霊気池の驚異 単語

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レイキチノキョウイ

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《霊気池の驚異》(れいきちのきょうい)とは、マジック:ザ・ギャザリング(以下、MTG)の6連ガチャカードである。初出は2016年発売の『カラデシュ』。

概要

Aetherworks Marvel / 霊気池の驚異 (4)

伝説アーティファクト

あなたがコントロールするパーマネントが1つ墓地に置かれるたび、あなたは(E)(エネルギーカウンター1個)を得る。

(T),(E)(E)(E)(E)(E)(E)を支払う:あなたのライブラリーの一番上からカードを6枚見る。あなたはその中からカード1枚を、そのマナコストを支払うことなく唱えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に作為の順番で置く。

引用元exit

エネルギー”を使って、ライブラリーの上6枚の中から好きな呪文をタダで唱えられるアーティファクトエネルギーとは『カラデシュ』で新しく登場した、マナとはまた別の要素である。エネルギーは自分のでも溜められるし、他のカードで溜めてもいい。《織木師の組細工》という1枚でエネルギーを6個溜められるカードもあったため、4ターンに出して即起動も可

今まで似たようなをもったカードはいくつかあったが、そのほとんどはカードを“場に出す”だけだった。このカードは“唱える”となっているのがポイントで、「唱えたとき○○する」といったが誘発する。一方、打ち消されるというリスクもある。また、《霊気池の驚異》自体は場に残るので、エネルギーが溜まる度に起動できるのも優秀。

そのから、しばしば“霊気池6連ガチャなどと呼ばれる。

エルドラージガチャ

スタンダードでは、《霊気池の驚異》は巨大クリーチャーエルドラージ”をタダで唱えるために使われた。

Emrakul, the Promised End / 約束された終末、エムラクール (13)

伝説クリーチャーエルドラージ(Eldrazi)

約束された終末、エムラクールを唱えるためのコストは、あなたの墓地にあるカードに含まれるカードタイプ1種類につき(1)少なくなる。

あなたが約束された終末、エムラクールを唱えたとき、対戦相手1人を対とする。そのプレイヤーの次のターンの間、あなたはそのプレイヤーコントロールを得る。そのターンに続いて、そのプレイヤーは追加の1ターンを得る。

飛行、トランプル、プロテクション(インスタント)

13/13

引用元exit

SSR。13/13飛行トランプルという巨大なスペックに加え、唱えたときに相手のターンコントロールを1ターン奪ってしまう。ターンコントロールを得るというのは、相手が行なうはずの選択をすべて自分が行なえるということで、「エムラクールに向かってクリーチャー駄死にアタック」、「エムラクールを対処できる呪文を別のクリーチャー駄打ち」などやりたい放題できる。

Ulamog, the Ceaseless Hunger / 絶え間ない飢餓、ウラモグ (10)

伝説クリーチャーエルドラージ(Eldrazi)

あなたが絶え間ない飢餓、ウラモグを唱えたとき、パーマネント2つを対とし、それらを追放する。

破壊不能

絶え間ない飢餓、ウラモグが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーの一番上から20枚のカードを追放する。

10/10

引用元exit

SR。唱えたパーマネントを2つ吹き飛ばし、攻撃するとライブラリーにもダメージが入るので、クリーチャーブロックで時間稼ぎも不可能おまけに破壊不能で、普通の除去呪文では対処できない。

最初に登場した《霊気池の驚異》デッキは、上記のSSRSRを4枚ずつ投入した特化だった。ガチャの当たり確率は高いが、《霊気池の驚異》そのものを打ち消されたりするとどうにもならなくなるという致命的な弱点があった。そのため、その後はSRウラモグではなく、《霊気池の驚異》がなくてもプレイできる《墓後蜘蛛、イシュカナ》を使い、SSRムラクールマナコストを減らすにも注したタイプが活躍した。

『カラデシュ』の次の『霊気紛争』の発売と同時に《約束された終末、エムラクール》がスタンダード禁止カード定された。そのため、SRウラモグが再び使われるようになり、追加の当たりには《奔流の機械巨人》が使われるようになった。また、《守護フェリダー》を使った“コピーキャット”というコンボデッキでは、余ったエネルギーコンボパーツを探しにいけるということで《霊気池の驚異》が少し使われることもあった。

その次の『アモンケット』発売と同時に今度は《守護フェリダー》がスタンダードで禁止された。禁止カードと新しく出てきたカードによるメタゲームの変化で、《霊気池の驚異》デッキが有利な環境になり、《霊気池の驚異》デッキと相性のいい便利な軽い呪文も増えてデッキ自体も強化された。結果、プロツアーアモンケット』ではトップ8中4人が《霊気池の驚異》を使い、プロツアー以降も流行した。

そして、プロツアーから約1ヵ後の6月13日に、スタンダードにおける禁止カード定された。4ターンSRウラモグが唱えられる=事実上の試合終了であり、それが約10パーセントで起こってしまうのは健全ではないと判断されたのである[1]

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関連項目

脚注

  1. *2017年6月13日 禁止制限告知exit
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