飛びてェーッとは、空条徐倫の初期の口ぐせである。
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」Part6ストーンオーシャンの主人公、空条徐倫が初期に使用していた口癖。使用場面によって「飛ぶ」をいくつかのパターンで活用しており、意味は次の通り。
上述の通り、口癖として使用されたのはストーンオーシャン原作の第1話と第2話くらいで、それ以降は全く使用されなくなった。いわゆる、いつの間にか無くなった初期設定である。他のいつの間にか無くなった口癖の一例として、シーザー・ツェペリのプロフィールに「マンマミア~~」とあるものの、作中ではたったの2回しか発言していない。
いつの間にか無くなった初期設定と言えばそれまでだが、空条徐倫は初登場時や回想のシーンなどでは、バイクの窃盗や暴走族に入ってた過去、未成年でありながら飲酒、旅の思い出に勢いでタトゥーを掘る、留置所の檻の中で鉄格子の形でムラムラしてマスターベーションする等、快楽を求めた性格をしていた。さらに彼氏であるロメオ・ジッソにもイチャついて愛情や快楽を欲していた。それ故にロメオが起こした事故の隠蔽を、彼に言われるがままに協力してしまったのである。
こうなった原因は、父親である空条承太郎が碌に愛情を示してくれなかった事で、見捨てられたと思い込んでいる為である。母親からも小言ばかり言われているようで、家族からもらえるはずだった愛情を求めるが故に不良化したり恋人に盲目的になっているのである。
かつては承太郎も飲酒や喫煙をやる不良高校生だったが、威張るだけの無能な教師や料金以下の食事を提供するレストランなど見本にならない大人に反抗し、弱者を利用する悪に憤慨する正義感を持っている。娘の徐倫とは対照的な不良像と言える。
これらの背景を見れば、「飛びてェーッ」の用法が「気分が良くなりたい」「不貞腐れる」といった「愛情を欲している芯のない不良」という徐倫の性格を表していると言える。そして、スタンド能力の発現と彼氏に裏切られた事がわかった第3話以降では、それまでの甘ったれた生活が一変、孤独で厳しい囚人生活を送り、その中で徐々に承太郎のようなタフな精神に成長していく。その心境と環境の変化から「飛びてェーッ」という口癖は似つかわしく無くなり使用されなくなった、と思われる。
設定上にあり、定着化しなかったものも含む。(その他候補があったら情報提供お願いします。)
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最終更新:2024/04/25(木) 19:00
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