電脳戦機バーチャロン フォース 単語

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デンノウセンキバーチャロンフォース

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電脳戦機バーチャロン フォースとは、セガが発売したビデオゲームであり、『電脳戦機バーチャロンシリーズの第3作である。通称は『フォース』、『VO4』。タグに『VO4』。

概要

アーケード版におけるシリーズ最新作。2001年10月稼働開始。

第1作『電脳戦機バーチャロン』及び第2作『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム』同様、ロボット3D対戦アクションシューティングゲームである。ただし前作までは相手プレイヤーとの1対1の対戦だったのに対して本作は味方プレイヤーと共に戦う2対2のタッグチーム戦となった。
前作にバーチャロイドの数は大幅に増加。他方、スライディング攻撃の止等、攻撃のバリエーションは簡素化された。
2on2を実現する為にゲーム展開スピード感が大幅に落とされており、ハイスピード1on1であったオラタンプレーヤーの中には、こうしたシステム周りの変更に染めないプレイヤーも少なくなかった。後述する設置店舗の少なさもあり、プレイヤーの中にはフォースに移行する者もいれば、オラタンに残る者も存在し、プレイヤーが大きく分化した。

とはいえ、前作オラタンで一度極まったタイマン志向の機体が2on2になることで新たな立場、役割を得ることとなり、それを的確にこなすという新たな戦術が生まれた。これにより各機体の相性差は密な連携によって覆すことが可となったことから後の対人向けロボゲー作品に多対多戦が積極採用される理由となった。

稼働開始から2度バージョンアップが行われており、現在3バージョンが存在する。バージョンアップごとに機体の追加等が行われている。

また、前作まであったアップライト筐体版は本作にはなく、大筐体DX筐体)のみ。この為大規模店やセガ系列店などの店舗でないと設置ができず、地域によっては遠方まで遠征しなくてはプレイできなかった。
2010年現在では「機動戦士ガンダム戦場の絆」など、さらに大筐体ゲームも多数登場しているが、稼動当初は最大級の筐体だったのである。

ルール

  1. 対戦開始前に、各チーム1機をリーダー機として選択し対戦開始。
  2. 相手リーダー機のライフゲージを先にゼロにしたチームが1セット勝利セット毎にリーダー機は交替。
  3. 1セットの制限時間が過ぎた場合、残りライフゲージの合計値が大きいチームが1セット勝利
  4. 設定されたセット数を勝利したチームがその対戦の勝者となる。 

ターミナルとライセンスカード

ゲームプレイ用の筐体とは別に『VOターミナル』というアップライト筐体があり、磁気カード『VO4パイロットライセンスカード』を購入できる。カードにはプレイヤーの使用機体(バーチャロイド)や戦績等が記録されるほか、ターミナルにカードを入れると使用機体変更ができることもある(逆に言えばカードを使わなければ使用機体の変更ができず大半の機体が使用不可のままである)。

本作は磁気カードによるプレイヤーデータの保存をメジャー化したタイトルであり、後に多くのアーケードタイトルがこの方式を採用するようになった。

バージョンアップ

バーチャロンシリーズの慣例通り、M.S.B.S.のバージョンとして表される。


本作は固定ファンを獲得して息の長い人気を得ている。
しかしフォース登場の約半年前、2001年3月には同ジャンルの『機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオン』(カプコン開発バンプレスト販売)が登場。原作の知名度やゲームの面さに加えて、設置店舗の多さ・シンプルでわかりやすい操作・家庭用ゲーム機への移植等により大ヒットシリーズ続編の有の違いもあり、ゲームセンター3D対戦アクションゲーム流はバーチャロンから『ガンダムvs.シリーズ』に移っていった。

XBOX360 移植版

Ver.7.7をベースに限りなくアーケードに近い移植作がXbox360にて2010/12/22に発売された。また2012/4/26廉価版プラチナコレクションが発売。

ネットワーク対戦による従来式の熱い対戦がお茶の間で出来るようになったほか、以前はカードによる長期のプレイを要する要素も短時間で可なものにアレンジされ、手軽に遊べるようになった。

ストーリー

VC.a8年。オラトリオタングラム戦役開幕から4年もの歳が経っていた。
プラントは飽和した地上の限定戦争のみならず、かつて成し遂げられなかった移住化計画の名残りのある火星、そして木星へとその手を広げていた。

打撃艦隊 フォー

VC.a4年から確認されていた異世界からの侵略者、『戦闘結晶体 アジム』の討伐をすべく、RNA総帥であるアンベルによって編成された艦隊である。
アジムは最人類の兵器ではが経たず、バーチャロイドでもってしても現世へ侵入直後の不安定な状況でしか打倒できない人類の脅威であるそれは、木星付近に散らばる“ジュピタークリスタル”を侵入口として現れる。それを際でもって打破するのがこの艦隊のたる役割であった。

