馬鹿試合単語

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今週のおすすめ この記事は第558回の今週のオススメ記事に選ばれました!
よりニコニコできるような記事に編集していきましょう。

馬鹿試合とは、スポーツの試合で両チームが大量得点をし、なんだか訳が分からなくなる試合のことである。

概要

馬鹿試合は、両チームが一歩も譲らず、最終的なスコアが信じられないことになったときに使われる。投手炎上スッドレなどではチームが5点以上取った試合定義している。

馬鹿試合は、サッカー野球で特に見ることができ、特に、弱いチーム同士が当たったりするとこのような現が起きる。ごく稀に、強いチーム同士が当たった時にも見られることがある。

野球の試合では”乱打戦”も同じ意味。なお、同類として“風呂試合”も存在するが、そちらも馬鹿試合の一つとしてみなされることがある。

日本プロ野球

同試合の代表格。こちらには載せきれない程存在するため、詳細は馬鹿試合(プロ野球)を参照。

高校野球

高校野球でも、特に地方大会などではチームレベルの差がしいため、壮絶な試合が展開されることがある(東義塾 122-0 深 など)。もちろん、全大会でも点の取り合いという試合が稀にある。

その中でも、高校野球ファンにとって一番の馬鹿試合と言われるのが、Wikipediaの個別記事にもなったexit2006年の全高校野球選手権大会準々決勝・帝京vs智弁和歌山の試合だろう。

2006年帝京×智弁和歌山

全国高校野球選手権大会・準々決勝

8月17日甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9
帝京 0 0 0 2 0 0 0 2 8 12
智弁和 0 3 0 3 0 0 2 0 5x 13

智弁和歌山は、序盤から高島祥平(元中日)、垣ヶ原達也大田阿斗里ら好投手を打ち崩し、7回までに8-2とリードを奪う。しかし、9回にドラマが起きた。9回表、中村晃(現ソフトバンク)らのタイムリーで1点差に迫ると、1年生杉谷拳士(現日本ハム)が三遊間を破るタイムリーで勝ち越し。さらに、この回の先頭打者の沼田の3ランなどで一挙8点を取り試合をひっくり返す。

ところが、その時帝京に残されていたピッチャーは、前年度エースながらこの年の公式戦の登板がなかった勝見しかいなかった。9回裏、その勝見から死一・二塁のチャンスを作ると、橋本(元阪神)の3ランホームランで1点差に迫る。その後、ショートを守っていた杉谷に替わるも、その杉谷死球を与えて交代。6番手の岡野裕也にスイッチするが、この岡野も東東京大会以降投球練習すらしていなかった。その岡野が同点打を打たれ、なおも満塁ピンチで1番・古宮人に押し出し四球を与えて逆転サヨナラ負け。智弁和歌山が死闘を制した。

なお、この試合では1試合7本塁打チーム1試合5本塁打等、大会記録が5つも出ている。

2017年早実×日大三

春季東京都大会・決勝

4月27日神宮球場
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
日大三 4 0 0 0 0 0 3 3 7 0 0 0 17
早実 2 0 2 0 2 0 5 2 4 0 0 1x 18

馬鹿試合というよりは名勝負にカテゴライズされるかもしれないが、壮絶な打撃戦からの延長12回サヨナラというド手なスコアとなった都大会決勝。注の集まる早実のスラッガー・清宮幸太郎が終盤に2打席連続本塁打を放った。

日大三が幸先よく4点を先制するが、早実が追い上げて6回終了時点で 6-4日 と逆転。ここからの3イニングはしいデッドヒートとなり、7回表に日大三が連続タイムリーで逆転、6-7。その裏、早実も負けじと連続タイムリーで11-7と再逆転し突き放す。

8回表には日大三が相手のエラー押し出し四球にも助けられて1点差に詰め寄るが、その裏、早実の清宮が2ランホームランを放ち13-10と再びリードを広げる。だが満塁で追加点のチャンスを活かせず、9回へ。

