| 長鯨(迅鯨型潜水母艦) | |
|---|---|
| 建造船渠 | 三菱長崎造船所 |
| 進水 | 1924.3.24 |
| 竣工 | 1924.8.20 |
| 最期 | 解体(1946-47) |
| 除籍 | 1945.10.15 |
| 艦籍 | 呉鎮守府 |
| 所属部隊 | 第2潜水戦隊(第2艦隊) 第1潜水戦隊 練習艦(呉鎮守府部隊) 第6潜水戦隊(第6艦隊) 同上(第3艦隊) 第7潜水戦隊(呉鎮守府部隊) 同上(第8艦隊) 第11潜水戦隊 (終戦後)特別輸送艦 |
迅鯨型潜水母艦の建造経緯や運用経緯は迅鯨の記事も参照願いたい。
迅鯨型潜水母艦2番艦として姉と同じ三菱長崎造船所で建造された「長鯨」は、1924年(大正12年)8月20日に竣工し、呉鎮守府籍となる。
当初は「水雷母艦」に類別されていたが、同年12月1日に新たに「潜水母艦」の類別が設定され、長鯨も潜水母艦に類別された。
1932年(昭和7年)の第1次上海事変に第1潜水戦隊旗艦として参戦したのが初陣である。同年12月、旗艦職を球磨に移譲し予備艦。翌33年11月、第1艦隊第1潜水戦隊旗艦となるが、翌34年11月、第1潜水戦隊旗艦は多摩になり、長鯨は第2艦隊第2潜水戦隊に異動となる。なお、同時期の第2潜水戦隊旗艦は由良。
1935年10月に練習艦になり呉警備戦隊、39年には海軍航海学校練習艦・海軍兵学校練習艦。1940年11月、第6艦隊第6潜水戦隊旗艦となる。41年5月、第6潜水戦隊は第3艦隊に異動となり引き続き第6潜水戦隊旗艦として開戦を迎えた。
第3艦隊第6潜水戦隊旗艦として開戦を迎えた長鯨だが、後に南西方面艦隊となる第3艦隊所属として東南アジア攻略作戦に従事。サマール島への陸戦隊を送り届ける。42年4月の艦隊再編で第6潜水戦隊が解散され、呉鎮守府部隊の予備艦となり海軍潜水学校練習艦となる。
南東方面艦隊(第8艦隊)での攻防が激しくなった43年1月、長鯨は第8艦隊第7潜水戦隊旗艦となりラバウルに進出した。前イベントE-4の舞台となったラバウル空襲(43年11月。阿賀野や長波が損傷し、涼波が戦没)に遭遇したが、難を逃れて11月末に瀬戸内海に帰投。第6艦隊隷下に潜水艦錬成部隊として第十一潜水戦隊が編成され、その旗艦となった。
1944年になると姉の迅鯨とともに沖縄方面への輸送作戦に投入された。同年10月10日の沖縄空襲で姉の迅鯨は失われたが、迅鯨と別ルートで輸送任務を行っていた長鯨は無事本土に帰投した。
その後、内海で第十一潜水戦隊旗艦として新造潜水艦の錬成に従事していたが本土空襲が激しくなり、母港の呉も米軍が敷設した機雷により封鎖されるようになり、伊203が就役した時期に当たる45年6月、舞鶴へ回航(というか疎開)された。とはいえ、舞鶴も大艦隊を留め置けば呉軍港空襲のように多くの艦艇を失うこととなるため若狭湾の各地へ分散されることとなり、先に佐世保から舞鶴に移動していた第17駆逐隊が西隣の宮津に停泊していたのだが、長鯨はさらに北隣りの伊根に避難した。
45年7月30日、舞鶴地方は連合国軍の空襲に見舞われた。宮津で奮戦した17駆のうち初霜が港外で機雷に触れ宮津湾にて大破擱座したが、長鯨も艦橋に直撃弾を受け戦死者100名以上、戦傷者100名以上の中破したもののどうにか終戦を迎えることができた。宮津から伊根に移った雪風の協力もあり擬装措置を行ったがまもなく終戦となり、雪風の曳航により舞鶴に移動した。雪風が通過した直後、長鯨との間で機雷が爆発したものの、雪風の幸運力が強かったのか両艦とも無事だった。
舞鶴で艦橋等の修理を受けた長鯨は復員船任務を46年8月まで行った後、日立造船因島造船所にて解体された。慰霊碑は京都府伊根町の慈眼寺(関連静画参照)と母港呉の呉海軍墓地にある。
復員船任務のうち1回は修理を受けた舞鶴と姉・長鯨の没地でもある沖縄との間の航路も含まれていたため、東舞鶴の舞鶴引揚記念館に引揚船・長鯨の模型も収められている。伊根湾空襲や終戦時の長鯨に関する書籍(乗組員や救助に関わった地元の方々により編纂された冊子)が宮津市立図書館に収められている。艦娘・長鯨が声をかけている相手の一人でその宮津市で最期を迎えた駆逐艦・初霜の冊子も並んで収蔵されており、禁帯出ながら開架書架に収められているため、館内であれば自由に閲覧することができる。舞鶴へ足を運ぶ機会があれば隣の宮津まで足を運んでみてはいかがだろうか。(さらに足を伸ばせば、由良神社最寄りの丹後由良駅も…)
2024年10月4日、三菱重工業神戸造船所で建造中のたいげい型潜水艦5番艦が「ちょうげい」と命名された。帝国海軍艦艇の艦名を襲名したたいげい型潜水艦としてはネームシップの「たいげい」、3番艦の「じんげい」に続き3番目の採用となる。
期間限定(浴衣mode・お花見mode・夏グラ水着・Xmas Mode)
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最終更新:2025/12/07(日) 22:00
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