闘劇とは、2003年~2012年まで開催されていたエンターブレイン主催の「対戦格闘ゲームの全国大会」のことである。
という、全国規模の格闘ゲーム大会である。2003年に第1回大会が行われ、その後毎年1回開催されている。
闘劇では複数のゲームタイトルを扱っている。
これはイベントのコンセプトが、
全国のゲームセンターと協力し、
多くのゲームタイトルを同時多発的に盛り上げることで、
アーケードゲーム業界の活性化を狙う
というものだからである。
主にその年におけるメジャーなタイトルが取り扱われる(例外もあり)。
複数年に取り扱われるタイトルもあるが、基本的に毎年タイトルは入れ替えられる。
(例外については後述)
これはゲームが陳腐化するのを防ぐためにバージョンアップを行ったり、完全新作を取り扱うなどして、
ゲームセンターの中で扱われるタイトルが変わったりするからだと思われる。
2012年11月、闘劇総合プロデューサー・猿渡雅史氏がエンターブレインを退職したとツイッター上で報告。
さらに、翌2013年3月28日 公式HPにて活動休止が告げられた。
以下、公式発表文
闘劇
闘劇を支持していただいたすべての皆様へ
2003年に開催された第一回闘劇を端緒とする、アーケード対戦格闘ゲームを主体とした世界規模のゲーム大会”闘劇”。
昨年開催の闘劇2012までで10年の節目を迎えたところとなりますが、諸般の事情により今回を持ちまして、従来の店舗予選を含めた
大規模の全国大会としての闘劇は、一旦閉幕とさせて頂くこととなりました。
激動の2010年代……。時代のニーズに応えた、”闘劇の次幕”へ向けて、
しばらく準備期間を設けさせて頂きたいと思います。
弊社主催のイベントは、今後も目白押しですので、変わらぬご愛願を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。
闘劇実行委員会
第10回大会『闘劇'12 -THE 10th ARCADIA CUP TOURNAMENT-』の開催種目は次の通り。
今回は発表が通常の1~2月より遅れ3月に詳細が発表された。
闘劇初の家庭用タイトルでの開催、予選が4/28,29に開催されるニコニコ超会議から始まる等の新しい試みが
計画されている。
地区予選は4/28,29に開催される「ニコニコ超会議」とコラボした「超闘劇」から始まり、5月~7月に全国の
ロケーションで開催される。なお、「超闘劇」予選で優勝すると、いきなり青切符を手に入れる事が出来た。
決勝大会は8/4~5に千葉県成田市下総運動公園で行われる「GAME SUMMER FESTIVAL 2012」の一つとして行われた。このイベントは、成田市の協力を元に闘劇に加えSTGイベント「わっしょい!2012」、ゲームミュージックライブ「音撃 GAME SOUND IMPACT 2012」の3つが合わさって開催される大型ゲームイベントである。
詳細は公式サイトや、公式twitter
、格ゲー情報ブログ「Furious」の管理人が情報をまとめたTogetter
を参照。
1日目(8/4)
2日目(8/5)
この他にも、エクストラステージの闘劇関連イベントとして、「DEAD OR ALIVE 5」や「AC北斗の拳」のエキシビジョンマッチ、「東方非想天則」や「アンダーナイトインヴァース」大会などが行われた。なお、2日目闘劇終了後のトークライブは日程進行の遅れにより中止となった。
初の野外イベントということで開催前から賛否両論様々な意見が飛び交った大会であったが、
などの劣悪極まりない環境であり、大会に参加したJustin Wong(米)、Gamer Bee(台)、kayane(仏)など海外大物プロゲーマーやその惨状を現地からのツイートを通して知った海外格ゲー関係者達をして「今まで経験してきた中で最悪」「もう二度と来ない」「闘劇優勝に権威は最早無い」「闘劇は海外勢のためのものじゃない」と言わしめる惨劇となった。観戦に訪れた小野・新妻・綾野・原田氏など各ゲームメーカーのクリエイター達ですら「次は屋内で」と苦言を呈する程。更に小野Pは2日目に画面のひどい照り返しについても言及、「今年の闘劇は、非常に残念な環境下だった。僕は心苦しくなったよ。」と語った。選手達は本戦試合を前にして宴会、虫取り、ジェンガに興じ始め、その様は酔劇・虫劇・塔劇などと揶揄された。
更に東京の中心地から電車とバスを乗り継いで3時間という僻地での開催に加え、4500~8500円という高い入場チケットにより当初予定した動員数(15,000人)を大きく下回った。そのため観客はメイン・エクストラステージ問わず常時十数人しかおらず、公式生放送で行われたエクストラステージの大会配信においても放送後アンケートの結果が4:良くなかった35.5%と異例の低評価を叩き出すなど、興行面でも大失敗であった。また、チケット未購入の観客が会場に入場出来てしまう、2日目の出場者用パスが事前に用意されておらず会場に着いた出場者が会場に入れなくなるなど入場管理面での不手際も存在した。