9回表、日大三は2本のホームランが飛び出すなど打線爆発、一挙7点を奪い13-17と試合をひっくり返す。だがその裏、早実は2番山のタイムリーで1点を返し、続く清宮が3ラン。4点を返して試合は延長戦へ。延長12回裏、一死満塁から1番野田サヨナラタイムリーを放ち、死闘を制した。

おこの試合、清宮人気もあって高校野球としては異例のナイター開催木曜だったが観客は2万人以上)。そのため試合が終了したのは22時過ぎだった。翌日も学校あるのに……。

2018年星稜×済美】

第100回全国高等学校野球選手権記念大会・2回戦

8月12日甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
星稜 5 0 1 0 1 0 0 0 2 0 0 0 2 11
済美 0 0 1 0 0 0 0 8 0 0 0 0 4x 13

星稜高校は初回に5点を先制し、投げては2年生の奥川恭伸が好投する。しかしは投球の際に足を負傷し、4回でマウンドを降りる事態になってしまう。

6点リードで迎えた8回に右翼がマウンドに上がると、済美高校が反撃に転じ、5点をあげて1点差に。さらに政吉の3ランで逆転する。星稜は9回に同点に追いつくものの、延長12回裏にはヒットと2つの敬遠で一死満塁の状況に。このピンチを連続三振ぐと、タイブレーク死1,2塁から開始)に入った延長13回に2点をあげてリードする。対する済美は先発山口が13回を投げきると、その裏に先頭の政吉がスクイズで出塁し、続く矢野右翼ポールに直撃する逆転サヨナラ満塁ホームラン。済美は逆転勝利3回戦進出を決めた。

逆転サヨナラ満塁ホームランは大会史上初で、サヨナラ満塁ホームランとしても41年ぶり2例となった[1]

2022年丹生×広島商業】

第94回選抜高等学校野球大会・1回戦

3月23日甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9
丹生 0 4 0 0 0 0 0 0 3 7
広島 3 5 0 4 1 1 2 6 x 22

21世紀丹生高校通じて初めての出場。

20年ぶりのセンバツ出場となった広島商業は丹生先発井上を攻め、初回に3点を先制する。しかし直後の2回表に同点にされ、さらに相手先発井上タイムリーを打たれ逆転されてしまう。それでも広島商は相手の四死球からチャンスを広げると2回の裏に5点をあげて逆転し、4回以降は毎回得点を重ねてつき放した。

敗れた丹生は15四死球に加えて守備の乱れがき21世紀として最多の22失点を記録したが、9回には二死満塁からタイムリーを放つなど健闘した。

メジャーリーグベースボール

の向こうでもプロ野球に負けない馬鹿試合が多数記録されている。

詳細は馬鹿試合(MLB)を参照。

サッカー

サッカーの場合は両チームが5点以上を取ると言うことはそうそう滅多にないことなので馬鹿試合というのは発生しにくい…のだが、たまに発生することがある。特に、Jリーグの場合はセレッソ大阪が絡むと、なぜかとんでもない試合になることがしばしばある。この理由としては、セレッソ大阪チームカラードラクエに例えると、『はかいのてっきゅう』と『おなべのふた』であり尚且つその『おなべのふた』も殴るのに使われている、とされるくらい攻撃に特化しているからと言われている。どうしてこうなった

ここでは5点以上という定義からは外れるが、サッカーの場合は両チームが4点以上ということで解釈をしてほしい。むしろ、サッカーで5点…というか4点でも入ってしまったら、それこそ守備は何やってんだ!って突っ込みを入れざるを得ない。

2003年 C大阪×浦和

詳細

J1・1stステージ 第5節

4月26日(長居スタジアム)
C大阪 浦和
6 合計 4
3 前半 3
3 後半 1
14分 西澤明訓
28分 徳重
33分 大久保嘉人
47分 徳重
59分 森島寛晃
84分 大久保嘉人
得点 5分 室井
7分 山田暢久
11分 永井雄一郎
67分 山瀬功治

