非常停止ボタン

非常停止ボタンとは、「機械や装置を非常停止させるボタン」である。

とりあえず、この記事では身近な非常停止ボタンとして鉄道に関するボタンを記述する。

概要

非常時に押すと列車を緊急停止させることが可能。

駅には列車非常停止警報装置、踏切には踏切支障報知装置、車内には車内非常通報装置がある。

（注意：鉄道会社によっては名称や機能の細部が異なっている場合がある）

列車非常停止警報装置

駅のプラットホーム上に設置されたボタンを押すと、駅内でけたたましいブザーが鳴り響くとともに、信号機が停止信号を出して運転士や車掌が列車を停車させる。
また線路上の転落検知マットによって自動的に作動するところもある。

踏切支障報知装置

踏切に設置されているボタンを押すと、信号機が停止信号を出して運転士が列車を停止させる。

車内非常通報装置

この装置も列車を非常停止させるものと理解している方がおられるが、実はそうではない。

この装置の目的は、あくまで乗組員に対して「車内で緊急事態が起きている」ことを知らせるものであり、その全ての事態が非常停車が最適解ではないためである。

（例えば急病人なら最寄り駅まで走行する方が対応が早く望ましい、など。非常停車させる鉄道会社もある。）

鉄道会社・車両によって詳細が異なるが、マイクなどが付いている通話可能なタイプの場合は車掌などと通話ができる。

車掌弁

車掌が列車を緊急停止させるスイッチ。主な用途としては駅発車直後に挟まれ等で急停車が必要な時に使われる。

列車防護無線装置

電波により周辺の列車に緊急停止させる信号を送る装置。他の列車に被害を与えうる事態を見つけた運転手などが押す。

緊急列車防護装置

スイッチ１つで緊急時の手順全て（パンタクラフや動力源断・非常ブレーキ・防護無線動作・警笛などを一定時間鳴らしっぱなし）を自動でやってくれる。

デッドマン装置

運転士が運転中意識を喪失したりした際に動作する装置、このスイッチは「押しっぱなし」から「離される」と動作する。
動作したときに起こる作用は様々なバリエーションがあるが、「非常ブレーキをかけて停車させる」タイプもある。
なお、同じ目的でEB装置というものがあるが、こちらは一定時間ごとに操作を求めるタイプになる。

関連動画

関連コミュニティ

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関連項目

• 鉄道