願いを叶えてもらおうと悪魔を召喚したけど、可愛かったので結婚しましたとは (ネガイヲカナエテモラオウトアクマヲショウカンシタケドカワイカッタノデケッコンシマシタとは) [単語記事]

「願いを叶えてもらおうと悪魔を召喚したけど、可愛かったので結婚しました」とは、おねショタラブコメファンタジー小説である。

当初は「〜チョロイン嫁が怒って僕を追放したパーティを壊滅させてました〜」という副題がついていたが、ざまあ展開が再序盤のみであるためか、現在は副題は削除されている。

概要

略称は「願い悪魔召喚」。小説家になろう、カクヨムで連載中のWeb小説である。作者はshir yu。
ドラゴンノベルにてnana氏の作画で書籍化、全2巻。

アース・スターコミックからとなりける氏の作画で「悪魔の新妻」の副題でコミカライズ化している。書籍版より先にコミック版が出たためか、この手の作品では珍しく書籍版とコミック版のキャラデザインが大きく違っている。

ちなみに書籍版ではエロ解禁になった。やったぜ。

肉食系美人悪魔のヘルヴィさんと乙女系純情美少年のテオくんによるイチャイチャラブストーリーである。
リア充爆発しろ。

ストーリー

テオ・アスペルは幼い頃に育ての親である老夫婦を亡くし、生きるために傭兵ギルドでパーティの荷物持ちや雑用として生計を立てていた。しかし、彼は弱かったためにどのパーティに加わってもいじめられたあげく、いいようにこき使われて分け前をピンハネされ、あげくにパーティを追放されるという辛い日々を送っていた。

そんな自分自身を強くしたいと願ったテオは、街の図書館で偶然見つけた悪魔召喚術の本を頼りに悪魔のヘルヴィを召喚する。しかし、召喚した女悪魔の美しさに心奪われたテオは当初の目的を忘れヘルヴィに求婚。意外な申し出に最初は信じられなかったヘルヴィもテオの真っ直ぐな行為にあっという間に惚れ、もといショタに目覚めてしまい、夫婦となる契約を交わす。

元パーティの男たち、モンスター、盗賊や悪魔など2人の仲を邪魔する敵を(ヘルヴィが)悉く粉砕し、めでたくテオとヘルヴィは結ばれるのであった。

登場人物

ヘルヴィ・アスペル: 本作の主人公的キャラ。テオに召喚され、契約により結婚し妻となった悪魔。銀髪に白い肌の絶世の美女。ただし実年齢は数万を超える。人前に出るときは悪魔の特徴である角と翼を消している。信頼できる者には自分の正体を明かすようにしている。; 自らのどす黒い欲望を叶えるためにヘルヴィを呼び出す召喚者が多かった中、ヘルヴィに真っ直ぐな好意を向けるテオにほだされ、本心からテオに心惹かれていく。
人の心を覗ける呪文を使えるためか人間には辛辣だが、きれいな心を持ったテオにはダダ甘である。

大事なテオに悪意を向ける輩に対して許しはしない。テオをいじめていた元パーティの男たちがテオを殺害しヘルヴィに乱暴する計画を立てていたため容赦なく皆殺しにした。その後も2人の仲を邪魔する敵を悪魔の圧倒的な力でねじ伏せていく。; 実は悪魔の中でも最強の存在であり、その気になれば世界を簡単に滅ぼすことができる桁違いの力を持つ。そのために悪魔の世界である魔界の王侯貴族に恐れられ、魔界の記憶を封じられていた。後に自力で記憶の封印を解くが、テオとの生活が第一のため、魔界に戻る気は全くない。

肉食系女子であり、ウブなテオにあれこれと女を教えて反応を楽しんでいる。ただし、男性経験はゼロだった。
色々な紆余曲折を経てテオから「アスペル」の姓を贈られ、名実共に2人は結ばれる。; なお、書籍版とコミック版では角やドレスの形状、人間時の髪型などに違いがある。

テオ・アスペル: 男だけど本作のヒロイン。お料理上手な乙女系純情美少年である。14歳だが体格は小柄なショタっ子であり、特にコミック版ではどう見ても小学生相当の背格好。
力を欲して悪魔を召喚するものの現れたヘルヴィに一目ぼれして求婚し、そのまま夫婦となる。
求婚はしたものの、性の知識には疎く子供の作り方すら知らなかった。エッチなことに耐性がないウブな少年であったが、肉食なヘルヴィに少しずつ開発されていく。えっちなのはいけないと思います！
そして、とある夜に契約の代償として（という建前で、実際にはヘルヴィが我慢できなくなった）自らの童貞純潔をヘルヴィに差し出し、めでたく2人は結ばれる。以降はほぼ毎晩夫婦の営みを送っているが、慣れても純粋さとウブさを失っていなかったりする。

毎回妻のヘルヴィに守られている現状に男として忸怩たる思いを抱き、ヘルヴィを守れるようひそかに強くなろうと色々努力している(が、ヘルヴィにはバレバレだったりする)。; 実はエッチの度に少しづつヘルヴィの魔力が移っているため、僅かながらも能力は上がっているが、元々戦いの才能がないため、達人レベルになるにはヘルヴィ曰く「毎日ヤッて100年はかかる」。なお、ヘルヴィからの提案で不老不死にしてもらう予定。; その見た目や礼儀正しい性格から、傭兵ギルド受付嬢のフィオレをはじめ彼に好意を寄せていた女性は多いのだが、本人はヘルヴィ一筋。