阿波勝哉とは、大外からの攻めを得意とする競艇選手である。愛称はアワカツ。登録番号は3857。
たとえ1号艇でも大外6コースから走るほどアウトコース一貫のアウト屋である。
その攻めはインコースが圧倒的有利な競艇界においては異色であり注目されている。
アワカツのレースは、まずその気合の入ったピット離れから始まる。
通常、選手は発進機と呼ばれる信号を見てピットを出るが、気合の入ったアワカツはそのようなことはしない。
他の艇が出たのを見てからゆっくりと優雅に出て行くのである。
稀に他の選手がアウト前付けで大外を奪いに来るが、その結果は大抵惨敗である。
ちなみに、4コース・5コースからの勝率は8割を超えるが、それでも6コースにこだわるのには理由がある。
アワカツいわく、「6コース以外だとスタートがわからない、落ち着かない」のだそうだ。
また、ピット離れやコース取りの駆け引きに参加するのが嫌いとのことで、
それ故に6コースを前付けで主張された場合などは譲ることが多い。
しかし、ついにアワカツを破るコース取りが発見された。
アワカツの前を大胆に横切り、6コースにスローで入れることでアワカツ潰しが実現してしまった。
スローで6コースに入れるという意表をつく発想は、今後流行する可能性があり注意が必要である。
得意戦法はまくりで決まったときは実況が熱くなる。
逆に失敗した時はF切るか沈むかのどちらかでG1、SGでは裏を買う必要はないと考えていい。
ただし一般戦の場合まれに2,3着に絡む時があるので舟券を買う際はよく考えなければいけない。
特にアワカツの地元平和島競艇の松永良一アナ(愛称ベイ吉)はハイテンションになることで有名である。
また、松永アナがアワカツにつけたMr.チルト3度というニックネームは全国区になっている。
平和島競艇ではチルトサンドというカツサンドやチルト3丼というカツ丼が売られている。
6コースにとって、通常「中へこみ」と呼ばれるスタート隊形が有利とされるが、彼はこの隊形を嫌う。
1コースの挺から姿が丸見えになり、共倒れ覚悟で抵抗されるからだ。
もちろん、その逆・・・「1コースが凹んだ形」は最悪。2~3コースが1コースをまくりに行くので、
その上をまくる・・・2段まくりは非常にきついからだ。
また、強い向かい風の水面を得意とする(ただし、強すぎると安定板が付いて台無しになる)。
競艇選手の中でも人気が高い選手であり、
ファン投票で出場選手が決まる笹川賞には出場資格があればほぼ確実に出場する。
しかし、2012年に始まった持ちペラ制度廃止からの一連のペラ制度改革の煽りをモロに受けてしまう形で成績は低迷。F2を切ってしまうなど受難の日々が続き、最近ではついにB1級へと陥落してしまった。それでも6コース発進に拘り続け、時には連に絡む粘りを見せるなど、アウト屋としてもがき続けている。
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最終更新:2024/10/11(金) 17:00
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