霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)とはZUN(上海アリス幻樂団)制作の「東方Project」作品内のキャラクターである。
種族:人間
職業:魔法使い、泥棒
二つ名:「普通の魔法使い」など(後述)
職業に「魔法使い」とあるが、種族が魔法使い(=人間ではない)のアリスやパチュリーと違い、魔法を使うだけの普通の人間である。
本編での初登場は第2作目・東方封魔録の4面ボス。魅魔の手下として現れ、時間稼ぎのために戦う。それ以降は霊夢と同じく、東方文花帖・ダブルスポイラー・妖精大戦争・弾幕アマノジャクを除いた全ての作品でプレイヤーキャラとなっている。
初登場が第2作目であった関係上霊夢より登場回数が僅かに少なかったが、妖精大戦争においておまけボス(EXボス)として登場したことにより、霊夢と並び登場回数最多キャラとなった。
各ゲームアプリケーションのアイコンは魔理沙が担当し、霊夢がタイトル画面を担当している。
『魔理沙は、我々に近いレベルの人間がいないと
誰も話についていけないので、 って理由でいるような感じ。脇役だしね。』
『具体的に言うとアレだけど、サブキャラ。』 (ZUN氏)
という言及によって「主人公はあくまで霊夢だけである。」と勘違いされることが多いが、
神主自身の位置づけとしては魔理沙はれっきとした"もう一人の主人公"であり、
脇役発言はあくまで物語としてはどちらがどの役回りなのか、という話に過ぎない。
実際に神主自身の公式生放送において主人公として霊夢と魔理沙二人を指していたほか、
大東方Project展での彼女の説明文において、神主のコメントとしてはっきりと明記された。
神主曰く「魅力のある脇役」との事。(でもアイコンは全部魔理沙)
天性の才能に恵まれた霊夢とは対照的に努力型のキャラクターなのも脇役としての役割が起因していると思われる。
また、西方projectの1作目である秋霜玉では霊夢と共にゲスト出演している。
だが、永夜抄における「マリス砲」や風神録のレザマリ時の攻撃力の異常な高さ(バグ?)、地霊殿での他キャラとの優遇の差などを見るに、脇役ではあるが神主に最も愛されているキャラではないだろうか。
しかし役回りの都合上、登場回数に対して特筆するような代表的な作品が書籍以外に存在しなかったが、登場してから25年目となる2022年の夏コミ(C100)において、彼女が単独主人公を務める『バレットフィリア達の闇市場 〜 100th Black Market.』が頒布されることが同年7月22日に公表された。
※注1:1面道中曲だが、魔理沙のテーマとして作られているので記載(神主コメより)
※注2:ZUN本人によるアレンジではない。
※注3:公式に霧雨魔理沙のテーマと明記されてはいない。
身長は「成長期の10代前半の少女達」として、やや低いグループ。
ウェーブがかかった金髪に、片側だけ垂らした三つ編みが基本。
白いリボンの付いた黒い三角帽子に、白ブラウス・黒系の服、白いエプロンが基本で、黒と白が中心のカラーリング(もっとも、ゲーム中の相手からは「黒いの」「黒い魔」等、黒ばかりが強調されるが)。
もうひとりの主人公・博麗霊夢の「紅白巫女」と呼ばれる赤と白の色合いとは対象的である。
ただいつも同一の服装というわけではなく、登場作品ごとに細部が異なる。特に、書籍系作品では季節や登場回ごとにデザインやアクセサリー等が細かく変わっており、結構なお洒落さんである。
下着はドロワーズを着用。
常に箒を携えており、空を飛ぶときはこれにまたがって飛ぶ。
上記の服装も含めて、箒は「魔法使いと言えばこの格好」と彼女がこだわっている点が大きい。(後述)
「魔理沙は、性格がひねくれてますが、ほんとの所も性格悪いです」(紅魔郷)