また、闘劇の試合内容自体はプレイヤー等が中心となって大きな盛り上がりを見せた。1日目で環境の悪さに激しく憤怒したJustin Wongは、「日本のプレイヤーは素晴らしい。昨日起こった事について謝罪してくれている」、「2日目の闘劇スタッフの対応は良かった。ゲーム画面が見えなくなる問題は軽減されていた」と語り、ULTIMATE MARVEL vs. CAPCOM 3部門で優勝。「屋内だったら、もう一回行きたい」とも語った。また、大会後GamerBee、kayaneともに自身のTwitterやFacebookにおいて「闘劇はともかくとして、日本のプレイヤーは素晴らしい」と語り、日本の格闘ゲームシーン自体への失望は否定している。
Togetterによる闘劇2012まとめ
一日目 http://togetter.com/li/350378
二日目 http://togetter.com/li/350884
おまけ1・フランスのプロゲーマー、kayaneによる闘劇の感想
http://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=425729710810849&id=111929645524192
おまけ2・参加した格闘ゲームプレイヤー「志郎」氏の闘劇2012
http://togetter.com/li/351011
おまけ3・プレイヤー有志で行われた塔劇2012
http://togetter.com/li/350723
地区予選の初戦となる「超闘劇」がニコニコ生放送で配信された。家庭用タイトルを除く6タイトルで開催された。
7/27~28には、闘劇P4U部門プレマッチが行われた(後半部分有料300ニコニコポイント(300円))。
なお、前半の無料時間帯には「闘劇Q&A」として今回の闘劇の気になる点について解説しているコーナーもあるので、行く予定の方は要チェック。
本戦トーナメントはニコニコ生放送にて有料で配信が行われた。
1Day分でそれぞれ1500ニコニコポイント(1500円)、2Days分まとめると2500ニコニコポイント。
なお、エクストラステージについては無料で配信された。配信は例年通り一部試合のみの放送であり、
ソウルキャリバー部門においては日程進行の遅れにより予定していたベスト8ではなく
ベスト4からの試合配信となった。
第9回大会『闘劇'11 -THE 9th ARCADIA CUP TOURNAMENT-』の開催種目と結果は次の通り。
地区予選は2011年5月~8月に全国のロケーション。
決勝大会は9/17に幕張メッセで行われた東京ゲームショウにて同時開催された。
当初、今回の闘劇は分割開催という新しいスタイルで開催される予定であった(便宜上、2回目は「闘劇2nd」等と呼ばれていた)。
2回目の日程、開催種目は未定で、鉄拳タッグトーナメント2は種目に選ばれることが決まっていたが結局2011年度中に開催は行われなかった。
本戦トーナメントはニコニコ生放送にて有料配信される。料金は1500ニコニコポイント(1500円)。中継されるのは本戦トーナメントの一部の試合であり、必ずしも有名プレイヤーの試合が見られるわけでもない。全試合を視聴するためには後日発売されるDVDを購入する必要がある。
闘劇2011のスーパーストリートファイターⅣAE部門において、事前に予選を勝ち抜いて青切符を手にしていた
海外チームを1枠多く呼びすぎてしまった事による騒動があった。
よく「海外チーム門前払い事件」と言われるが、実際は門前払いをしておらず少し異なる。
・青切符を持ったチームは30組おり、当日予選枠を2つ設けていた。だが実際には青切符持ちが31組来ていた。
国内枠19枠は早期に決まっていた為、海外枠11枠を1枠多い12枠呼んでしまったのである。
理由は不明だが、事前の予選では以下のような事例が起こっていた(スパⅣAEしたらば闘劇予選スレ等より)。
※タイ予選が行われる予定があったが、都合により立ち消えになっていた。
※Dieminion(ガイル)LI Joe(サガット)が辞退してHsien Chang (ユン),Banana Ken(ケン)に
なった?という記事が載る。しかし実際は違うらしく詳細は分からず(実際は両チームが闘劇に来ていた)。
(http://www.examiner.com/arcade-game-in-houston/results-from-planet-zero-s-sbo-qualifiers-for-2011)
※闘劇開催数日前にウメハラが伊予と組んで闘劇参戦を発表。しかし、「赤切符が無いと当日予選に
出場できないのでは?」と言う意見が多かった。
(http://blog.livedoor.jp/umesokunews/archives/3035286.html)
※パンフレットに台湾チームの記載が無い。「TW Fighter」というUSAチームを台湾チームと混同したのか?
