雲居一輪&雲山とは、東方Project内に登場するキャラクターである。
なお、心綺楼の一輪のみを扱った個別記事もある → 心綺楼一輪
→ 東方Projectの登場キャラクター
概要
- 雲居一輪
- フードを被っている女性の方。通常弾幕担当。
空飛ぶ船「聖輦船」を(自主的に)見張っている妖怪であり、白蓮を大復活させるために飛宝を集めていた。
- 性格は真面目だが機転が利いて要領がよく、雲山の頭が固いので、上手く制御しているらしい。
- 一輪には、自分より上位の存在と仲良くなり懐柔してしまう特性がある。
- 普通の人間の身でありながら、みこし入道(雲山)を気転により退治するが、
退治された雲山は自ら一輪と共生関係になることを望み、一輪も受け入れた。
地底ではかつて平安京を恐怖に陥れた大妖怪鵺(封獣ぬえ)と仲良くなり、
星蓮船の異変でぬえは地上まで追いかけてくるほど一輪(と村紗)に懐いていた。
心綺楼では、異変の元凶であった秦こころと異変直後にもかかわらずすぐに仲良くなり、
その性格形成に多大な影響を与えた。(「最強の称号を賭けて闘え」のセリフは一輪が教えた。)
憑依華では、それまで勢力的に敵対していた物部布都と共闘。
- 喧嘩をしながらも仲を深めていき、最後には布都のほうから遊びに誘いに来るようになり、
- (一輪が布都と)「遊んでばかりいる」と聖が呆れるほどの仲となる。
- キャラクターとしての元ネタは恐らく『信貴山縁起』の第二巻『延喜加持の巻』に登場する剣鎧護法童子だと思われる。命蓮上人の祈祷により毘沙門天の下から遣わされた童子が雲に乗って颯爽と現れ、病床に臥せっていた醍醐天皇をたちどころに治すというかっこいい役どころなのだが、もし彼女が童子本人であるとするなら相当に由緒正しいキャラクターである。というかナズーリンの同僚。なお残念ながら、元ネタではあるだろうが求聞口授の記述により、一輪=童子説は否定されている。
- 雲山
- 横にいる雲で出来た顔の方。スペカを担当。
一輪と共に行動しており、自我があるれっきとした妖怪である。
性格は頑固親父で無口だが根は優しく、曲がったことが嫌いで、正々堂々と している者を好む。
- …と思いきや、頑固親父キャラは演じているだけと後に判明。(人妖名鑑 宵闇編より)
- 本当は温厚な性格の好々爺。気が小さいところもあり、一輪が居ないところでは人前に出ることができず、綿雲のふりをしているとのこと。
- キャラクターの元ネタは見越入道と呼ばれる妖怪であり、実際の正体もそれである。
- なお旧作を除き東方Project作品では森近霖之助に続いて史上二人目の、公式イラストを持つ男性キャラクター。かつ、星蓮船・心綺楼の時点でWin版ではゲーム中に登場する唯一の男性キャラである。(そもそも見越し入道に性別があるのかという議論はおいておくとして)
元々は一輪は普通の人間だった。見越し入道として人間を喰らっていた雲山を一輪が度胸と機転により退治した。雲山は一輪に感服して一生守ることを決め、一輪もそれを受け入れた。その後、波乱万丈な人生を送った後、いつしか一輪も妖怪となり、今の一輪と雲山のコンビが出来上がった。
妖怪となった後に、聖白蓮と出会い彼女に帰依することとなる。その後、一輪&雲山は村紗水蜜と共に地底(旧地獄)に封印されるが、東方地霊殿の騒ぎで村紗水蜜と共に地底を脱出し、東方星蓮船に至る。
ちなみに、古明地こいしは一輪&雲山が地底にいた時からすでに二人を見知っていたようである。なお、一輪側はこいしの能力の関係もあってか、東方心綺楼の時点までこいしのことを知らなかったようだ。これにより他の地霊殿キャラと面識がある可能性がある。
能力
- 一輪:「入道を使う程度の能力」
- 雲山が入道であるため、この能力は雲山を操る能力ともいえるだろう。一輪は東方Project作品では珍しいことに、弾の形をした弾幕を使用せず、レーザーや帯状弾幕しか放ってこない。
- スペルカードの弾幕も雲山が全て放っているため、実は被っているフードは黒子を表しているのではないかという話も(黒子とは黒装束を着用し役者の介添や舞台装置を操作する人のこと。つまり裏方担当)。
- 雲山:「形や大きさを自在に変える事が出来る程度の能力」
- この能力により自分の拳を巨大化させて相手にぶつける(つまり殴る)という未だかつてない特殊な弾幕を放ってくる。どうやら拳だけでなく顔面なども大きさを変えることが出来るらしく(しかも当たり判定付き)、それを初めて見た数多のプレイヤーが唖然・呆然・腹筋崩壊し、その間に残機が多数吹きとんだとの報告もある。
なお、同時に複数の拳、顔が出てきてもそれは能力の応用であって気にすることではない。眼力フラッシュ!
スペルカード
上記のとおりスペルカードは雲山担当のため、一輪は基本的に動き回るだけ。そのためか名前も雲と付くモノや弾幕STGなのに直接攻撃っぽいスペカが多い。
どうでもいいことだがボス戦2枚目のスペル、拳打「げんこつスマッシュ」と潰滅「天上天下連続フック」では雲山の拳に直接当たらないようにさりげなく避けている。他のスペルでは直撃しているのになぜこのスペルだけ避けるのかは謎。
弾幕アクションである『東方心綺楼』では一輪自身も手に持っている金の法輪を投げたり、あるいは手にはめて殴ったりしているが、基本は雲山の打撃・スペルカードに依る部分が大きい。攻撃は一輪の動きに雲山が合わせる形が多く、一緒に回転ラリアットしたり、一輪のオラオララッシュに合わせて雲山もオラオララッシュしたりと、一心同体ぶりがうかがえる。
東方星蓮船
ダブルスポイラー
東方心綺楼
東方深秘録
二人の関係
雲山が妖怪として人間を喰らっていた時代、一輪は一泡吹かせてやろうと雲山に会いに行った。そこで見越入道の対処法を実践し、雲山を撃退することに成功する。
そして雲山は敗れたショックと肝の据わった彼女に感服し、以後彼女を一生守る存在となったのである。その後紆余曲折を経て、いつしか一輪は妖怪の仲間入りを果たした。つまり元々一輪は人間であったようだ。
二人の連携はかなりのモノのようで、東方求聞口授にて「特殊な妖怪だが、実力はかなり高い」と評されている。
お絵カキコ
枚数が増えたので、雲居一輪&雲山のお絵カキコに分離しました。
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目