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【警告】 この記事ではMODについて扱っています。 MODの使用はあくまでも自己責任であることを理解した方のみ使用して下さい。 |
魔術MODとは、PCゲーム「Minecraft」のMOD(追加プログラム群)のうち、中世ヨーロッパ的世界観に基づく魔術の概念、および、魔術で利用される資源や施設、NPCを新たに導入するMODの総称である。
MinecraftにおけるMODとして有名なものにアイテム作成の自動化、大量生産化を行う工業化MODがあるが、これに対して魔術MODは特殊なアイテムの追加をはじめ、攻撃・移動手段の追加などのプレイヤー強化など独特な要素を追加するものが多い。工業化MODと魔術MODはそれぞれの利点を両取りする目的で同時に利用されることが多く、その環境下でのプレイ動画(通称"工魔")が数多く投稿されている。
ここでは様々な魔術MODの概要を紹介していこう。本稿に記載されている以外にも数多くのMODが存在している。
アルスマギカ。オリジナルの呪文を作成することに特化した魔術MODである。バージョンは1.10.2まで対応している。
呪文を作成するための祭壇や関連アイテム、魔力の概念、ボスなどのモンスターを追加する。作成できる魔術は攻撃用ビーム、回復、飛行能力の一時的付与、ツルハシ無しで地面を掘れる呪文、などなど。その種類は多岐に渡る。様々な魔法を覚え、強力なボスを倒してレアアイテムをゲットするなど、ファンタジーな生活をしたい方におすすめ。
ソームクラフト。魔力を利用するアイテムの作成、研究に特化した魔術MODである。バージョンは1.8.9まで対応している。
アイテムやブロック、モブなどは全てが複数の属性が組み合わさって存在している、という世界観に基づいて、アイテムの持つ属性を調べ、新しい道具や要素を研究し、実績のように順々にそれらを作っていくというクエスト要素が主となるため、ゲームプレイに目的を持たせやすい。魔力を消費し採掘をしてくれる機械や、プレイヤーの代わりに作業をしてくれる小さなゴーレムなど、便利なアイテムが多い。他にも多数あるアドオンを追加することで一味違ったアイテムを制作することができる。一から魔術を学び、本格的な魔術を体験したい方におすすめ。
エクイヴァレント・エクスチェンジ。EE、通称等価交換MOD。賢者の石などを使ったアイテムの変換を行う錬金術MODである。対応バージョンは最新作のEquivalent Exchange3は1.7.10まで、Project:Eは1.10.2以降の最新バージョンにも対応している。
各アイテムやブロックをEMCと呼ばれるエネルギーに変換し、それを同価値のアイテムに変換することが出来るMOD。EE3が新規に開発されていたのだが、なかなか開発が進まないうちにEE2の要素の再現を試みたProject:Eが開発されており、現在はそちらがメインになっている。(最近はEE3の更新も増え、様々な要素が追加されているようだ)主要な工業化MODもアイテムにEMCが設定されていることがあり、それらと組み合わせるとややチート気味。錬金術を使った一味違う魔術をしてみたい方におすすめ。
ブラッドマジック。プレイヤーや敵MOBの血を利用してアイテムを作っていく魔術MODである。バージョンは1.11.2まで対応している。
初期段階ではプレイヤー自身のライフを消費して血液を用意する必要がある、祭壇で大量のMOBを生贄に捧げることで便利に利用できる、などと他の魔術MODよりもダークな要素が強い。単体MODとして利用することも出来るが、MODパックやスカイブロック系のマップなど、資材確保が困難な環境で利用されていることが多い。ハードコアモードも存在するが利用は要注意である。リスクがあってもダークな黒魔術を楽しみたい方におすすめ。
ボタニア。花から魔力を集めてアイテム作成に利用する魔術MODである。更新頻度が非常に多いため、バージョンは1.10.2以降も最新のものまで対応している。
