魂斗羅ザ・ハードコア単語

コントラザハードコア

4.6千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

魂斗羅ザ・ハードコア

とは、精鋭部隊魂斗羅」が敵を撃砕するメガドライブ用ノンストップ撃砕アクションゲームである。

破壊の美学、ここに極まる。

海外版のタイトルは「Contra: Hard Corps」。

概要

エイリアン戦争から5年後、人類は復へのを歩んでいた。しかし戦後混乱は続いており、戦災を逃れた一部の地域への人口、物資の極端な集中は都市犯罪の温床と化していた。又、戦争によって急速に発達した遺伝子工学サイボーグ技術は、従来では考えられなかったような新犯罪を生み出していた。これに対抗すべく政府は特別チームを設立し、プロ中のプロが集められた。「統合軍機動部隊特殊任務班K-X」、人々は彼らをエイリアン戦争時の英雄になぞらえて「魂斗羅部隊」と呼んだ。

メガドライブ末期を迎えていた1994年コナミから発売されたゲームで、魂斗羅シリーズとしてはSFC魂斗羅スピリッツ」以来となる。

ディレクターは、「魂斗羅スピリッツ」を手掛けた「中里伸也」が担当し、中里と共にメガドライブアクションゲームロケットナイトアドベンチャーズ」や「バンパイアキラー」を開発した制作チームTEAM機知GUY」が手掛けている。

キャラクターデザイン梅津泰臣

前作「魂斗羅スピリッツ」の5年後が舞台で、ゲームの根幹の部分については魂斗羅を踏襲してはいるが、

  1. 主人公魂斗羅シリーズの顔と言える1Pキャラビルライザー」と2Pキャラランスビーン」が登場せず、精鋭部隊魂斗羅」に所属する4名の男女サイボーグ兵士戦闘ロボを操る。
  2. 残機制からライフ制になった。 ※海外版は従来の作品と同じく一発死の残機制。
  3. 基本操作に無敵スライディングが追加された。
  4. 武装が各キャラごとに個別化され、これまでのシリーズにない武装が大量に追加された。
  5. 選択や隠しステージクリアする事で、ストーリーが分岐してエンディングが変化する。

といった本作から導入されたオリジナル要素と、ワイルドハチャメチャな演出・構成から、シリーズでも独特の作品となっている。

本作開発当時は、それまで魂斗羅シリーズ開発していたスタッフの一部がコナミを離れてトレジャーを設立し、魂斗羅コンセプトを引き継いだようなアクションゲームガンスターヒーローズ」が発売されており、噂では、コナミ社内で「魂斗羅は終わった」的な扱いをうけた事に奮起して本作が出来上がったらしい。

また、変なゲーム開発させたら日本一だったデータイーストにて「エドワードランディ」を開発したプログラマが参加した事により、ラスタスクロールによる疑似3D面で、画面の手前に向かって移動しながら戦ったり、飛行機バトルステージになったりといった「エドワードランディ」っぽいところがある。

エイリアンとの戦いを中心としたこれまでの魂斗羅シリーズべて、よりサイバーパンク未来感を強調しているのだが、開発スタッフの皆様が「トレジャーに行った連中がいないからってなめんなよ」とばかりにはっちゃけたのかどうかはわからないが、縦ラスタを使ってビルが倒壊する演出やビル越しに巨大ロボが出現する演出を見せたり、多関節キャラが様々な姿に合体変形しながら戦ったりと、当時のメガドライブソフトの中でも群を抜くプログラム技術を見せる内容になっている。もちろんゲーム自体も適度な難易度で面いよ!

※ちなみに、作中に登場する多関節キャラ合体・変形ロボ「タケッダーロボ」は、プログラムを担当したのが武田さんだった事に由来する。なお武田さんは後にGBAキャッスルヴァニア」にも多関節キャラを登場させている。

ゲームシステム

基本的なシステム

操作システム ※ボタン操作はOPTIONで変更可能。

武器

プレイヤーキャラクター

イル班長が官を務める「魂斗羅部隊」の精鋭4名。

レイ・パワード(RAY POWARD)

スラム地区出身で不良グループの元リーダー
卓越した戦闘センスと野生の勘を見出され魂斗羅部隊に抜された。
クールな中にも熱い闘志を秘めた部隊の中心的人物えある。

イル班長にスカウトされて魂斗羅部隊に入った男で、武器に5WAYのスプレッドがある点から、本作における「ビルライザー」の立ち位置のキャラクターである。

武器A バルカンレーザー 貫通しないレーザーを連射する。
武器B クラッシュ 敵にヒットするか一定距離進むと爆発する炸裂弾。爆でもダメージが入る。
武器C スプレッド 5方向に弾を連射する。
武器D ホーミング 自動追尾する弾丸を連射する。

シーナ・エトランゼ(SHEENA ETRANZE)