「性格は、負けず嫌いで意地の悪い所もあるが、根は真っ直ぐ。何処に行っても迷惑がられるが、実際に迷惑な行動も多い」(萃夢想)
「愛想が悪く意地悪だが、根は真っ直ぐ」(緋想天)
…等々、原作ゲームのキャラ説明では結構ひどい言われ方をしている。もっとも、東方は概ね性格がいいとは言えないキャラクターばかりなのだが。
負けず嫌いでひねくれ者。努力家で勉強家だが、そのことを人に知られるのは嫌い。
昼と夜は魔法使いで、それ以外は墓泥棒考古学者。
蒐集癖があり、物が捨てられない性格。
口癖は「派手でなければ魔法じゃない。弾幕は火力だぜ」(東方求聞史紀)。「弾幕はパワーだよ」という発言を永夜抄でしており、こちらが引用されることも多い。ゲーム本編でも一貫してパワー重視の機体となっている。(後述)
魔理沙は主人公であるためか、「魔法を使う」能力以外にもいくつか能力と言えるものをもっている
以下の項目は公式設定上の魔理沙の特技及び特性に便宜上能力名をつけたものである。
ほぼ全ての東方作品に出演しているだけあって表記のぶれを含めるとかなりの数の二つ名が存在するが、Win版以降の二つ名の殆どはその大意が「普通の(≒人間の)魔法使い」となっている。
ごんぶとレーザーを放つ「マスタースパーク」系統と、星型弾を大量にばらまく宇宙関連用語のスペカがほとんど。
ごくたまに全く違う系統のもの(星蓮船の「アルティメットショートウェーブ」や輝針城の「マジックアブソーバー」など)も扱うが、試作品だろうか。
ゲーム中は移動速度が速く、精密な操作がやや難しい。
ショットは画面上端に一瞬で届く「イリュージョンレーザー」と、弾速は遅いがヒット時に爆風が発生する「マジックミサイル」のいずれか、もしくは高速時・低速時で撃ち分け。どちらも攻撃力に優れるが攻撃範囲は狭めなことが多いのが特徴。
彼女の代名詞であるスペルカード「マスタースパーク」はゲーム中でも強力で、他の主人公機体と比較しても非常に長い攻撃時間・無敵時間・威力を誇る。
ただ発動中は移動速度が極端に落ちてしまうため、他機体のように無敵時間を利用したアイテム回収やグレイズ稼ぎなどは難しい。愚直に攻撃特化である。
撃つ時は精神を集中させ、優しくミニ八卦炉に呪文をかける。
にっくきターゲットを狙い、放つは恋の魔砲!
敵ボスとして登場する際は、上記のマスタースパーク系統の他、星型弾を大量に使用する宇宙関連のスペカを多用する。いずれも非常に見応えのある(そして高難度の)スペカである。
魔理沙は人間としては最高クラスの威力の魔法を使えるなど実力はあり、公式に特に魔理沙が弱いといった設定や描写があるわけでもない。だが魔理沙自身は上記でZUN氏に我々に近いレベルの人間と例えられていることからも東方のキャラクターの中で最も普通の人間に近い存在といえ、生まれも里の道具屋の娘といたって普通の少女である。
また、弾幕格闘ゲームである「萃夢想」のキャラ説明には「スピードとパワーはあるが、体術は余り得意ではない」とある。
普通の存在であるという一方で、霊夢と同様に主人公として東方本編で強大な力を持つ妖怪や、反則的な能力を持つ超人を相手にして数々の異変を解決してきたという高い実績があり、東方で唯一と言ってよい「戦闘実績>>設定上の強さ」のキャラである。
その結果、魔理沙の強さは解釈次第で天と地ほどの差が出てしまい、二次創作では自分の無力に思い悩む一人の少女になったり「博麗の巫女」霊夢に並ぶ程の実力を持つ勇者になったりと非常に多様になっている。
『今回、ラスボスクラスのキャラ達が自キャラ(とはいえ、霊夢達はそのラス
ボスクラスより強いのだが)なので、序盤から敵の能力が強大です。多分。』
とあり、「ラスボスクラスより強い」との記述は魔理沙にも掛かっている可能性は高い。
