顔面発射のド迫力とは、1989年にポルノショップ「アテネ」が製作したホモビデオである。
手書きの迫力溢れるタイトルロゴ、出演者の迫真の演技と肉体美、卓越した編集とカメラワークがホモの心を鷲掴みにし、流行を予感させた。
有名なポルノビデオ男優のチョコボール向井氏の出演作品だという噂も流れているが、本人はそれを強く否定している。
コンテスト入賞ボディビルダー(画面左・現在AV界のカリスマ絶倫男優M氏。このビデオでAV界にデビュー)とその友人ビルダーの筋肉プレイ・SMプレイ・そしてアヌスプレイから、からみあってのザーメン発射。2組目は水泳選手と、そのホモ達のSMプレイを含むアヌスプレイ、69スタイルよりの顔面発射。
●「顔面発射のド迫力」長編カラー1時間物2万円野性的なルックスと筋肉美の二人のビルダー、もう一組は、精悍な水泳選手と甘いルックスのホモ達、からみあい、アヌスをえぐり巨根をこすりあう。ラストの、ホモビデオで初の、ザーメンを、お互いの顔面に猛烈発射の連続シーンは圧巻。●
顔面発射のド迫力
■10000円■60分■10~20代
内容の奇抜さとヤング・ボディビルダー2人が肉体美をきそう、他2人。
「アテネオリジナル」とは台東区上野にかつて存在したポルノショップ「アテネ上野店」が製作していた店舗オリジナルビデオシリーズであり、「顔面発射のド迫力」はそのうちの一作である。8mmフィルムを含めて1969年から製作していたと自称しており、発掘が望まれる。
アダルトビデオ黎明期においてはCOAT社のように個人製作が予想外に売れたから会社を立ち上げたというパターンが散見されるが、販路を展開しないショップオリジナルのビデオというのは珍しいのではないかと思ったので項を割いて紹介した次第である。
著述家の竜超(りゅうすすむ)氏によれば経営者自らが趣味の延長線上でオーディションと撮影をこなしており、80年代当時のギャラは撮影時間2~3時間で10万円(!)という値段で、さすがに「ビデオ業者 豪」には及ばないものの破格のギャラによって界隈では有名だったらしい。これだけ高額のギャラをばら撒いて初めてあの迫真の演技を撮影できたのかと感心させられる。
(出典)「20130212<薔薇カルト>ゲイビデオのいま・むかし」 https://www.nicovideo.jp/watch/sm20069745
あっ、そうだ(唐突)
時代を感じるといえば、ニコニコ動画に投稿されている本篇には含まれていない絡みのシーンでは、いわゆるモザイクの代わりに男優の局部に半透明のビニールテープを被せるなどの表現規制の工夫が見られる。これはモザイクをかけるために必要な編集機材が当時は非常に高価であったための妥協であると考えられる。今はフリーソフトでパパパってやって終わりということを考えると、平成を通じて人類は進歩したのだと実感できる…できない?
ここまでこの記事を読んだ読者諸兄もぜひ「顔面発射のド迫力」のVHSを購入して平成を振り返ってはいかがだろうか。2004年に丸亀屋から復刻版が3500円で販売されている。
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最終更新:2025/04/27(日) 06:00
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