当時のサッカーU-22日本代表人間山本昌監督も視察に訪れた一戦。そこで展開されたのは『サッカー……?』といいたくなるような試合であった。

まず、試合開始々、DF室井の先制ゴールが決まるとその2分後には山田、さらに4分後に永井ゴールが決まり、前半だけで浦和が3点を取り導権を握った……かに見えた。

ところが、C大阪が14分に西澤が反撃の狼煙を上げるゴールを決める。さらに28分には、この前年にJFLデンソー現在FC刈谷)からC大阪へ移籍加入した徳重のJ1ゴールが決まり、その5分後には当時のU-22日本代表エース大久保ゴールが決まり、何と前半だけで3-3となる。

後半になってもC大阪の勢いは止まらず、47分に徳重のこの日2点ゴールC大阪が逆転。さらに、59分の森島ゴールで、怒涛のゴールラッシュとなり5-3となった。これを受けて浦和も選手を交代し、田中達也山瀬功治といった攻撃的な選手を投入。すると、この選手交代がハマり、田中クロスに合わせた山瀬が1点差に迫るゴールを決めた。しかし、最後は84分に大久保のこの日2点ゴールが決まり、6-4というとんでもない馬鹿試合になってしまった。

なお、C大阪はこのほかにも、

など、ハチャメチャな試合を多くしているが、現在動画がある試合としてはこの試合が一となる。また、このハチャメチャな試合が全てC大阪ホームで、なおかつ長居スタジアムの試合であることは何かのゆえんなのだろうか。

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2012年 アーセナルFC×レディングFC

詳細

イングランド・キャピタル・ワン・カップ4回戦

10月31日(マデイスキー・スタジアム)
レディン アーセナル
5 合計 7
4 前半 1
0 後半 3
0 延長前半 1
1 延長後半 2
12分 ジェイソンロバーツ
18分 オウンゴール
20分 ミケーレ・レイジャートウッド
37分 ノエルハン
116分 パベル・ポブレグニャク
得点 45+2分 セオ・ウォルコット
64分 オリヴィエ・ジルー
89分 ローラン・コシールニー
90+6分 セオ・ウォルコット
103分 マルアン・シャマク
120+1分 セオ・ウォルコット
120+3分 マルアン・シャマク

2012年イングランドで起こった馬鹿試合。フットボールリーグカップとは、イングランドプレミアリーグフットボールリーグ(2部から4部)の92チームで行われる大会。そんな大会のベスト8を決める一戦でこんなとんでもない試合が起きたのである。

試合の前半はレディングが押しており、12分のロバーツの先制ゴールを皮切りに、37分までにオウンゴールを含めて4点を奪うなど一方的な展開となった。ところが、前半ロスタイムにウォルコットが反撃の狼煙を上げるゴールを決めると後半は形勢が一気に逆転。後半に2点を返すと、そのロスタイムアーセナルのウォルコットがゴールを決めて、4点ビハインドをついに追いつき延長戦に入る。

と、ここまででもとんでもない試合なのだが、この試合最大のハイライトは延長後半に入ってからであった。延長前半にシャマクのゴールで勝ち越されたレディングだったが、延長後半にポブレグニャクのゴールで追い付き、5-5の同点。延長後半のロスタイムに入り、残り数分を乗り切ればPK戦になるところであった。ところが、その残り数分でウォルコットがハットトリックとなるゴールを決め、さらにシャマクのゴールが決まり、試合は7-5となり決着。

まさに、馬鹿試合と風呂試合が同時に起こった、ある意味奇跡の試合ともいえるのではないだろうか。

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2013年 WBA×マンチェスターU

詳細 

イングランド・バークレイズ・プレミアリーグ第38節

5月19日(ザ・ホーソーンズ)
WBA マンチスターU
5 合計 5
1 前半 3
4 後半 2
40分 ジェームズモリソン
50分 ロメロルカク

80分 ロメロルカク
81分 ユスフ・ムルンブ
86分 ロメロルカク
得点 6分 香川真司
9分 オウンゴール
30分 アレクサンダー・ビュットナー
53分 ロビン・ファン・ペルシー
63分 バビエルエルナンデス

イングランドバークレイズ・プレミアリーグの最終戦マンUアレックス・ファーガソン監督引退試合。それは、ヨーロッパプロサッカーリーグの試合とは思えない大乱戦であった。