ただ、これが弾幕ごっこに限っての話なのか本当に相手を倒す気で戦った場合も含めての話なのかは、不明である。
公式での実際の戦績を見ると、最終ボスのレミリア・スカーレットや西行寺幽々子等を倒している実績が目につくが、花映塚ではミスティアやチルノといった相手に敗北する事もある。緋想天等では多くの人妖を相手に倒したり逆に倒されたりしており「主人公」のイメージほど魔理沙や霊夢が他の人妖を圧倒しているということはない。また、そのストーリーは最後に本気を出した比那名居天子に霊夢共に敗れることで終了している。
異変解決については
『霊夢達は負けても幾らでも再挑戦しますが、妖怪側は負けても再挑戦はしないし
勝負結果に執着しないし・・・、はっきり言ってしまえばどうでも良い事なんですよ^^;』
とZUN氏は話しており、勝敗は重要ではなく魔理沙たちがボス達に何度目の挑戦で勝利できたのか等も不明である。
誤解されやすい為に注意しておくが、東方世界で行われている弾幕での戦闘とは漫画によく見られるような殺し合いを楽しむ様なものではなく、あくまで少女たちの遊びを兼ねている戦闘である。無駄な弾が多い弾幕美こそがボス側の少女等が主人公を本気で殺す気がないことの証明であり、本気で殺す気なら10分の1の弾も必要無いとアーカイブにてZUN氏は語っている。故にこの記事での強さは、魔理沙と誰々が殺し合ったらどちらが生き残るかなどといった殺伐とした話とは別である。(東方での決闘の強さであることに変わりはないが)
東方封魔録にて初登場した際は左のイラストのように赤い髪と赤い眼をしていたが、次作の東方夢時空からはWin版と同じ金髪金瞳に変更されている。
夢時空と幻想郷での二つ名は「魔法と紅夢からなる存在」。
怪綺談の二つ名は「魔法使いさん」。
怪綺談エキストラエンディングでは「Sorceress」。
初登場は東方封魔録の四面ボス。体験版にも出てくる。
次作の東方夢時空から自機キャラとして登場し続ける。
服装も見ての通りやや異なっており、紫色(怪綺談では黒)の服を着ている。
Win版のような白黒が出来上がったのは旧作とWin版の間の西方Projectにスポット参戦した時からである。
ちなみに西方projectの1作目と2作目は東方のキャラが登場しており、ZUNが音楽と東方キャラのグラフィックを提供している。
また、喋り方はWin版とは異なり、封魔録の四面では一人称「あたい」で「きゃはは」と笑う女口調で、封魔録体験版・封魔録OMAKE.TXT・夢時空・幻想郷では一人称「私」で「うふふ」と笑うなどしていた。
しかし、怪綺談ではそういう笑いをすることも無く、女口調である以外はほぼ現在の魔理沙とほぼ同じなので、性格が変わってきたのかもしれない(もっとも、夢時空の時点で「前作と性格が変わったような」と書かれているのだが)。
なお、紅魔郷や妖々夢では若干旧作の名残りがある、といっても旧作の魔理沙は紅魔郷の様に「~ですわ」と喋る事は無い。
なお、封魔録のゲーム中でのみ「魔梨沙」と表記されているが、同じく封魔録の付属テキストやBADエンディングでは現在と同じ「魔理沙」と言う表記がされており、以降では「魔理沙」で統一されている事から、「魔梨沙」は単なる誤字だとも思われる。また、封魔録の魔理沙という意味でも用いられたりしている。
夢時空では背中に悪魔のような黒い翼を生やして戦っていたりもする。
また西方projectの1作目「秋霜玉」でEXボスとしてゲスト出演した際は、白い翼で飛んでいた。
ちなみに博麗靈夢との関係は、封魔録以降の旧作のBadEndやGoodEndでも、魔理沙はよく博麗神社に遊びに行っており、怪綺談では靈夢が魔理沙の家に来ている。また、幻想郷の魔理沙EDでは、2人ともよそいきの私服に着替えて外に出かけるなど、仲のよさを感じる。
