静岡おでん

静岡おでんとは、静岡県のご当地料理である。読み方は「しずおか」とされることもあれば、静岡訛りで「しぞーか」とされることもある。

概要

静岡おでんは、肉からとった出汁に濃い口しょうゆを加えたスープで煮込まれた静岡名物のおでんであり、静岡県のB級グルメである。静岡県ではきちんとしたお店だけでなく、駄菓子屋などで一般的に売られていたが近年は駄菓子屋が少なくなってきており、そのような光景はあまりなくなってきている。しかし、そのことが昼間に営業する「駄菓子屋系」という静岡おでん屋のルーツになっている。

特徴

濃い口しょうゆが加えられているため、スープは黒くなっている。また、入れられているはんぺんも「黒はんぺん」という黒いものが使われている。静岡おでんでは、一般的に想像されるような「-☐〇▷」のように複数の具が1つの串に刺さっているのではなく、1つの串に1つの具材が刺さった形で売られているのが一般的である。おでんはそのまま食べるのではなく、店においてある削り粉や青のりをかけて食べられる。

「静岡おでんの会」HPの「What's 静岡おでん」という項目では、静岡おでんについて

1. 黒はんぺんが入っている。
2. 黒いスープ。
3. 串に刺してある。
4. 青海苔、だし粉をかける。
5. 駄菓子屋にもある。

という風に紹介されている。

店舗

概要でも述べたように、かつては駄菓子屋で見ることができたが、近年では駄菓子屋を見つけること自体なかなか難しい。現在も駄菓子屋で静岡おでんが食べられる場所として有名なのは、静岡市にある「水野商店」という場所である。普通の店で言うならば、「静岡おでんの会」のHPに加盟店が紹介されている。

静岡おでんを売っている店舗には、酒を飲みながら食べられる「居酒屋系」と昼間に営業する「駄菓子屋系」があるので、食べに行く際にはその店がどちらの部類なのか事前に調べることが望ましい。

また、新東名高速道路の静岡SAでは上り下りの両方で静岡おでんを販売している店がある。

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関連項目

• 静岡県
• おでん
• 駄菓子屋