魔戒騎士とは、「牙狼<GARO>」における、太古より存在する「守りし者」の中でも「ソウルメタルで創られた魔戒剣を操り魔戒の鎧を召喚し、身に付けて戦う男たち」のことである。
人の陰我より現れる魔獣『ホラー』を封印する使命を背負った者たちの、いわば役職である。
守りし者として、魔戒法師や魔戒導師(尤も、今でも存在するかどうかは分からない)と共に、人々を『ホラー』から守る存在。
元は魔戒法師から派生したものとされ、法師ではやや力不足になりつつあったホラー討滅のためにより戦闘に特化した役職が求められた事でこの魔戒騎士が誕生したと言われている。
女は生物的に魔戒騎士になることはできない。しかし、男の骨を体に入れることで魔戒剣を操ることはできる。
また、多重人格時のみ、女の魔戒騎士が確認されたこともある。
大半の者は一子相伝で、子供の頃から修練所や家族からの指導で訓練を積み重ねることで魔戒騎士になる訓練を積まなければならない(そもそもソウルメタルの剣を持つだけでもかなりの特訓が必要)。
とはいえ、それで魔戒騎士になったとしても、親から名前を受け継ぐことができなければ、大体は「無名の騎士」になる。
そのため、劇中に登場する『白夜騎士(打無)』『風雲騎士(波怒)』『幻影騎士(吼狼)』『邪骨騎士(義流)』『雷鳴騎士(破狼)』『堅陣騎士(ガイア)』『獣身騎士(戯牙)』『天弓騎士(牙射)』等、名前のある魔戒騎士は、エリートということになる(実際、この中でも弱い部類と噂される牙射も、通常のホラーより強力な『魔導ホラー』と互角以上に戦っている)。
優秀な魔戒騎士は『烈火炎装』という技が扱え、魔導火と呼ばれる特殊な炎を、剣や自身の体に灯し、戦闘力を上げることが可能となる。
そんな中でも最強の魔戒騎士は『黄金騎士・牙狼』の鎧を召喚できる。
また、ホラーを100体封印し、内なる魔界の試練に打ち勝った者には「魔導馬」を召喚する事が許される。
魔導馬とは、ホラーの体を使った魔獣であり、騎士と同じく烈火炎装を扱うことができる。烈火炎装すれば、低級のホラーの束を蹴散らす戦闘力を発揮し、一部の魔導馬(牙狼専用の『轟天』や暗黒騎士・呀専用の『雷剛』)は、魔戒剣を変化させる力を持つ。
しかし人智を超えた強さを持つ故に魔戒騎士はホラー以外の事件には関わる事を禁じられている。幽霊沙汰や人間が犯した犯罪には基本的に干渉できない。一部の心優しい魔戒騎士は、それでも人間を助けるが・・・碌な結果に終わっていない(牙狼魔戒閃騎12話参照)。
『約束の地』を救った魔戒騎士もいるが、これは魔戒騎士誕生にかかわった大魔導輪ガジャリが課した試練や指令と言うべきものでかなり特殊なケースである。
ホラーと戦う存在であるが、基本は「ホラーから人間を護る」事であり、ホラーの地上出現を未然に防ぐのも彼らの仕事である。
その為、騎士は管轄を持ち、その管轄内でホラーが出現するゲートになり得る、陰果のあるオブジェを浄化するのが騎士たちの主な活動。
浄化をこまめに、サボらずにやっているならば、ホラーが地上に出現する事態はそんなに起きない。
逆を言えば連日ホラーが出現するというのは何かしらの異常事態が起きているという事で、「GOLDSTORM翔」では、月に3回のホラー討伐で何かが起きている事を察知している。
旅をしながらホラーを狩る者もいる。
魔導具というパートナーを持つこともできるが、契約をせねばならず
・「魔導具ヒトチクビンノ一月分の命」
・「契約者一日分の命」
を交換する必要がある。
この「魔導具」の正体は人間との共存を選んだ穏健派のホラーであり、彼らが人間にソウルメタルをもたらしたことで、何とか人類はホラーに対抗できている。穏健派の中でも特に優れた知識の持ち主は魔導輪となり、魔戒騎士のサポートを一手に担う。つまり口の軽さに定評のあるザルバは、その実かなりのエリートだったりする。
契約の履行は、魔戒騎士が一箇月に一日だけ仮死状態になることで行われる。逆にいくとホラーが生存していく分にはその程度の寿命を採取すれば済む話であり、その領分を超えて人間を喰おうとするホラーを成敗するのが魔戒騎士のお仕事の本質といえる。
また、『サバック』という「牙狼以外の最強の魔界騎士を決める」大会もある。
その様子は本編ではあまり描かれず、フィーチャーされたのはCR『魔戒決戦牙王』においてくらいである。
魔戒騎士は鎧を99.9秒しか装着できない。
よく言われるのが、魔戒騎士にとって鎧の装着は変身というより必殺技、つまり「ウルトラマンにとってのスペシウム光線」と同じようなものであり、烈火炎装は「ウルトラアタック光線」クラスの技なのである。
そのため、魔戒騎士は生身の状態でも戦闘力がなくてはならない。
具体的に、生身でどれほどのことができるのかというと
というところまでは判明している。ここにある殆どは名前持ちの騎士だが・・・無名の魔戒騎士にできることも載せてある。ので、これに近いことはできるはずである。
ここに、不屈の精神と「守りし者」としての心が加わるまで鍛えないと魔戒騎士にはなれないのである。
どうしても動きが制限される鎧有りのアクションより、生身でのバトルの方が凄そうに見える場合があるのは内緒。
ここまで見ればただの「ヒーロー」のように見えるかもしれない。
しかし、魔戒騎士は『心に闇を抱きやすい』職業なのである。
暗黒騎士になったバラゴは「ホラーに憑依された母親を、父親が斬る』ところを見たことがある。
それはホラーとは人の陰我より生まれ、人に取り付く魔獣であることに加え、
魔戒騎士は「ホラーに憑依されれば、恋人だろうが、肉親だろうが、友人だろうが、斬らなければいけない種族」
だから起こった出来事である。
しかし、それでも守りし者として戦わなければならない宿命を背負っている。
更に、魔戒の鎧は『ホラーより創られし鎧』であり、魔戒騎士が鎧の邪気を抑えられる時間は前述通り、最大で99.9秒である。
これが過ぎると強大な力を手に入れる代りに、鎧を装着した騎士は心を食われ、心滅してしまう。
心滅しても直ちに腰の紋章を攻撃して鎧を強制解除させれば助かるが、心滅した魔戒騎士は強すぎて誰も手が出せないため、成功する確率は殆どない。(と言われているが作中では大概主人公がこうなるので成功率は作中では高い。後にこの形態をデメリットにしないとんでもないやつまで現れた)。
バラゴは暗黒騎士となり、心滅を克服するが、それは前述の出来事が原因で、心に微かな光と巨大な闇がなければならず、普通の魔戒騎士はできない芸当である。
例外として、冴島雷牙は「巨大な優しさと周りの人間たちの想い」により、心滅を克服し、光覚獣心に到達した。
また、冴島雷牙やレオン・ルイスは強制的に心滅をさせられたことがあり、魔戒騎士と戦うなら
「心滅させて、自分は安全な場所にいる」戦法が弱点になると考える者もいるようである。
因みに魔戒騎士としての普段着は明らかに「不審者」であり、一般社会からはホラー自体が秘密の存在=魔戒騎士・魔戒法師も一般社会から認知されていないため、学校にホラーが侵入したと推測し、実際に的中していたとしても、教員になるなど一般的な地位を手に入れてからでなければ学校に入りホラーを討滅出来ないなどホラー討滅の準備にもかなり心を折っている。
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最終更新:2025/03/28(金) 06:00
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