幻想郷のGoodEndで靈夢は仕事の邪魔しちゃだめと言ってる。さらに危険だからと念押ししているが、魔理沙は笑ってごまかしている。今の日常とあまり変わりない様にも思える。
この時にWin版の魔理沙とほぼ同じだぜ口調の喋り方をしている。前作にだぜ口調の北白河ちゆりがいたので、口調が移ったのでは?という説もある。ただし、怪綺談では女口調に戻っている。
怪綺談では魔界の神になるために観光旅行として行った魔界を荒らし回っており、エンディングでは魔界から来た魔物たちが魔理沙の姿を見て逃げ出している。
怪綺談Exのエンディングではアリスを縛って吊るして持っていた魔導書「Grimoire of Alice」を奪って魔法を習得しようとしている。
神主が音楽を提供している後輩の同人サークル「瞬殺サレ道?」の弾幕STG「西方Project」の1作目「秋霜玉」のEXボスとして登場。
神主がわがままいって霊夢と共に出させてもらったらしい。
二つ名は「紅夢の魔法使い」。
テーマ曲は「魔女達の舞踏会 ~ Magus」。
「撃つと動く!!」のセリフと共に登場し、左のイラストのように白い翼で飛び、5~6個のオーレリーズを使って戦う。
体力が減ると2人に分身する。
最初は女口調で話していたが、すぐに現在に近い口調で話し始める(だぜ口調ではないが)。
服装は旧作から大きく変わり、現在に近い白黒の服となっている。
また、三つ編みもこの時からしている。
創曲幻想.txtによると性格は力に執着し、力を誇示する自信家。
いつも闘う相手を探しては難癖を付けて遊んでいる。
しかし実は努力家でその力は隠れて修行したものである。
修行を全然しないくせに才能だけで強い霊夢に妬みを持つこともあり、いつもいじめたりする。
その実、魔理沙は霊夢がいないとつまんなくて死んでしまう位、仲がいい。
霊夢がいつも何か変な事に巻き込まれてしまうのは、その半分を陰で魔理沙が引き起こしているかららしい。
魔理沙の実家は、人里にある大手道具店「霧雨店」である。
一人娘であり、本来ならば家で結婚でもして跡を継がなければならない立場だが、現在は勘当されて絶縁状態にある。
魔理沙の方も実家に関わるのを避けており、仲は相当悪いようである。
縁起では、彼女があまり語らない事に加えてプライベートな事だからと言う事で詳しくは書かれていないが、霧雨店がマジックアイテム関連を扱っていない事に関して何かあったらしい。
具体的にどんな事があったのか、霧雨店はマジックアイテム以外の何を扱っている店なのか、家族構成はどのようになっているのか等は明らかになっていない。そのためその辺を補完した二次創作がしばしば見られる。
魔理沙の父親は、東方香霖堂にて存在が公式に確認されている。
ここでは特に親しい、または二次創作で関わることが多い者達を記載する。
友人。
よく神社に遊びに行く。
対戦:封魔録・夢時空・幻想郷・永夜抄・萃夢想・緋想天・非想天則
本来は霊夢の仕事であるが、勝手に妖怪退治の依頼を横取りする事もある。
異変の外である書籍では特に一緒にいるシーンが多い。
仲は良さそうだがゲーム本編である妖怪退治は別行動が基本。別行動の結果、お互いを「仕事の障害」として衝突したこともある。一方書籍作品では、東方鈴奈庵で霊夢と一緒に妖怪退治を行ったことや、東方茨歌仙で妖怪が出るからその危険を霊夢と一緒に促すことをしている。
旧作では靈夢・魔理沙エンディングの多くで魔理沙が靈夢の家に遊びに行っている。
また、魔理沙が靈夢の修行を手伝ったり神社の掃除の手伝いをしたり、2人で一緒によそいきの服を着てどこかに遊びに行ったりもしている。
怪綺談のエンディングでは霊界に遊びに行くことを靈夢に聞くために家に招待している。
その際に靈夢から魔物退治を頼まれ、暇だから引き受けた。