まず前半6分、マンU加入1年香川シーズン6点となるゴールで先制し、その僅か3分後にオウンゴールで2点。30分にはビュットナーが3点を決める。このまま大勢は決まった…と思われた矢先、40分にWBAのモリソンが反撃の狼煙を上げるゴールを決め、1-3で前半を終える。

後半開始時に、WBAはチーム得点ダントツ1位ルカクを投入する。この交代が当たり、さっそく後半5分にそのルカクが追撃のゴールを決める。だが、負けじとマンUリーグ得点王のファン・ペルシーが8分に、エルナンデスが18分にゴールを決め、2-5と再び3点差を付ける。

しかし、勢いの止まらぬWBAは35分にルカクがこの試合2点、それから1分足らずでムルンブがゴールを決めて1点差に詰め寄った。そして41分にはルカクハットトリックとなるゴールを決め、ついに最大3点あったビハインドを追いつき、最終的に5-5の引き分けプレミアリーグ初)で試合は決着した。

マンU応援している側にとっては、決定的な点差が付いたシーンが2度あったため、とんでもない風呂試合となってしまったのである。

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2014年

W杯準決勝・ブラジル対ドイツ

スクロールスコア」「ミネイロンの惨劇」を参照。

パルマ×ACミラン

詳細

イタリア・セリエA第2節

9月15日スタディオ・エンニオ・タルディーニ)
パルマ ACミラン
4 合計 5
1 前半 3
3 後半 2
27分 アントニオ・カッサーノ
51分 フェリ
73分 アレサンドロ・ルカレッリ
89分 オウンゴール
得点 25分 ジャコモ・ボナヴェントゥーラ
37分 本田圭佑
45分 ジェレミ・メネス
68分 ナイジェル・デ・ヨング
79分 ジェレミ・メネス

セリエA、14-15シーズンの開幕戦を本田ゴールなどで3-1で快勝したミランが敵地でパルマと対戦。序盤は動きがなかったものの、前半の中盤辺りからしい点の取り合いとなった。本田圭佑は開幕戦に続き、先発出場した。

まず、試合が動いたのは25分、本田はDFを引き付けながら逆サイドのボナヴェントゥーラまでパス。ボナヴェントゥーラはこれを冷静にゴールへ流し込んで本田アシストミランが先制する。しかし、パルマは2分後、クロスからカッサーノヘッドゴールを決め、あっさり同点に追いつく。37分、クロスから本田がヘディングで勝ち越しゴールを決める。本田は開幕戦に続き2試合連続ゴールとなった。前半終了間際にもメネスが自ら獲得したPKを落ち着いて決めて、3-1とミランが2点リードで前半を折り返した。

後半からはさらに点の取り合いになる。51分にパルマフェリペがゴールを決めて1点差に迫ると、ミランボネーラがハンドをしてしまい、累積警告で退場処分。ミランは10人での戦いを強いられる。そこでミランインザーギ監督本田を下げてDFの枚数を増やし、逃げ切る作戦に出た。ミランは相手のパスミスを拾ったデ・ヨングがゴールを決めて再び2点差にリードを広げるが、またその直後にCKからパルマルカレッリにゴールを決められ、1点差となり、一進一退の攻防が続く。しかし、パルマは77分にフェリペが累積警告で退場処分になり、ミランの数的不利はなくなった。79分にはメネスGKへのバックパスを奪い、冷静に流し込んで2点差とし、これで結果的には勝負ありだったが、試合終了間際にミランに悲劇が襲ったのだった…。

DFのバックパスをGKディエゴロペス空振り。ボールゴールに吸い込まれ、オウンゴールになってしまう。さらに、ディエゴロペスはこのプレーで負傷してしまうが、ミランはすでに交代を使いきっていたため、交代できず。退場者などが出て、試合中断時間が長かったためか、ふざけたロスタイムはなんと6分。しかし、ロスタイムでのゴールは生まれず、ミランが命からがら逃げ切ったのだった。

