風の伝説ザナドゥとは、日本ファルコムより発売されたアクションRPGである。
1994年2月18日にPCエンジンで発売。発売元はNECホームエレクトロニクス。
ドラゴンスレイヤーシリーズの第八作目(最終作)であり、木屋善夫氏のファルコムにおける最後の作品である。
クレーネジュエルと呼ばれる魔法の宝石によって人々に魔法の恩恵がもたらされる世界に於いて、かつて世界を救った英雄の末裔である少年が、仲間達との旅を通じて世界の秘密を解き明かす物語である。
ファルコムはPCエンジンでは特にビジュアル面で力の入った作品が多いが、その集大成とも言うべき、豪華声優陣を惜しみなく起用したアニメ作品のようなビジュアルシーンはファンの度肝を抜いた。清涼感と疾走感に溢れたテーマソング「風の伝説」は名曲と名高い。
タイトルに「ザナドゥ」と入っているが、同じドラゴンスレイヤーシリーズ第二作目の「ザナドゥ」とは、ストーリーや世界観に繋がりは無い。
しかし、主人公がドラゴンを倒す為にドラゴンスレイヤーと呼ばれる剣を求めて旅をするという筋書きは従来のシリーズを踏襲している。
また、雑魚戦と巨大ボスとの戦いに於いて画面視点が切り替わったり、武器や防具に熟練度が設定される等、「ザナドゥ」の要素を一部引き継いでいる。
翌年には続編として『風の伝説ザナドゥII』が発売された(今作は発売元も日本ファルコム)。上述のように木屋氏はすでに退社済みだったため、ドラゴンスレイヤーシリーズのひとつには数えられていない。
Wiiのバーチャルコンソールにて2008年11月25日より配信されている(800Wiiポイント)。過去作を時代時代に合わせた技術・作風でリメイクすることを好むファルコムの作品には珍しく、本作についてはリメイクが行われておらず、続編の「~II」も込みで2011年現在直接のリメイク作は存在しない。
尚、全くの余談であるが、ゲームディスクはCDプレイヤーで再生すると、警告音声部がミニサウンドドラマになっている。
物語を進める基本画面はトップビューであり、そこで登場する雑魚モンスターは体当たりで倒す。
物語の進行状況によって仲間がパーティに加わり、仲間は自動で戦う上、敵が落としたお金やアイテムも回収してくれる。
巨大ボスが待ち構えるダンジョンに入ると画面がサイドビューへと切り替わり、剣を振って敵を攻撃する他、ジャンプの動作も加わる。
このサイドビューモードでは基本的に主人公一人だけで戦うが、あるアイテムを取るとパーティメンバーの内一人が画面に登場して一緒に戦う。この時仲間は主人公の動きに合わせて、攻撃とジャンプを行うが、2Pコントローラーがあれば仲間を操作出来る。
仲間は一定のダメージを食らうと退場してしまうが、巨大ボス戦では退場しないので、仲間を盾代わりにするテクニックが使える。
本作では、武器や防具に熟練度と呼ばれるパラメーターが設定されており、熟練度が上がる事で強化される。
熟練度は最大100パーセントまで上昇する。武器ならば敵を攻撃した分だけ、防具はダメージを受けた分だけ熟練度が上昇する。
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最終更新:2025/03/30(日) 16:00
最終更新:2025/03/30(日) 15:00
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