ちなみに、「幻想郷」のエンディングの1つでは悪霊を封じた瓶を魔理沙に盗まれているため、靈夢は魔理沙の泥棒癖の最初の被害者だったりする。
秋霜玉のテキストによれば霊夢が変な事に巻き込まる原因の半分は魔理沙が陰で引き起こしているらしい。
9冊目の幻想郷縁起が完成するよりも4~5年前の時点で既に霊夢とは友人であったとの事なので、かなり幼い頃からの友人の様子。
ゲーム中では夕ご飯の話しを互いにしていたり、書籍では霊夢と一緒にご飯やおやつやお茶や紅茶を食べていたり飲んでいたりするシーンが見られる。また霊夢の切り札であるスペルカードである夢想天生の名前は魔理沙が名付けた。
魔法の森の魔法使い。
永夜抄パートナー、地霊殿サポートキャラ。
対戦:怪綺談・妖々夢・萃夢想・緋想天・非想天則
初めての出会いは「東方怪綺談」の3面。
EXでは自機メンバーの中で唯一、魔理沙だけがアリスの事を覚えていた。エキストラエンディングではアリスを縛って吊るして究極の魔法を記した本(Grimoire of Alice)を奪っている 。
「東方妖々夢」の時点では同じ蒐集癖を持つ事でバッティングする事が多く、割と犬猿の仲だとされていた。
「東方萃夢想」の魔理沙ストーリーでは「関係無さそうだけど取り敢えず」アリスストーリーでは「情報は持ってなさそうだけど取り敢えず」といった理由でお互いの家を訪れる。
「東方永夜抄」でも「仲が悪い」とされているがコンビを組む。この時アリスが魔理沙に声をかけた理由は「こういうこと(異変解決)に慣れてそうだから」である。バッドエンディングでは「魔理沙が打倒月人の秘策を練っている横で疲れた為にアリスは先に眠る事を選んだ。帰らず泊まっていく事は珍しい事だ」とされており、アリスが魔理沙宅にちょくちょく訪れていることが示唆されている。ノーマルエンディングでは二人が結界組と一緒に博麗神社でお月見をしていたり、魔理沙の「面白いもん見せる」という誘いにアリスが乗って2人でこそこそ神社に来ている。グッドエンディングでは何と二人で永遠亭に墓泥棒遊びに行っている姿が見られる。
「東方地霊殿」では地下を調べる必要があったが妖怪は行く事が出来ない為、「温泉が楽しめるゲーム」だと言って魔理沙を地下に向かわせた。永夜抄時に比べて柔らかい会話をしており仲良くなっている様に見える。何故か2人ともTVゲームを攻略しているかの様なノリ。
アリスもまた貴重なグリモワール等の魔道具を所持しているが、それらが魔理沙に盗まれたり、勝手に家に入られたりした設定やそれを思わせる会話は今のところ存在しない。
紅魔館の図書館の魔女。
泥棒家業の被害者。
地霊殿サポートキャラ。
対戦:紅魔郷・萃夢想・緋想天・非想天則
実際にどのくらいの本をどのような方法で強奪しているのかは原作で明かされたことは無いが、紅魔郷にて「わぁ、本がいっぱいだぁ 後で、さっくり貰っていこ」「持ってかないでー」と言うようなやり取りが存在する。「東方三月精」では本を盗んで「(私が)死ぬまで借りただけだ」と開き直る魔理沙に対し、「期間がどうであれお前に本を貸すつもりなど微塵もない」とマジギレ。
また求聞史紀では「魔理沙は本については盗む事に罪悪感覚えていないのかよく盗む」とされている。地霊殿では「魔理沙。この先に行かないの?散々人の家から本を盗っておいて」と言われ 「しょうがないなー。今回だけは行ってやるよ。」と返している。
地霊殿の魔理沙の設定には「魔法使いであるため魔法を使う妖怪とは相性が良い。ただしあまり好かれてはいない」と書かれている。パチュリーが魔理沙を選んだのは、地下の妖怪や地霊達が表に出てくる事に危険を感じ、紫に相談した結果、地下に向かわせるのは妖怪より影響力の少ない人間がよい、という理由からである。
