魔法少女リリカルなのはとは、同タイトルのTVアニメをはじめとする、戦闘系魔法少女の礎を築いたメディア作品である。
もともと『なのは』自体は18禁PCゲーム『とらいあんぐるハート3』の登場人物である高町なのはスピンオフとして企画された作品。PC版の設定や世界観をそのまま持っていくのは難しいと考えた原作者の都築真紀の提案により、キャラ設定を流用しつつ本作オリジナルの物語を作っていくことで方向性が固まる。
アニメ放送当時、なのは役の田村ゆかりとフェイト役の水樹奈々の熱演、少年漫画の如く泣けて燃える展開、スターライトブレイカーをはじめとする大規模な砲撃、小学生の服が消えて産まれたままの姿となり、改めてバリアジャケットを纏うという一部分に刺激の強い変身シーンなどもあり好評を博した。
本作品が戦闘系魔法少女という新たなジャンルを切り開き、”魔砲少女アニメ”だの”燃える魔法少女モノ”などと呼ばれたことは今でも語り草となっている。第1期放送から十数年経過した現在でも続編はもとより、劇場版アニメやパチスロなどのアミューズメント機種で姿を見かける機会が多い。
監督は元のおまけムービーであるリリカルマジックの演出及び、OVA版「とらいあんぐるハート」を担当した新房昭之(A's以降は草川啓造に変更)。脚本とキャラクターデザインは、同アニメからシリーズを通じて都築真紀が担当している。
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最終更新:2024/10/15(火) 12:00
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