響いじめとは (ヒビキイジメとは) [単語記事]

響いじめとは、『THE iDOLM@STER』（以下アイマス）の登場人物である我那覇響の不遇を表す言葉。

概要

アイマス公式やアニメ版アイマス（いわゆるアニマス）において、我那覇響はあたかも一人ぼっちで孤立しているように視えるため、それら不遇な扱いの数々が響（に対する）いじめにも取れることから「響いじめ」という言葉が成立した。一連の流れを受けて、SSやイラスト、投稿動画なども一人ぼっちをネタにされた作品がたくさん出ている。

さらにぼっち以外にも、彼女を無理やり野獣先輩ネタと結び付けるというネタ動画がニコニコでそれなりにヒットし、それが某所に輸出された際にいつも動物と一緒にいることから「動物臭い→くさそう」という別の淫夢ネタまで付加されるなど、響いじめはアニメ終了後以後も各所で加速しつづけている。

そのため、ニコニコや某巨大掲示板などでは、彼女の「なんくるないさー」という健気な台詞が出てくるたびに「響ぇ・・・」と同情する反応があったりする。本気で嫌がるファンも少なくないので、節度を守ろう。

響ぼっち説

響いじめという言葉が生まれた背景には、「響はぼっち」説がある。その発端となったのは、以下に記したSP時代の公式の誕生日メッセージである。

『はいさいプロデューサーっ！　今日は自分の誕生日だぞ！　これから、ハム蔵たちと宴会やるつもりなんだけど、君も来ない？　い、いや、貴音たちはいそがしそうだし、人間の出席者、自分だけってのも、ビミョーだからさ。いくら君が変態だからって、変な風に考えちゃダメだぞっ！　んじゃ、待ってるさ～！』

好意的、というより素直に捉えるならば「貴音たちはいそがしそうだ（という事にして敢えて誘ってないんだ）し、人間の出席者、自分だけってのも、ビミョーだから（無理にとは言えないけど、あの、できれば来てほしい）さ」ということなのだろうし、そのあとの「変な風に考えちゃダメだぞっ！」というのも言葉とは裏腹にある種の期待感を滲ませている、と視ることができるのだが・・・・・・まあ視方次第では、貴音を誘うも多忙を理由に断られ、一人だけで誕生日パーティーをしなければならなくなった、というまるで伴宙太に「何がクリスマスじゃあい！」とどやされた星飛雄馬w/とんがり帽子状態にあるとも解釈できるため、あくまでもネタの一つとしてアイマスファンの間に広まった。

・・・・・・ネタのはずだった、のだが。

ぼっち説を決定づけたのが、事もあろうかファン待望のアニメ化であるはずのアニマスである。特に第5話「みんなとすごす夏休み」の花火シーンなど、他のアイドルが別のアイドルとグループを作っているなかで、響だけが輪に入れずに一人佇む描写があったことや、第11話「期待、不安、そして予兆」冒頭で春香に声をかけてもらえずに悲しそうな表情を見せることなどで、ぼっち説が印象づけられた。

そしてアニマスにおける響の不遇な扱いは2クール目で更に深刻なものとなる。第15話「みんな揃って、生放送ですよ生放送！」の作中生番組「生っすか！？サンデー」内の帯コーナー「響チャレンジ」では番組の間中ほぼ独りで延々走らされ続ける放置プレイ状態。続く第16話は響メイン回であるにも関わらず、ドラマ的に千早回の千早とは対照的にパッとせず（別に千早がパッドをしていたわけではないが）、サブのお姉系番組Dの方がキャラが立っていた（Dはさぶというより薔薇族だったが）。しかもサブタイトルは「ひとりぼっちの気持ち」・・・・・・他の回でも作品内外のネタ（例：まな板）を積極的に取り入れたこのアニメのスタッフのことであるから、響ぼっちネタも確信犯的に入れられたのではないか・・・・・・という疑念がファンの間から生じたのはごく自然な事であったが、真相は不明である。