面積図とは、長方形等の図を使って数量の関係を表したものである。
長方形は、縦と横の長さの積が面積になる。そのため、数量の積の関係を、長方形の縦と横と面積にあてはめて書くことができる。これにより、数量の関係を幾何的に捉えることができる。
鶴亀算は、1次方程式を使えば簡単に解けてしまうが、算数では未知数を文字で置かずに解くことが要求される。面積図を使うと、未知数を長さとして考えることができるので、方程式の知識がなくても解くことができる。
例題:鶴と亀が合わせて7匹、足の数が全部で24本ある。鶴と亀のそれぞれの数はいくらか。
面積図は右のような図を使う。青い長方形(以下、青)は鶴に関する情報、赤い長方形と緑の長方形を合わせた長方形(以下、赤と緑)は亀に関する情報を表している。いずれも、横の長さが個体の数、縦の長さが1匹あたりの足の本数を意味する。面積は、その動物の足の総数である。
まず最初にわかっているのは、鶴と亀の数の和と、足の本数の和である。前者は青と緑の横の長さの和、後者は全体の面積になる。次のようにして解く。
例題でいうと、次のようになる。
x+y=7
2x+4y=24
第1式を2倍して、2x+2y=14
第2式から引くと、2y=10
両辺を2で割って、y=5
第1式に代入して、x=2
この解法は図こそ使っていないが、プロセスは前述の解法とそのまま対応している。
掲示板
1 expo_one
2011/01/30(日) 01:06:34 ID: qapBf2no2e
編集者です。実を言うと、この解法は最近知りました。
タイトル:面積図(鶴亀算)
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最終更新:2025/01/23(木) 05:00
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