しかし、フォースとその“ジュピタークリスタル”はRNAに敵対関係にあるDNAの上部組織、FR-08が木星圏の管理企業を買収したことにより反発を受けることとなる。木星の管理権をめぐる戦いである『木星継承戦争』がこの戦いである。

プレイヤーは、火星における限定戦争での選抜を潜り抜け、フォース隊員となって木星へとワープした後に、現地のバーチャロイド用部隊の抵抗を突破して“ジュピタークリスタル”の安置所へ到達し、アジムを撃破することが的となる。

バーチャロイド

本作の舞台になる火星木星宙域では、ノイズで、既存のバーチャロイドに性ダウンが発生する。この為、これに対策を採った「第三世代VR」が流となった。
同時に、アジムに対抗すべく複数機をリンクさせ、エネルギーを与えてリブートすることが可になった新炉となっているため、2on2というタッグマッチ形式を取る。

同系列機体が多数登場するようになり、同じ名前を持つバーチャロイドでも全く性が異なる機体が登場する。また、特殊カラーリング指揮官機用の装飾などを入手する事で、ある程度デザインを変更する事も可

アーケード版では登録した系列の機体しかそのカードには支給されず、選択しなかった機体はその場で棄されるかたちとなるので対戦用のカード流の機体がほとんどで、所持する系列以外の機体を得るためには複数枚のカード所持が必要であった。

庭用版では機体取得や乗換が自由化され、レアリティも下がったため、アーケードでは滅多に見られなかった機体に乗るプレイヤーが増え、ある意味アーケード以上に豊かなチームで戦うことができるようになった。

ちなみに、本作から特定移植ハードいため、Vコンバーターはディスクが露出したものとなっている。

テムジン系列

バーチャロン役機ことテムジンの系列。2世でも火星でも稼働できたので、2世の「707」と3世代の「747」の両シリーズが支給される。

707は新である747系列に劣らない性を持つ。メインウェポンであるRW(ライフル)と高い格闘性軸とした伝統の装備を持ち、前作からの高いタイマンと素直かつ機敏な挙動から、相手の行動を抑止するたけるが、援護に向いた遠距離用装備が少ないため、味方との距離感が重要となっている。

747系列は外装を換装するシステムによって特定の用途に特化した4生を持つ。相変わらず近距離でのマッチアップを生かした立ち回りのエッセンスはそのままだが、変化した装備に合わせた立ち回りを楽しむことができる。相変わらずタイマンに特化している節があるので、それをカバーするのも腕の見せ所である。

他、1世代簡易量産型テムジン理やり火星で稼働できるよう改造した「10/80adv」も支給されるが、相変わらずハンデ機体であることに変わりはない。

アファームド系列

Rna勢内でとして運用されるアファームドの系列。相変わらず刈り頭と筋肉のような装甲がトレードマークオラタン時代の「バトラー」、「ストライカー」のコンセプトが先鋭化し、「J(ジャガー)」「T(タイガー)」という独自設計の機体へと生した。

「J(ジャガー)」は「バトラー」の流れをくみ、以前のガチムチではなく、スポーツマンのようなスリムなものとなった。体術に特化しており、その近接攻撃の素さと攻撃範囲が魅の格闘特化。反面、射撃があり、援護に向かないなど、2on2の中でいかに相手の攻撃を抑制すべくマッチアップしてゆくかが課題となる。

「T(タイガー)」は「ストライカー」の流れをくみ、装甲も強化されマッシブな“兄貴”な体を維持している。その装甲と中量ベースならではの機動の二面で押す戦法を持ち、装備する武器によって火力や近接といった特定の用途において脅威性を発揮する。反面、特化された以外の用法への対応は低め。

ライデン系列

一撃大逆転の浪漫を追及する「ライデンシリーズも本作でおなじみの参戦。本作は下記VOX系列を抱く優良企業「アダックス製作により正式に量産され、豊富な生機を得た。

相変わらず当てにくいながらも当たれば大きな被害を敵機に与えるセンターウェポンによる逆転性を有している他、各種武装が前作以上に整理され、自衛も高まっている。しかし、それ以上に2on2という状況ではその脅威度から方追いされやすく、機動も低いこともあって、敵機の連携から逃げ、いかにわずかなチャンスを見逃さないかが重要となり、形を変えても玄人嗜好な機体であることは変わりない。

ちなみに、系列のE1外伝小説ワンマンレスキュー」の主人公の装備を再現したものであり、コアファンに喜ばれた。

VOX系列

「アダックス」の商品であり、火星で最も運用されているコストパフォーマンスに優れた機体群。いわいる前シリーズの「ベルグドル」「グリス・ボック」「ドルカス」「ドルドレイ」といった重量機体シリーズを一手に吸収した。ただし、以前は区別されたミサイル系(SVD系列)と格闘重機体(HBV-10系列)が統合されたのは一部のファンから不評であった。

中央の小機に追加装備の上半身を乗せる「二人羽織り」式のフォルムは「グリス・ボック」から継承され、まさしく弾幕といえる高効率な武器を乱射し、相手チーム行動を抑制する戦法がとなる。防御スピードバランスは機種によって異なるが、当たり判定が大きく、脅威度の高さからマークされやすいということも含めて実戦での生存は高くない。ゆえに、その豊かな火力をどのように戦場提供してゆくかがポイントとなる。

バル系列

マーズクリスタル下での稼働実験バーチャロイドの系列であり、本体から切り離し可な武装“E.R.L”によるオールレンジ攻撃が可な系列。系列は脚部と性別によって武装の特性が異なる。

オラタンべて個人でできることは減ったが、設置したE.R.Lはレーダーに映らないうえに2on2という性質から相手の不意を突いた方向からの攻撃が可トリッキーな系列。これによる支援火力により、使い手次第では他の系列ではありえないほどの攻撃チャンスを得ることができる。反面、各設置位置に合わせた攻撃・再設置や、自分の優位な場所へ敵を誘い込む立ち回りなど、プレイヤーが処理せねばならない情報も多い。

06プラント系列

SM-06こと「サッチェルマウス」と呼ばれるブランドから発売されている系列。開発主任名前をとり、“アイザーマン系列”とも呼称される。前作における『サイファーバイパーⅡ)』や『スペシネフ』系列が統合されており、新系列『清』を有している。

サイファー』の後継にあたる『マイザー』は戦闘機モードや二段ジャンプダッシュを失ったものの、その幅広いレンジで戦える武装と抜群の戦機動はそのまま継承している。しかし、伝統の紙装甲は相変わらずであり、特に二人三脚の本ゲームにおいて、片割れの極端な被弾はチーム戦術の瓦解につながるため、何よりも回避が必要な支援系列。

スペシネフ』は前作と同じく、死神チックな外見が特徴。単発火力射撃と横方向に素い挙動により、走攻共に優れ、前線での戦闘も担える系列である。反面、手数が少なかったり移動方向によって速度ムラがあるなど独特のを抱えているため、覚えることは単純だが、極めるのに苦労するタイプ

景清』は本作新系列。武者のような外見と、おそらくアイザーマン博士の間違った日本感が反映された各種設定が面い。軽量機体に似た誘導性の良い射撃アファームドにも負けない素い近接と機動を持った中量。ただし、武器ゲージの回転率と長期的な火力最低クラスであり、駄玉を抑え、近接でのダメージの取り方が重要な系列。

ちなみに、『清』系列はアーケードでは相当なレアであったが、庭版ではレアリティが下がり、入手しやすくなった。

リリン・プラジナー独自ブランド

リリン・プラジナーが企業国家によらない独自のブランドにて開発しているオリジナルVRモデルにした系列。いわいる女性バーチャロイドを専門で取り扱うため、『フェイ・イェン』『エンジェラン』『ガラヤカ』の3系列が同時支給される。色々な意味でカトキハジメ賢者タイムスタートしている。さらにフェイ・イェンエンジェランは支給ごとに34段階のバストサイズが存在していた。

フェイ・イェン』は前作のナイトのようないでたちからウェイトレス姿になり、見たインパクトメカから更に遠ざかってきている。14歳。最速クラスの地上移動を持ち、誘導性のある射撃も有しており、それらで戦場荒らしまわる御転婆少女。総じて武器の射程が短いため、軽装甲で接近戦を余儀なくされるのが欠点。

エンジェラン』は前作に似た法衣のような女神姿。さすが17歳。前作の驚異的なVアーマーを失ったが、誘導性の強い武器はそれ以上のアドバンテージとなっており、軽量機屈後方支援特化の機体。欠点は射撃の弾速の遅さと細かいキャンセル挙動の鈍さ、そして近距離での自衛である。

ガラヤカ』は本作新登場。「ヤガランデ」を制御する的のオリジナル機のデータが転用されている。が、その姿は11歳の幼女テムジン等に近い万の装備となり、オールレンジで戦える軽量機である他、ダメージが蓄積するとプチヤガランデ変身するモードも備える。反面、装甲が脆いうえに転倒しやすいため戦いのペースを乱されやすく、ヤガランデモードは判定も肥大化するので集中火の末に沈んでしまうこともあり得る。

ガラヤカ』はトップレアの機体であり、玩性ゆえに高値でオークションで取引されているが、庭用では較的容易に入手可である。

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