関西人の特徴でおまんがなとは (カンサイジンノトクチョウデオマンガナとは) [単語記事]

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　　　関　　西　　人　　の　　特　　徴　　で　　お　　ま　　ん　　が　　な

概要

関西人の特徴でおまんがな、は関西人を馬鹿にする時に使用する言葉でおまんがな。

2012年 3月24日に放送されたTVアニメ、名探偵コナン第651話「コナン VS 平次東西探偵推理勝負」にて、コナンが、推理中に関西人の犯人をわざと怒らすために関西人を馬鹿にしたような発言が元ネタでおまんがな。

詳しくは、関連動画見てぇなー。

ちなみに上のAAは、コナンが放送された時に、2ch上に「コナンで関西弁ディスっててワロタｗｗｗｗｗｗ」というスレッドが立ち、その中で生まれたんやがな。（まとめ記事）

顔の元ネタは服部平次に勝ち誇った時のコナンの顔でおまんがな。

そうそう、下手な関西弁を使われてイラってくるのも関西人の特徴だよ。だから、下の掲示板で怒っているのは、関西人でおまんがな。

「おまんがな」って一体何でおまんがな

「おまんがな」は、分解すると、

「おまん」＝「おます」の変化形で、標準語は「あります」
「がな」＝「～ではないか」「～じゃない」「けれども」といった付加疑問文的な語尾

となるんや。
訳し方は何通りかあるけど、まぁだいたい『（それが）関西人の特徴でありますけれども』っちゅー感じでんがな。

これは、コミックス12～13巻の「ホームズ・フリーク殺人事件」でコナンが服部平次に化けて推理披露する際に得意気に使っとった言葉でんがな。やがその様子を平次本人に聞かれてしもて、正体がバレた挙げ句「けったいな関西弁」と馬鹿にまでされ、「おまんがな」はきっとコナンのトラウマになったんとちゃいまっか。10年越しに敢えてそれを利用し犯人を追い詰めるなんて、原作者コナンの開き直りが見て取れるでおまんがな。

ただし「でんがな」「まんがな」なんちゅーコテコテの関西弁は、今では大阪府でも南部のオッチャンぐらいしか使わん方言でんがな（参照：大阪人で「でんがな」「まんがな」と言う人は少数 / 大阪人「言ってるのはオッチャンだけで若者や北部の人は使わない」）。このあたりも、関西のイメージが古いまま止まってるような表現で（イメージとしては東京の人に対して江戸言葉の「～でござる」とかの死語を使ってるのに近い）、「喧嘩売っとるんかワレ」と関西人の逆鱗に触れる原因っちゅーわけでおまんがな。

関西動画でおまんがな

これでおまんがな

クールダウンしまひょか

犯人みたいにアツくなってもうたそこの兄ちゃんが怒髪天で掲示板にいきなり書き込まんために、クールダウンのコーナーや。単なる蛇足よってに無理して読まんでもよろしいで。

作者の青山剛昌は「出生地」はいろいろ言われていてようわからへんが、「出身地」は公式プロフィールによると鳥取県東伯郡大栄町や（同町には「青山剛昌ふるさと館」という施設もあるで）。

この作者の読み方は「あおやまごうしょう」って読むんやけど、実は本名は「あおやまよしまさ」と言うんや。これには元ネタがあって、日本の推理小説界でも最も有名な松本清張（まつもとせいちょう）が、本名は「まつもときよはる」と言うのをリスペクトして真似しとるんやな。

で、その松本清張の名作の中の一つに、東北弁訛りの「カメダ」というキーワードを頼りに日本全国を調べ回る社会派推理小説の「砂の器」っちゅーのがあるんやけど（若い人でも映画「踊る大捜査線2レインボーブリッジを封鎖せよ」でオマージュ的に使われたんで知っとるやろか？）、その「砂の器」の中で事件解決への重要な舞台となったのが、青山剛昌の住んでいた山陰地方や。

詳しくはネタバレになるんでよう書かれへんのやけど、島根県東部から鳥取県西部にかけて使われとる雲伯方言（うんぱくほうげん）っちゅう方言があるんやけど、その雲伯方言のごく一部の地域でなんと東北弁と同じ「ズーズー弁」が使われている、っちゅー事実から膠着していた捜査が一気に動き出すというシーンがあるんや。犯人や被害者が残した方言訛りの言葉から犯人をプロファイリングするっちゅうんは、この「砂の器」という作品がおそらく日本で一番有名で、この「関西人の特徴でおまんがな」の元ネタやと思うんやで。