「隣組」とは、
この稿では両方について解説する。
詳しく書くと物凄く難解な文章になってしまうので、簡単にまとめると、今で言う「町内会」のようなものである。
正確には町内会よりも更に細分化された、数軒のご近所が集まって出来た「班」に等しい。
配給物資の受給・物資の供出・空襲による避難などを一つの隣組が一体となって行うための組織である。
というのは表向き(実際そうだが)で、本音は「相互監視」の意味合いが強かった。
例えば、戦争に否定的な家族が居たとしたら、それを密告して思想統制を計る等。
「結びつきと親睦を深めてお互いを監視する」ということである。悲しいけれど、戦時中はそんなもんです。
戦後は相互監視など軍国主義的な物は消滅し、単なる「親しいお隣さん」的な意味で隣組は残った。
今でも一部地域では隣組っぽいものがあったりする。もちろん監視・密告などそういった意味合いの物ではない。
1の互助組織としての隣組を広める為に作られた戦時歌謡である。
戦時歌謡というと軍歌としての意味合いが強くなり場合によっては国民に嫌われてしまう可能性もあるが、「隣組」はユーモアのある歌詞とリズミカルな曲が大衆に受け、半ば愛唱歌のような形で長く愛されたという。
(ちなみに作詞者・岡本一平は小説家。甲子園球場のアルプススタンドの命名者でもある。息子は画家・岡本太郎)
隣組は戦後も大衆の間で歌い継がれ、ついには替え歌となって、戦時歌謡としては異例のテレビ進出を果たす。
それが、「ドリフ大爆笑 オープニングテーマ」と「メガネドラッグ CMソング」である。
この2つの名曲は、ドリフとCMという武器を使って、隣組という元ネタすら知らない世代にも広く親しまれた。
今ではこのメロディを聴けば、隣組よりもドリフの名前の方が先に出てくるという人も多いはずである。
このうち大変なインパクトを残したドリフ大爆笑のオープニングテーマは、放送開始から20年以上の時を経て、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスに所属したルイス・ロペス選手の応援歌として球場で歌われたり、サントリー「トリス・ハイボール」のCMソングに使われるに至った。
ハイボールのCMはアレンジがあからさまにドリフ大爆笑のそれであり、原曲のカバーのカバーという孫引きにあたる。
メガネドラッグのCMソングは隣組を意識して作られているが、実際は微妙に変えて作られており、全く同一のものではない。このアレンジを行ったのは小林亜星である。
なお、メガネドラッグ自体が関東のみに出店するチェーン店であるため、この曲が使用されたテレビCMも関東ローカルである。 そのため、関東地区以外での知名度はほぼ皆無と言って差し支えない。
隣組は、発表から60年が過ぎた今も替え歌の替え歌として細々と、しかし着実に生き続けている。
現在でも大衆に歌い継がれている戦時歌謡・軍歌は、軍艦行進曲(軍艦マーチ)と隣組の他に殆ど類を見ない。
アニソンもJ-POPもいいけれど、たまには隣組のことも、思い出してあげて下さいね。
※ドリフ大爆笑OPそのものの動画はは削除対象になってしまうため、記載しません。ご了承ください。
掲示板
34 ななしのよっしん
2020/11/07(土) 03:26:28 ID: opIHhKFIp2
>>30-32
それから半年、「非国民」に神経を擦り減らしてたはずの「国民」が我先にとGoToシリーズに群がる様を見るにつけ、日本は民主化を遂げたんやなって(遠い目)
アレが本質ならコレもまた然りだわ
ぜってーGHQだの戦後レジームだののせいじゃねーわ
>>33
出る杭は打たれるが、めり込んだ杭も埋め立てられて「無かったこと」だぞ
すなわち自分達より弱い奴不幸な奴を見たらどうするか、後は分かるな?
35 ななしのよっしん
2020/11/20(金) 19:31:16 ID: +4/lEVEChJ
歌の話しろよ。
36 ななしのよっしん
2022/06/05(日) 09:24:32 ID: LoF6KlBoPa
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最終更新:2025/04/12(土) 16:00
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