鞍

鞍（くら）とは、ウマに人が安定して騎乗しやすくするための道具である。

ウマの背中に備え付け、人がその上に腰を据えられるようになっている。

英語だとsaddle。→サドル

漢字として

鞍

Unicode

U+978D

JIS X 0213

1-16-40

部首

革部

画数

15画

鞌

Unicode

U+978C

部首

革部

画数

15画

𩣑

Unicode

U+298D1

部首

馬部

画数

16画

意味

くら。

〔説文解字〕の本字は鞌で〔説文・巻三〕に「馬の鞁具なり」とある。鞍は〔五経文字〕に鞌の俗字とある。

字形

革＋安の会意説（〔説文（大徐本）〕）、安を声符とする形声説（〔説文（段注本）〕）がある。

音訓

音読みはアン（漢音、呉音）、訓読みは、くら。

規格・区分

人名用漢字である。2004年に人名用漢字に採用された。JIS X 0213第一水準。

語彙

鞍上・鞍嚢・鞍馬

異体字

• 鞌は、〔説文〕の本字。異構の字。
• 𩣑は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。Unicodeにsame as 鞍とある。簡体字は䯃。