しかしパンフには「米国(中南部)」と記述されている。 http://bit.ly/oL4itG
(Yjojoチームの1回戦の相手は直前になってTW Fighterから台湾に変更された)
・この時点で当日予選2枠を1枠に戻す選択肢もあったはずだが、急遽ルールを改正。
・厳正な予選を勝ち抜いて青切符を手にしていたUSAチーム「TW Fighter」とクウェートチームに
0回戦として対戦を指示した。
運営「クウェートあまり強くないから、これで本戦出られれば問題無いでしょ?」
USA「クウェートに失礼だろう?彼らも青切符を持ってわざわざ来日したのに」
(Fuberduckのまとめより。)
(0回戦については試合することのみが告げられ、会場には事の顛末のアナウンスは無かった。)
・敗北したUSAチームは本戦出場権を得て遠路はるばる来たのに本戦出場できず。
・スパⅣの解説担当であった梅園氏は、本戦出場枠が1枠あふれた件については
運営の確認ミスにより本来1組のアメリカに2組分の青切符を与えたからと発表した。
(上記の海外予選のことが関係していると思われる。)
これは出場の意志確認や枠の割り振りなどをしっかり確認していれば起こりえない、あり得ない話である。
しかもTW Fighterのシエンはパンフに紹介記事まで載ってる。
ただ、解説の梅園氏や実況かげっち氏、司会のコーリー氏も詳しい事態は当時分からなかったそうである。
(チームへの対応は運営していたスタッフ独自の判断かもしれない)
・今回の一件に対する海外格闘ゲームファンの反響は大きく、Shoryuken.comなどの各格闘ゲームフォーラムに
おいて、闘劇のみならず日本の格闘ゲーム自体にすら批判が及ぶ事態となった。
後日、謝罪文ページ載せられた。公式サイトの下に小さくリンクへ張られていたがその後トップにリンクが掲載された。
http://www.tougeki.com/faq?id=121
・尚、この大会においては店舗予選に参加しておらず、各種切符も入手していなかったウメハラ・伊予チームが
大会開催直前になって急遽当日予選から特別参加している。その理由についても、運営側からもウメハラチーム側
からも説明はされていない。
・被害に遭ったUSAチームの付き添いFuberduckによる顛末と闘劇に対する要望のまとめ。
http://livedoor.2.blogimg.jp/hetmk73/imgs/7/9/792af51c.jpg
・その後、ふり~だが配信する「AmalgameTV」にFuberduckが出演して闘劇に対する思いを語った。
http://j
闘劇の対応を厳しく批判しながらも、「日本人でも闘劇を楽しみにしている人が居るし、海外大会で開催出来ない新作アーケードタイトルも開催している。そして、全国の格闘ゲームプレイヤーが集まる大会はEVOと闘劇ぐらいだ。これ以降中止したりせず、ちゃんと改善して開催していって欲しい」と語っている。
第8回大会『闘劇'10 -THE 8th ARCADIA CUP TOURNAMENT-』の開催種目と結果は次の通り。
地区予選は2010年5月~7月に全国のロケーション。
決勝大会は9/18・9/19に幕張メッセで行われた東京ゲームショウにて同時開催されている。
※フィオガルンは「小川」、ウェイ=クビンは「はやし」として有名
本戦トーナメントはニコニコ生放送にて有料で配信が行われた。
1Day分でそれぞれ1500ニコニコポイント(1500円)、2Days分まとめると2500ニコニコポイント(2500円)。
第7回大会『闘劇'09 -THE 7th ARCADIA CUP TOURNAMENT-』の開催種目と結果は次の通り。
地区予選は2009年4月~6月に全国のロケーションで、全国決勝大会は8月に東京の
東京ドームシティ・JCBホールで開催された。
闘劇専門誌『闘劇魂』が刊行されている。ゲームの対戦攻略の他、強豪プレイヤーへのインタビューなども掲載されていたが、闘劇’10以降発売されていない。
闘劇FINALの試合を納めたDVDも発売されている。
しかし闘劇'09は月刊アルカディアの2009年11月号~2010年2月号の特別付録として(タツノコVS.カプコン除く)、闘劇'10はエンターブレイン通販サイトで5種目のみ販売されている。
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最終更新:2023/12/09(土) 17:00
最終更新:2023/12/09(土) 17:00
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