高山我夢とは、特撮作品『ウルトラマンガイア』の主人公である。
千葉県出身の20歳。一人称は「僕」。
1970年代末から世界中で多発的に誕生した若年層による天才科学者集団「アルケミースターズ」の日本代表。
17歳で量子物理学の博士号を取得している。防衛チームXIGの活動拠点であるエリアルベースやコンテナ・ビークルを始めとするライドメカの推進機関となっている反重力装置「リパルサーリフト」は彼が開発したものである。
物語開始時には城南大学の量子物理研究室に在籍する大学生であり、量子物理学の研究を行っていた。
装置内で量子加速領域へとダイブし「地球の意思」とシンクロする実験の途中、赤い光の巨人と遭遇。
宇宙怪獣コッヴの襲来時、巨人の力を強く求めたことで地球から光を授けられ、その巨人を「ウルトラマンガイア」と名付けた。
ウルトラマンの光を手にしたことから、地球の破滅を望む存在「根源的破滅招来体」から地球と人類を守るため、無理を通して防衛チームXIGに分析担当(アナライザー)として入隊する。
異例とも言えるエリート扱いの採用に加え、当初は科学者としての興味本位とも取れる言動も多かったことから、他のメンバーとの衝突が見られた。しかし極めて優秀な頭脳を持ちながら柔軟な姿勢と性根の実直さも併せ持っており、実績を積み重ねすぐに厚い信頼を獲得していった。
冷静で超明晰な頭脳を持ち、少年時代は周囲から妬まれ虐められたこともあったほど。一方、性格は基本的に少年のように明るく前向きで、XIGのメンバーや事件を通じて知り合う初対面の人々にも人見知りせずフランクに接している。時折ナイーブな面も見せるが、基本的にポジティブで立ち直りは早い。
分析が的確な一方で、エモーショナルな言動が目立つ面もある。アルケミースターズの同窓である科学者・浅野未来や、XIGコマンドルームの同僚からも行動や判断が直感的であると(概ね好意的に)評されている。
アルケミースターズに所属するだけあって、その頭脳明晰ぶりは凄まじい。先述の反重力装置だけでも十分すぎるほど凄いが、ガイアの光を展開する変身アイテム(エスプレンダー)を自作する、自ら開発した人工知能(PAL)に自分の乗る航空機を自動操縦させガイア変身時のアリバイを作る、ウルトラマンの力を一切使わず純粋な科学力のみで時空移動装置を開発する(劇場版)など、ウルトラシリーズの主人公としても色々規格外。
第4話にて元々堤チーフの専用機であったファイターEXを無断発進して以降、PALを取り付け、ほぼ自身の専用機と化してしまっている。
一方で身体能力はそれほど高い訳ではなく、ガイアに変身しても思い通りに戦うことができずに悔しがったり、街中での怪獣捜索でバテ切ったりしていた。見かねた肉体派のチームハーキュリーズから強引に筋トレに付き合わされることも(頭脳派と肉体派のデコボコゆえかむしろウマが合うよう)。
なお、両親が劇中に登場している。父・唯一は市役所でケースワーカーとして働き、母・重美は主婦としてそれを支えている。主人公の両親が劇中に(それも存命かつごく普通の一般人として)登場するのはウルトラシリーズでは極めて異例。
もう一人の巨人・ウルトラマンアグルであるもとアルケミースターズ藤宮博也とは「地球を守る」という共通の目的を持ち共闘する日を信じながらも、人類に対する価値観の違いから反目していた。次第に行動が過激化していく藤宮と接触していたことから、一時XIGのライセンスを剥奪された。
そして対立が決定的となった藤宮とは決闘に。両者互角に終わったが、藤宮が自信の行動原理としていたコンピューター・クリシスによる計算結果が、根源的破滅招来体によって歪められたものであったことが発覚。闘う意志を失った藤宮からアグルの光を託され、ウルトラマンガイアV2へとヴァージョンアップした。
当初は目の前に現れる怪獣をただ一心に倒していたが、数々の戦いや藤宮との対立を経て、戦う理由や本当に守るべきものを見出し成長し、地球や人類のみならず、怪獣をも無為に殺傷しないよう行動が変化していった。
最終章ではゾグに光を奪われウルトラマンへの変身能力を失ったが、アルケミー・スターズやXIG、地球怪獣たちの協力によって光を取り戻し、ゾグに打ち勝った。地球に平和が戻った後は、XIGを離れて大学に復学した。
番外編的な扱いであり、本編と直接的な繋がりは無い。
テレビで『ガイア』が放送されているウルトラマンや怪獣の存在しない世界に、新星勉少年が「赤い球」に願ったことで現れる。その世界で同じく赤い球によって呼び出されたサタンビゾーと戦い、勉たちと交流する。
球のエネルギーが切れたことで元の世界へと戻るが、球の願いの果てに齎される世界の滅亡を防ぐ為、自ら開発した時空移動メカ・アドベンチャーで時空を超え、勉たちの世界へ再び訪れる。
圧倒的な力を持つキングオブモンスに苦戦を強いられるが、勉の願いによって現れたウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ共闘し、世界を救った。
勉たちの世界を訪れた際、勉の持っていたガリバー旅行記を見て、少年時代に様々な世界を旅した時空旅行者とも言えるガリバーに憧れ、その影響から量子物理学に興味を持ったのかもしれないと語っている。
TVシリーズ終了後の物語であり、大学に復学していたが、XIGに呼び戻されチームマーリンと共に海底調査へと向かう。
海底より根源的破滅招来体の生き残りであるガクゾムが出現し、深海生命体リナールによって藤宮と共に再び地球の光を授けられ、ウルトラマンとして戦う。
『ガイア』本編とは別世界の人物であり、ダイゴやアスカとは幼馴染み、敦子は我夢の恋人として、藤宮と玲子が我夢の親友とその妻という設定。
宇宙飛行士を目指すダイゴの乗る宇宙船を開発することが子供の頃の夢であり、反重力システムを研究する天才科学者だったが「天才」という肩書きに重みを感じて学界を去り、横浜マリタイムミュージアムで学芸員として働いている。
アスカと共にダイゴの戦いを見て、別の世界の自分であるガイアの記憶が宿り、現出したエスプレンダーで変身、ダイナと共にティガと共闘する。
本作においてパラレルワールドを「多次元宇宙論」という量子物理学の観点から科学的に解説した最初の人物であり、事件解決後は科学者に復帰、反重力システム搭載の宇宙船を完成させた。
『ティガ・ダイナ&ガイア 超時空の大決戦』の分割放送及びガイア&アグルの総集編の際に藤宮と共に番組ナビゲーターとして出演。本人たちが当時を振り返るという形でナビゲーションを行った。
冒頭でガイアが既にエタルガーとアレーナに封印されていたが、UPGと春野ムサシの活躍により救出される。
その後、ヒカルとショウに励ましの言葉を送り、市街地でティガ・ダイナと共にファイブキング(エタルダミー)と戦う。
16年ぶりにスプリーム・ヴァージョンも披露。声も吉岡毅志氏が当てている。
藤宮と共に登場。命の樹が芽吹いた地球の声に引き寄せられ、翔平やガイと出会う。
科学者としての立場で命の樹や翔平の分析を行った。
掲示板
8 ななしのよっしん
2021/03/14(日) 05:14:17 ID: kSInEpRqa/
>>6
基本的にアルケミースターズの面々は頭が良すぎて周囲から気味悪がられたり嫌がらせされた経験の持ち主が多いらしいからな
そんでネットワークでお互いに集まるようになって地球のためになにができるかとコミュニティを作った
だから人間不信が強く出てるメンバーや、脱退して破滅招来体についちゃうのもいた
地球防衛のために頑張ってるメンバーは身内や我夢みたいに「頭がすごくいい?すげーじゃん。それはそれとして俺たち友達な!」という相手がいたんだろうね
9 ななしのよっしん
2022/06/06(月) 14:50:42 ID: FDk8kzns4u
10 ななしのよっしん
2023/09/05(火) 03:07:29 ID: sDBi89B/UU
2023年9月5日、『ウルトラマンガイア』25周年おめでとう。
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最終更新:2024/04/25(木) 01:00
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