自然的な要素が全体に取り入れられ、追加された独特な花々を利用する。魔力の流れがビームのような発光体として表示されることや、まるで宝石のようなブロックなどなど、エフェクトの演出やブロックの色彩に非常に力を入れていることが特徴である。また、魔術の要素と同時に、工業化MODのような工業要素があるのもこのMODの醍醐味である。当初は積極的に使用している動画は少なかったが、現在は徐々に浸透していっている。最近ではボタニアのスカイブロック「ガーデン・オブ・グラス」が登場したので、スカイブロック好きのプレイヤーは是非試してみてほしい。自然や花々に溢れた魔術をしたい方におすすめ。
ウィッチェリー。古典的な魔女のイメージに近い魔術を行使する魔術MODである。バージョンは1.7.10、1.7.2、1.6.4に対応している。
このMODの魔術は魔法陣によるアイテム作成に、様々な効果を組み合わせたポーションの醸造、使い魔の召喚や悪魔との取引など、かなり世界観が作り込まれている。 また呪いにより自身を狼男にしたり、吸血鬼になってリスクを負う代わりに自身の能力をアップさせたり、多種多様なボスと戦うなど、中世の魔女や怪物の伝承、そして物語の雰囲気が強い。大鍋を使うことや素材を使って薬を作ることなど、リアルな魔術をしたい方におすすめ。
クロックワークフェイズ。時の力の概念を利用した魔術MODである。対応バージョンは1.7.10のみで、続編のClockwork Phase2は1.12のみに対応しているが、まだα版の段階なので今のところの使用は推奨しない。
まずこのMODを始めるには、「ゼンマイ」そして「時計仕掛け」を作成しなければならない。この二つを利用することで、魔法を溜め込める砂時計や武器を作成、強化することができる。また、時の砂という魔力の概念が追加され、武器や道具に使用することができる。黒色と金色、そして銀色を基調としたブロックのテクスチャはそのどれもが美しい。ArsMagicaやThaumcraftなどと比べて小規模なので、他の魔術MODと組み合わせるといいだろう。美しく格好のいいテクスチャ、そして中二的な世界観で遊びたい方におすすめ。
ルーンズオブウィザードリィ。多種多様な魔法陣を追加する魔術MODである。バージョンは最新バージョンまでの多くのものに対応している。
赤、緑、青などのルーン石を使い、魔法陣を作成するMOD。その数は数十種類にも及び、テレポートやエンチャントの付与など能力は多岐にわたる。魔法陣といっても円形ではなく、角が90゜に曲がったシンメトリーな図形となっている。Dust Mod,Runic Dust MODと名前を変えていたが、有志の引継ぎにより1.10.2まで対応した。しかし辞書テーブルやノミ、そして溝付きブロックなど、一部のアイテムが削除されているようである。Rune of Wizardry単体に加え、Classic dusts packを導入すると更に魔法陣の種類が増える。魔法陣で魔法を使いたい、またはシンメトリーな図形が好きな方におすすめ。
ルーツ。植物に関する魔術の要素を追加するMODである。最新作であるRoots2は1.11.2から1.12.2まで対応している。
つい最近になって登場した新進気鋭のMOD。すり鉢を使って植物を調合し素材を作ったり、それを杖に注入することで魔法が使えるようになったり、積み薪を使って木々を茂らせるなどの魔法ができたり、ストーンヘンジのような祭壇で儀式をしたりと、ワールドの自然と調和した魔術を行う。Botaniaと併せて遊んでみるのもひとつの手かもしれない。祭壇での儀式のエフェクトはThaumcraftを彷彿とさせる実に魔術的で美しいもので、派手すぎない独特のブロックのテクスチャーにも惹かれるものがある。ボタニアとはまた違う、自然とともにある独特な魔術を楽しみたい方におすすめ。
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最終更新:2024/03/28(木) 17:00
最終更新:2024/03/28(木) 17:00
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