雛山理緒とは (ヒナヤマリオとは) [単語記事]

雛山理緒とは、ゲーム「To Heart」に登場するキャラクターである。
声優は大谷育江さん。

プロフィール

誕生日：11月24日
 血液型：B型
 星座：いて座
 年齢：16歳
 身長：155 cm
3サイズ：70/54/76
好きなこと：弟たちの世話
嫌いなもの：源太郎（近所の犬）
特技：プロレスごっこ
 テーマ曲：エール！（PS版のみ）

概要

To Heartの攻略ヒロインの1人だが、隠しキャラ。
藤田浩之（主人公）の同級生。クラスは別のようだ。
初期状態では名前すら登場しない。解禁条件は、よりによってクリア最難ヒロインである神岸あかりのハッピーエンドを見ることなので、あかりの攻略方法がわからないプレイヤーには、その存在すら知られないまま放置された、ということすらあった。
初登場のPC版では隠しキャラというよりオマケキャラといった方が妥当なぐらいの扱い。専用イベントはごくわずか、しかもセックスする理由がプレイヤーも絶句するほど酷いものだった。それもそのはず、企画段階では裏科理緒（ウラシナリオ＝裏シナリオ）というなんともぞんざいな名前だったという…。
PS版では原田宇陀児によってシナリオが大幅に追加・修正された。いじらしく頑張る姿にCV担当の大谷育江さんの好演（シナリオ担当いわく相当なハマり役）が合わさり、多数のファンを獲得した。
以下の内容はほぼPS版に関してである。

解禁されていると、浩之の下駄箱からラブレターが出てくるイベントが発生。もちろん送り主は理緒。
ラブレターに「中庭の渡り廊下まで来てください」とあったのでそこへ行くも、理緒の姿は見当たらず。耐えかねて「いるのはわかってるんだぞ！出てきやがれ！」とかまかけで怒鳴った途端、あたふたとろれつも回らない状態で平謝りしつつ出てくるというものが出会いのイベントである。ひどい。
その際に発した「返事はなんでもかまいません！ハイでもイエスでもどちらでも！」というセリフに対する、「どっちも肯定の返事じゃねーか」と冷静なツッコミをする浩之がまた腹筋に悪い。

とまあ、直接面識のない片思いの相手にラブレターを送ったはいいものの、決心がつかず姿を表せず、挙句怒鳴られて謝りながら初対面という、勢いだけで動いて空回りしてしまう、そそっかしい性格。
元気があふれすぎた、がんばりやさんなドジっ子である。

母子家庭の長女で、弟と妹が1人ずついる。4つのバイトを掛け持ちするバイトガール。
毎日学校が終わればバイト、休日もバイトに明け暮れている。

何故か動物に好かれやすいようで、新聞配達の際には近所の犬の源太郎にいつも追っかけまわされている。引越しのバイトをしたときには、イグアナにまで好かれる始末。

2本の触覚（アホ毛？）、2本のお下げ髪を途中でぶつ切りにしたような特徴的なヘアスタイルをしている。触覚は明らかに黒光りするあの生物を意識してデザインされたようだが…。表情によっては触覚が途中で折れまがったりする。どういう構造をしているのか不明だが、こういうゲームのキャラにはつきものの表現なので気にしない。

ミニゲーム「Heart by Heart」

ゲーム本編で理緒のハッピーエンドを迎えるト、キャラクター選択画面に現れる。
攻撃方法は新聞紙。放物線をえがいて一定距離飛んだあと、円の軌道をえがいて消える。ため攻撃はそれに敵貫通性能が加わる。
ジャンプ力は平均値だが、移動速度が全キャラ中最速クラス（同値なのは何故か琴音のみ）

ミニゲーム「○△□×」

ゲーム本編で理緒のハッピーエンドを迎えるト、キャラクター選択画面に現れる。
ストック可能なブロック数がなんと1個だけになってしまう上級者向けの能力を持つ。来栖川芹香とは能力が相殺する関係にある。
登場条件を満たしていなくてもオマケモードのCPU戦では序盤に出てくるため、その厄介な能力ゆえに苦戦を強いられたプレイヤーもいるのではないだろうか。
レミィもしくは葵の能力とかち合った時の相性は最悪の一言。

初音のないしょ！！「LEAF FIGHT '97」

属性：無・水
弱点：風・愛

PS版が出る前なので、まさしく影のうすい存在だった頃の理緒。ヘタするとまだサブキャラ扱いだった綾香よりも影が薄かった。それはおいといてゲーム中での性能であるが、特筆すべき性能がないのでそんなどうでもいいことを書いてしまうようなキャラ。
素早さは平均値以上だがそれだけのキャラで、有効な攻撃手段はほぼ０、弱体技はびっくりするほど当たらない。それでも使いたいならドーピングでもしないとマトモに戦闘をこなせない、TH編のみならず登場キャラ全体で見ても下から数えた方がいいぐらいの弱キャラ。
まさしく愛がなければ使えない。