電車がGO!とは、電車が自分の意思で独りでに動くこと。
多分コンビニに行きたかったのだろう。そうに違いない。
列車のブレーキは空気圧なので、時間の経過とともに緩んでしまう。その為に留置時は必ず手歯止め(ハンドスコッチ)をする必要がある。
しかし、股尾前科運転士は早くトイレにいって遊びたいが為に手歯止めを忘れてしまう。
数時間後、見事にブレーキは緩み、運転士のいない電車は出発してしまった。まさに電車がGO!してしまったのだ。
貨物列車ではよくあることらしい(突放)。
実は、この事例における股尾前科運転士の運転している車両は電車ではなく、気動車である。
「電車」は電動客車の略称であるため、文字通り電気がなければ動かない。一方気動車には電気は必要なく、ディーゼルエンジンで動いている。
要するに、コンビニに行きたかった車両を「電車」というのは間違っている。
元ネタは「電車でGO!」であるが、その電車でGO!(初代)の初級入門用路線は気動車である。
もちろん、現実のJR西日本の路線で紛れも無い「電車」の逸走事故はあったが(2013年9月16日に発生した加古川線西脇市駅での事例など)。
2017年7月現在、衝突事故等によりブレーキが故障して制御不能になった例は多いものの、完全に停車した電車の暴走事例は数少ない。
東京に襲来したゴジラに対する最終作戦「ヤシオリ作戦」にて無人の電車に爆弾を詰め込んで遠隔操作するというまさに電車がGO!というべき作戦が実施された。
伊福部昭氏作曲の『宇宙大戦争マーチ』の中、ゴジラを目覚めさせるためにJR東海の新幹線N700系電車が東京駅15番線・18番線よりゴジラにむけ走行自爆した。
なお過去作にてゴジラに破壊された新幹線0系電車の仇をとることになった。
次に投入されたのは、JR東日本のE231系電車 500番台・近郊タイプ 及び、E233系電車 0番台・1000番台 が投入され神田駅と新橋駅よりゴジラに突っ込みチェーンマインのように巻き付いて自爆した。
1965年6月24日、北陸鉄道金沢市内線にて発生した電車の暴走・脱線事故である。
出羽町停留所を出発後、運転士が異常を感じて停止し下車点検を行った。
現場は坂の頂上部分であったため転動し暴走した。
当該電車はブレーキロッドが折れ破損していた。乗務員はとっさにレバーを線路上に置いて止めようとしたものの電車はレバーを乗り越えた。
すぐに電車に飛び乗ったがレバーを置いてきてしまたので何もできず、坂を下った先で脱線・転覆した。
2001年5月15日、アメリカ・オハイオ州にて発生した貨物列車の暴走事故である。
操車場にて転てつ機までに貨物列車が止まれないと思った機関士がブレーキをかけた上で飛び降りポイントを切り替えようとした際、ブレーキをかけたつもりで操作レバーをフルノッチに入れてしまったことにより列車は加速し、降雨により濡れた手すりに滑り機関士は機関車に飛び乗れなかった。
列車はデットマン装置も動作せず(機関車のみ空気ブレーキがかかっていたため動作しなかった)カ行し毒性のある液状フェノール2万リットルを含む総重量3000tの貨物列車は暴走を始めた。
操車場より約106キロ先には最高速度40km/hの急カーブがあり周辺には燃料倉庫・ガスタンク・民家が密集していて、カーブに差し掛かるときには列車は100km/hを超え脱線することは確実であった。
途中、別の機関士が飛び乗ろうとしたがフルスロットルでカ行している列車を見て断念し(この時点で列車がカ行していることを知らなかった)、さらに警察が緊急用の非常停止スイッチを狙撃で押そうとするも失敗し、さらにさらに人気のない待避線で脱線させようとしたものの約80km/hで暴走する列車により転てつ機が跳ね返され失敗した。
暴走開始より約一時間半後、本線反対側から進行中だった別の貨物列車Q96号は正面衝突を避けるため待避線に退避した。
Q96号は貨車を切り離し暴走列車が真横の本線を通過するとバック走行で約100km/hにて暴走列車を追跡した。
後退してるので進路上の状態を確認できない機関士に代わり機関車の後方では車掌が無線機を持ち機関士に状態を伝えた。
その後、暴走列車に追いつき高速走行のまま機関車を連結、Q96号はダイナミック・ブレーキ(発電ブレーキ)をかけ暴走列車を減速させた。
ある程度減速させたのち先回りしていた機関士が乗り移り8888号を停止させた。
この事故は、日本テレビ系「特命リサーチ200X」で特集していたため、これをきっかけに知った人は多いだろう。
2011年にこの事故をモデルとして製作した「アンストッパブル」という映画が放映された。
2009年2月19日 三重県津市白山町 JR東海名松線家城駅にて発生した気動車の無人暴走事故である。
家城駅にて、入れ替え準備中に運転手が列車を離れたところ列車は無人で下り坂を走り始めた。
原因はエンジン始動後、運転士がブレーキがかかっていることを確認しないで列車を離れたことによる。
また、同じ駅では過去にも手歯止めを忘れたことにより無人車両が暴走する事故が起きている。
この事故で再発防止策がとられたが、入れ替え中であったため安全装置は機能しなかった。
2013年7月6日、カナダのケベック州ラック・メガンティックで発生した石油貨物列車の暴走による脱線・爆発事故。
当該列車は73両編成(機関車5重連・タンク貨車68両)で貨車には原油768万4000リットルが積載されていた。
7月5日23:25頃、待避線に故障車が停止していたため本線上で乗務員交代のため本線上にて空気ブレーキとハンドブレーキをかけて停止した。
この時、漏油により小規模な火災が発生し消防により消火が行われた。
消防士が引火防止のため機関車のエンジンを切ったが、これにより空気ブレーキに圧縮空気を送るコンプレッサーが停止し空気ブレーキが解除された。
消防士からエンジンを切ったことを伝えられた鉄道会社の社員は機関車の知識のない保線員だったためエンジンを再起動させる必要があることを知らずそのまま現場を立ち去った。
その後、機関車と貨車の連結が外れ無人の貨物列車は暴走を始めた。
翌1:15頃列車は待避線より約11km先の市街地にあるカーブに突入し脱線した。
脱線の衝撃によりタンク貨車内の原油に引火し爆発・炎上した。
機関士は機関車のマニュアルを読んでおらず26両以上にハンドブレーキをかけなければならないところ、いつも7両にしかハンドブレーキをかけていなかった。また停車場には9‰の勾配があった。
死者:33名、行方不明者:17名 建物破壊:40棟、避難者:約2000名
その後、鉄道会社は多額の賠償請求のため事実上の倒産、機関士・運航指令員・運航マネージャーなどが過失致死罪に問われている。
股尾前科による事例の動画はJR西日本によって権利者削除へGO!してしまうので紹介できませんので、代わりに現実の事例を紹介させて頂きます。
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最終更新:2025/03/26(水) 09:00
最終更新:2025/03/26(水) 08:00
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