魂斗羅部隊紅一点
美しい外観とは裏に凄まじいまでの戦闘を持っている。
ゲリラ戦を得意とし、ジャングル戦での彼女は一個小隊にも匹敵するといわれている。

レーザー系の武器で固めた女性戦士
ゲリラ戦が得意というわりに、その格好でジャングルを進むのは明かに理だろう的な露出度の高い外見をしている。

武器A ジェノサイドバルカン 大口径弾を連射するマシンガン
武器B シャワークラッシャー 放物線上に落下後、爆裂する。レイ武器Bと同系列だが射程が短い。
武器C ブレイクレーザー 敵を貫通する強グラディウスレーザー
武器D アクスレイザー 自動追尾するレーザー名前の通り「アクスレイ」のレーザー

ブラッド・ファング(BRAD FANG)

急速に発達した遺伝子工学サイボーグ技術が生んだ最強戦士
常に冷静沈着で、部隊内の信頼も厚い。
体を駆使した近距離での肉弾戦をもっとも得意とする。

グラサンかけた両腕サイボーグ狼男
横にしか発射できず、発射時には必ず立ち止まると言う欠点はあるが、威超絶大なアームパンチ武器をそろえている。

武器A ビーストショット 発射後に拡散するバルカン砲
武器B 爆裂パンチ 前方に巨大な爆を発生させるアームパンチ
武器C ファイヤー 敵を貫通し、振り回す事が出来るデータイースト火炎放射器
武器D サイコブラスター Bボタンを押し続ける事で溜めたパワーを絶大な攻撃にかえて放つパンチ

ブラウニー(BROWNY)

正式名称「CX-1-DA300戦闘ロボ」。
ロボットらしからぬ敬のある性格から、部隊内ではブラウニー称でしまれている。
様々な情報処理システムと直接リンクするを持っており、諜報活動で彼の右に出るものはいない。 

当たり判定が小さいがの強い武器ばかりそろっているマスコットロボ
ジャンプ中にもう一度Cボタンを押すと、背中バーニアをふかしてホバリングする。

武器A ビクトリーレーザー V字レーザー。振り回し系なので間的に振り向く時はBボタンを離す必要あり。
武器B ジェミニスキャッター 発射後にブーメランの様に戻ってくる為に射程が短い。
武器C 電磁ヨーヨー Bボタンを押しっぱなしにすると敵を自動追尾攻撃するが追尾性は低い。
武器D シールドチェイサー 自分の周囲を回転するシールドを出す。Bボタンを放すと発射される。

ステージ構成

クリスマスイブ。混沌のイルミネーションに飾られたもがひとときの安らぎと幸福を謳歌していた。しかし人々の預かり知らぬところで、この間にも犯罪の魔手はジワジワと進行していたのだ。都市の防衛システムを制御する軍のコンピューターに何者かが不法侵入し、人の機動兵器暴走を開始した。差別に人々を襲い、すべてを破壊していく機動兵器群を鎮圧せよとのをうけた「魂斗羅部隊」は直ちに現場に向かった。が、しかしこれは更なる巨大な陰謀との戦いの序曲にしか過ぎなかったのだ・・・。

 魂斗羅ザ・ハードコアでは、↓の様にステージの分岐と、ルートごとに異なるエンディングが用意されている。 

ステージ7 ステージ11 ルートAエンディング
ステージ2 ステージ4 ステージ5 ステージ6
ステージ8 ステージ9 ルートBエンディング
ステージ1
バッドエンディング
ステージ3
ステージ10 ルートCエンディング
ステージ12 ルートDエンディング
ステージ13 シークレットエンディング

選択肢によるルート分岐は、

の組み合わせにより発生し、4つのルートエンディングの他、ステージ9で「承知した」を選ぶとバッドエンディングになる。

その他、ステージ4の地下通路の最後のゲートの壁を登っていくと、隠しステージステージ13へ導く人物が現れる。ここで「やってみる」を選択すると3体のボスキャラと連続で戦うバトルスタジアムになる。

出てくるボス連中は、魂斗羅ザ・ハードコアの中でもサイコーにイっちゃってる連中ばかりである。 

バトルスタジアムをクリアするとそのままシークレットエンディングに突入する。

客演

他機種の魂斗羅シリーズ作品のうち、下記の作品に魂斗羅ザ・ハードコア関連のネタが登場する。

なお、魂斗羅ハードスピリッツでは、「ライフ制でなくなっている」「無敵スライディングがない」と言う基本システムなのに、魂斗羅ザ・ハードコアのステージ7が選ばれている等、難易度の上が原作よりも理不尽に上昇している。ライフ制なのは魂斗羅ザ・ハードコア海外版だと思えば良いが、スライディンしとか・・・

関連動画


関連商品

 

関連項目

関連リンク

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

急上昇ワード改

最終更新:2024/03/28(木) 19:00

ほめられた記事

最終更新:2024/03/28(木) 19:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP