葦プロダクション(現:プロダクションリード)製作のオリジナルアニメーション企画の魔法少女モノ。
空に浮かぶ夢と魔法の国・フェナリナーサの王女ミンキーモモは、地球の人々も忘れ去られようとしている夢を取り戻させる為、地球へ犬、トリ、サルの三匹のお供を連れて地球へと旅立ってゆく。そこでの人の触れ合いと心の交流をほのぼのと描く反面、スピーディーなパロディー満載ドタバタギャグが展開していく。
アニメーションは、大きくテレビ東京系で放映(1982年)された第一作(全63話)と、日本テレビ系で放映(1991年)された第二作(全62話+未放映3話)に分けられる。いずれも総監督を湯山邦彦、シリーズ構成を首藤剛志が担当、葦プロが制作している。
第一作は諸事情により46話での打ち切りが決まってしまうが(当初は52話を予定)、ファンから打ち切り反対の強い声が寄せられたことで、2話の総集編を挟んで新シリーズが制作されるという異例の展開を見せる。また、その46話では、ヒロインのミンキーモモが交通事故によりその命を落とし、その後普通の少女として生まれ変わるという、これまた当時の魔法少女ものとしては異例な展開が話題を呼んだ。
第二作はいわゆるリメイク作でありながら、第一作の続編として制作され、ヒロイン・ミンキーモモも海の中にある夢と魔法の国・マリンナーサの王女として登場する。また、普通の少女となった前作のモモが39話で登場、単に新旧ヒロインが顔を合わせるだけにとどまらず、後に物語のキーマンとしてミンキーモモにかかわるという、旧作ファン感涙のシーンも用意された。
それぞれの出身国から第一作を空モモ、第二作を海モモと呼んで分けられることが多い。また、第一作のモモが小山茉美、第二作のモモが林原めぐみと声優も変わっている。
この作品はそれまで東映動画(現:東映アニメーション)のみしか製作していなかった魔法少女アニメに初めて他社が参入した第1作である。
それまで完全に幼女向けの色が濃かった魔法少女アニメに、大きなお友達が食いつき人気となった。
これに刺激されてスタジオぴえろが「魔法の天使クリィミーマミ」を1983年に発表。後に「ぴえろ魔法少女シリーズ」と呼ばれる一連の作品を生み出した。
「ミンキーモモ」と「ぴえろ魔法少女シリーズ」が現在の魔法少女アニメの直接のルーツとなったとされる。後にOVAとして独立した設定でも製作された。
更に空モモ31話に登場したロボット、ミンキナーサが後に「戦国魔神ゴーショーグン」とのクロスオーバー漫画に登場したり、スパロボシリーズ関連作の「スーパーロボット大戦X-Ω」に参戦するなど、2020年現在でも魔法少女モノ以外の場所で活動したりしている。
葦プロの次の作品は魔法のエンジェルスイートミント(1990年-1991年、テレビ東京系)で、サリー型魔法少女(先天型魔法少女)の設定、魔法の国の王女で最初から魔法が使える部分が引き継がれている。
掲示板
67 ななしのよっしん
2022/12/30(金) 10:51:00 ID: QkPCxYno6L
アニメポケモンのサトシ物語が遂に完結する事に相成った
しかし首藤剛志はもう居らず、子供対象のモモを作る事は不可能に近い情勢
モモの完結編も見てみたかったが、完全に間に合わず終いとなってしまった
でも、「夢は自分で見る物。人に与える物でも与えられる者でも無い」
これは時代と人を選ばない思想には違いない。ずっと残り続ける物を残せただけで十分だよ
ミンキーモモよ永遠に
68 ななしのよっしん
2023/07/25(火) 06:14:58 ID: kr6xt4bybl
>>35
亀レスだけどモモはテストで80点取った子供に残りの20点を責め立ててミントは80点取ったんならいいじゃないかって言ってる感じある
69 ななしのよっしん
2023/12/18(月) 16:31:24 ID: WEI7Ii6LDy
なんで打ち切りだったかと言うと、ナムコの脛齧りこと糞バンダイがおもちゃが思ったほど売れねえと駄々捏ねたからなんだよね
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最終更新:2024/04/20(土) 00:00
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