顰蹙 単語

2件

ヒンシュク

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

顰蹙(ワイガニひんしゅく)とは、相手が不快に思ったりすること、不快感から顔をしかめたりをひそめることである。

概要

多くの場合「顰蹙を買う」という言い方で、相手に不快感を与える、嫌がられるという意味で使われる。

例えば「オタクの前でスバルバカにして顰蹙を買う」「独立リーグバカにした結果ファンから顰蹙を買った」など。

「顰」(ヒン・ビン)は「をひそめる」ことを意味し、そもそも「ひそめる」は漢字で「顰める」と書く。「蹙」(シュク・セキ)は「顔をしかめる」ことを意味する。ちなみに「しかめる」は漢字では「顰める」と書くことが一般的[1]だが、「蹙める」とも書く。つまりは「顰蹙」とは文字の上でも「をひそめて顔をしかめる」ことをす。

漢字が難しく、うろ覚えになりがちな事でも知られる。後述する「楚(ズワイガニ)」や「躄蟹ザリガニ)」などのほか、「饕餮(トウテツ)」などともごっちゃになるという人がいる。

顰蹙とズワイガニ

顰蹙は「ひんしゅく」としか読まず、「ズワイガニ」と読むことはない。「顰蹙を買う」は「ズワイガニを買う」ではない。にもかかわらず、一部ではネタでわざと顰蹙をズワイガニと読んだり、本気でズワイガニは顰蹙とも書く、と言う人がいる。

これは「なんとなく字面がズワイガニに似てる」「文字から受ける印がズワイガニっぽい」「昔1回だけ見たズワイガニの漢字がこんな感じだった気がする」などから勘違いしているものだと思われる。

なお、ズワイガニは漢字では「楚」である。上下に漢字ごちゃごちゃした感じが似ているため混同されたものと思われる。

ちなみに、「躄蟹ザリガニ)」の方が「楚(ズワイガニ)」よりもさらに字面が顰蹙に似ている(躄と蹙はどちらも部首として「足」が下にあるという共通点もある)。よって最初にかが顰蹙を「ザリガニ」と誤って読み、そして発音のきが似ている「ズワイガニ」にスライドした、という可性もあるかもしれない。

関連項目

脚注

  1. *つまり漢字表記「顰める」には「ひそめる」「しかめる」の双方の読み方があり、読み仮名が付いていない場合は「前に「を」と付いていると「ひそめる」と読み、前に「顔を」と付いていると「しかめる」と読む」といったように、読みに際して注意を要する表記なのである
この記事を編集する

掲示板

掲示板に書き込みがありません。

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
踊ってみた[単語]

提供: あんちゃん

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/03/28(金) 08:00

ほめられた記事

最終更新:2025/03/28(金) 08:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP