高次脳機能障害

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高次脳機能障害とは、脳卒中や交通事故後の後天性障害である。高次脳とは、大脳皮質のことをさす。

大脳皮質は、識別・認知・感情行動・運動機能・体性感覚・統合・記憶などの高次機能に深く関連している部位である。この部位が損傷することにより、日常生活に大きな支障を残すことになり、その回復は完治が望めないが、ある一定レベルまでの回復が望める。その治療においては理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの職業がリハビリを行って治療することが多い。

主な症状

• 記憶障害
• 失語症
• 注意力傷害
• 左半側空間無視
• 遂行力障害

等々

高次脳機能障害の問題

今まで認知症として扱われていたが平成１３年度に厚生労働省が高次脳機能障害として後天性後遺障害として認めたものであり、比較的認知されていない後遺障害であるため周囲の人の理解が追いついていない。

高次脳機能障害そのものが見かけ上は健常者に見えるため障害者として扱われない場合が多い。

本人の自覚症状も少なく周囲の理解と協力が必要な病気である。

しかしながら、本人の自覚があった場合受傷前との様々な能力が落ちているため精神的に追い詰められることもある。

また、交通事故で受傷した場合は行政と保険会社の高次脳機能障害の認定の条件が違うため保険会社ではなかなか認められません。

筆者の経験談等

交通事故後に物覚えがとても悪くなり、簡単な算数の問題や文章の理解に時間がかかり「何かおかしい」と思い病院に行き検査を行った結果高次脳機能障害として診断された。

また、私の場合は別ではあったが本人は自覚が無い場合が多く繰り返しになるが、家族の理解が必要である。そして筆者の場合は交通事故で搬送された際にはMRIやCTで脳の損傷が確認できなかったが、症状を自覚してから実際にMRIやCTで症状が確認できるようになった。

示談に関しては上記問題点にも書きましたが、高次脳機能障害の定義が行政と保険会社で違うためうまくいっておりません。

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外部リンク

• ウィキペディア（Wikipedia）で記事を見る
• 高次脳機能障害の実態