泥棒家業の二番目の被害者……と思いきや、霊夢と違って魔理沙が香霖堂の品物を勝手に持って行く事はほぼ無い様子。何故なら、魔理沙はしばしば蒐集してきた鉄クズ等を引き取ってもらっているため、盗まなくても物々交換で取引出来るからである。霖之助がツケでの購入を許しているからというのもある。
霖之助との接点としては、霖之助は魔理沙の実家である霧雨道具店で修行していた事があるという事。
魔理沙が生まれる前の話であるが、霖之助は独立して店を開いた後も霧雨道具店にしばしば顔を出していたため、その関係で魔理沙は幼い頃から霖之助を知っているようだ。
その所為か、彼から影響を受けたことも一つや二つではない。魔理沙が星の魔法を使うのも蒐集癖があるのも、元を正せば霖之助が関係している。
魔理沙側からすれば幼い頃から変わらぬ「お兄さん」的存在であるが、霖之助側からすると魔理沙の事はオムツが取れる前の頃から知っているからか、魔理沙に対して子供扱いしている節がある。
またお世話になった師の娘でもあると言う事で多少の遠慮があると魔理沙は思っているようだが、魔理沙との会話を見るに結構ズケズケと物を言っているので、あまり遠慮しているようには見えない。どちらかと言うと、鉄クズ等を引き取る時に不当に安い条件で引き取っている関係である。(魔理沙が集めてくるクズはたまに貴重な品が紛れている)
二次創作ではフランが魔理沙に非常に懐いているかのような描写がしばしば見られるが、公式では特にそのような設定は無い。縁起では「紅魔館に忍び込むとたまに妹に会うんだよなぁ。刺激しない様に通り過ぎるんだけど、折角忍び込んだんだから出てこないで欲しいぜ」とコメントしている。
ただ、紅魔郷Exステージにおける魔理沙とフランの会話が印象的である事、レミリアが神社に遊びに行くなど(実際紅魔郷Exステージはレミリアが神社に遊びに行って雨で帰ってこれなくなった事に起因する)霊夢側に傾いている事、さらに魔理沙は紅魔館に侵入する事があることから、二次創作内でフランが最も良く遊ぶ相手と言う位置付けになる事がある。
有名な『あなたが、コンティニュー出来ないのさ!』は彼女が魔理沙に放ったセリフ。
にとりはアリスやパチュリーと違い、間欠泉を止める為ではなく核融合の話に首を突っ込みたいが為に魔理沙を地下へ送った。
にとりは魔法使いではないので「相性が良い」という訳でもない。勉強熱心な魔法使いと知識欲旺盛なエンジニアと言う点では似たもの同士で仲が良くなりやすいと言うのはあるかも知れないが……。妖怪の山は盗難被害が出たという設定や描写はまだ出ていないようだ。にとり自身が人間好きな性格であり風神録でもEDに出演していた事もある。
普段は飄々としてる魔理沙も、地霊殿の会話ではノリノリの彼女に押されぎみ。
旧作から設定を引き継いだ二次設定がベースとなっている。
現在のところ、魔理沙が敬称で呼ぶ唯一の人物。
旧作では魔理沙は魅魔の下にいたことがあり、また魅魔から「もっと修行しなさい」と言われている。
また、「東方封魔録」にて魅魔の前座として登場した魔理沙は星の魔法を操り「オーレリーズサン」らしき4つのビットを飛ばしている、その後、魅魔も星の魔法やオーレリーズを使っている(魔理沙とは使い方が違う)。
(Win版設定では星の魔法を使うようになるきっかけが香霖堂で行った流星祈願会なので、Win版と旧作の間には多少設定の齟齬が見受けられる。ただし、怪綺談から紅魔郷までは1年以内であるため、流星祈願会の後に封魔録の出来事があったということも十分に考えられる)
このことから二次創作では魔理沙の師匠や母親代わりとして扱われていることが多い。ほとんどの場合、魔理沙が頭が上がらない唯一の存在として描かれている。
原作では魅魔様と魔理沙は互いに会話をしているシーンはなく(封魔録では魅魔様がいなくなるのと入れ替わりに魔理沙が登場)、唯一話しかけてるのが夢時空の勝利セリフ(上記の「もっと修行しなさい」がそれ、魔理沙は「魅魔様に勝っちゃった」)である。