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2016年 ノリッジ・シティ×リヴァプール

詳細

イングランド・バークレイズ・プレミアリーグ第23節

1月23日(キャロウロード
ノリッジ・シティ リヴァプール
4 合計 5
2 前半 1
2 後半 4
29分 デュメール・エムボカニ
41分 スティーブン・ネイスミス
54分 ウェスリー・フーラハ
90+2分 セバスティアン・バソング
得点 18分 ロベルト・フィルミーノ
55分 ジョーダン・ヘンダーソン
63分 ロベルト・フィルミーノ
75分 ジェームズミルナー
90+5分 アダム・ララー

イングランドバークレイズ・プレミアリーグ第23節、前節のマンチェスター・ユナイテッド戦で敗れ、年明けからを勝ち取れないリヴァプールノリッジ・シティホーム、キャロウロードに乗り込んだ一戦。両チームともに試合数≒ゴール得点に苦しんでいる上に、同節にはビッグロンドンダービーも控えていたので注される試合ではなかった。だがその前評判とは裏に非常に熱い試合となった。

まず試合が動いたのは前半18分、左サイドからのパスを受けたミルナーからのスルーパスをディフェンラインの乱れをついたフィルミーノが飛び出し冷静に決める。21分にはミルナーに決定機が訪れるなどリヴァプールペースで試合を運んでいたが、29分にコーナーキックからのこぼれ球をグレアム・ドランズがペナルティーエリア内に戻し、足元に収めたエムボカニヒール麗に試合を振り出しに戻す。これで勢いがついたノリッジは41分、フーラハンのスルーパスでディフェンラインを抜けだした新戦のネイスミスが逆転弾を叩き込み、2-1とノリッジリードで折り返す。

巻き返しを図りたいリヴァプールだが53分、ペナルティエリア右に侵入したネイスミスアルベルト・モレノが倒してしまいノリッジ・シティにPKが与えられる。これをフーラハンが決め、3-1となる。ここまでは最近のリヴァプールの負けパターンかと思われたがこのPKの1分後、右からのクロスフリーのヘンダーソンが合わせ点差を1にするとその8分後、途中出場のララーナの左サイドからのクロス麗なトラップで収めそれを冷静に決め3-3。再び試合を振り出しに戻した。

そして75分、ノリッジ・シティキャプテンラッセルマーティンハーフウェーラインからのバックパスをミルナーがかっさらいそれを沈めて3-4。今度はリヴァプールが逆転する。そのまま時間は過ぎていき勝利を確信したリヴァプールサポーターたちによるYNWAき渡る中、提示されたアディショナルタイムは5分。その長さにリヴァプール監督ユルゲン・クロップは即座に第四審に詰め寄った。

その2分後、クロップの嫌な予感が的中する。クリスティアン・ベンテケオフサイドからノリッジ・シティパワープレーを仕掛け、ディフェンダーに弾かれたボールをバソングが左足でダイレクトシュート、DFの壁すり抜けボールはそのままリヴァプールゴールネットに突き刺さり、土壇場で4-4となる。そのままリヴァプールがまたを逃すことになるともが思っていた。だが、まだ試合は終わっていなかった。

土壇場の同点弾から3分後、左からのクロスベンテケが落とすとスティーブン・コールカーが合わせるも弾かれるがそのこぼれ球をララーナが地面に叩きつける技ありシュートで4-5とし、クロップの不安を跳ね飛ばした。その劇的な逆転弾にリヴァプール営は大奮。得点者のララーナはユニフォームを脱ぎ振り回しクロップに抱きつく。リヴァプールの選手たちもその後に続き、後のほうで駆けつけたベンテケ右手クロップメガネに直撃。クロップ2016年の初勝利4-5を劇的な馬鹿試合で勝ち取った代償として大事なメガネを失うこととなった。

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2019年

【柏レイソルvs京都サンガF.C.】J2リーグ第42節

詳細は「一三スコア」を参照。Wikipediaの記事はこちらexit

2021年

W杯アジア二次予選

東京オリンピック・男子サッカー準々決勝

天皇杯・第101回全日本サッカー選手権大会

1回戦では、上記の一三スコアに並ぶ一方的な試合が複数記録された。

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関連項目

脚注

  1. *済美・矢野「頭が真っ白」史上2人目サヨナラ満塁弾exit
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最終更新:2024/03/19(火) 13:00

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