魅魔様の設定には魔理沙に関する記述は無く、魔理沙の設定では夢時空テキストの「魅魔を「魅魔様」と慕う」しかない。
また、夢時空ストーリーモードの7戦目固定キャラは2人とも靈夢(7戦目は専用のセリフが戦闘前と戦闘後にある)、エンディングで会いにいく相手は靈夢、夢時空のテキストでは2人が同じ場所に居るが話す相手は靈夢・・・というように靈夢中心の関係になっているようだ。
「東方三月精」には霊夢と同じぐらい魔理沙も登場し、特に魔理沙はストーリーに良く絡む。
三妖精はもともと魔法の森に住んでいたこともあり魔理沙のことは以前から知っていたようで、三妖精の住処がツチノコにのっとられた事件を魔理沙に解決(?)してもらって以来、魔理沙には懐いたようだ。おっかない霊夢には話せない相談事も魔理沙には持ちかけることも多く、三妖精の兄貴分のような存在。東方三月精15話では酒に酔った勢いとは言え魔理沙の首に抱きつきぶら下がる親密ぶりを見せた。霊夢曰く「妖精ハンター」。
三妖精との直接の絡みはないが、東方三月精の外伝STG「妖精大戦争」にもExボスとして新曲付きで出演した。
成美は「東方天空璋」で初登場したキャラだが、同じ魔法の森の住人として、魔理沙とは天空璋以前からの知り合いであるらしい。
それも吹雪で見えない中で声だけでお互いが誰かわかったり、魔理沙が成美の人となりを把握していたりとかなり仲の良い関係である様子。また成美がラスボスを倒す秘策を思いつき魔理沙に託すなど、天空璋シナリオ内でかなり重要な役割を果たしている。
「魔理沙」という名前は、IOSYSの東方アレンジ曲『魔理沙は大変なものを盗んでいきました』のPV動画(下記)によって、β時代から広く知られていた。
なおこの楽曲・動画はタイトルに「魔理沙」とあるが、動画で中心となって動く(同動画サムネイルのキャラクター)のは魔理沙ではなくアリス・マーガトロイドであるため、この曲でしか東方を知らない層の視聴者がアリスと魔理沙を間違える事もあった。現在は、当時に比べると東方Projectの認知度・動画数も上昇、東方初心者の触れる動画が多岐に渡るようになったこともあり、こうした間違いは少なくなっているものと考えられる。
それ以来、今日に至るまで東方の主人公の一人としてジャンルを問わず様々な動画に多様な姿で登場し、ニコニコの東方動画の発展と共に第一線で活躍し続けている。
数が増えてきたので、「霧雨魔理沙のお絵カキコ」に分離しました。数がかなり多いため1~6まであります。
一般 |
テーマ曲原作中の台詞 |
二次創作関連用語 |
掲示板
3981 ななしのよっしん
2023/04/28(金) 00:42:29 ID: WnPEevclPy
>>3979
相方と違って良いとこのお嬢様とはいえ何の力も持たない普通の人間の女の子だったのにたった数年の努力だけでよくそこまで強くなれてるよね。結局この子も努力以上に類稀なる才能に恵まれた少女だった訳だな。
3982 ななしのよっしん
2023/04/30(日) 13:23:14 ID: kq3k8oHNwt
種族人間の魔法使いとしては人類最強になったのを師匠に見てほしい感はある。
3983 ななしのよっしん
2023/05/24(水) 22:41:23 ID: xqVkSKUg2z
この争いには未知の魔力を感じるとか言ってるしワンチャン新しい魔法使いキャラが出てくるかも
小槌の魔力とかあるし魔力=魔法とは限らんとは思うけど
急上昇ワード改
最終更新:2023/06/02(金) 14:00
最終更新:2023/06/02(金) 14:00
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