魚の目とは、足裏や足指の皮膚の角質層の異常のことである。正式名称は、「鶏眼(ケイガン)」。
サイズや形の合わない靴をはいていたり、くせのある歩き方をしたりしていると、
皮膚に繰り返し摩擦や圧迫などの刺激が加わり、それに対する防御反応として角質層が厚く硬くなる。
その肥厚した角質が皮膚の内部に向かって食い込んでいく現象を魚の目といい、
中心にできる芯の部分が魚の眼のように見えることから、「ウオノメ」と呼ばれるようになった。
魚の目は放置していると悪化し、皮膚の奥深くまで食い込み始めることがある。
すると芯が神経を圧迫して痛みを感じるようになり、ひどいときは歩行が困難になるほどの激痛をともなうこともある。
魚の目の治し方としては皮膚科に行って処理してもらうか、市販薬を使うか、のどちらかをおすすめする。
絶対にやってはいけないのが、ハサミやカッターなどを使って自分で芯をとる方法。
魚の目の芯は見た目以上に深く入り込んでいることが多く、自力で取り除くのは難しく、
刺激により拡大増殖を助長してしまうこともある。
また、削りすぎて正常な皮膚を傷つけてしまうこともあり、細菌感染の原因になることも……。
とにかく、心配なときは皮膚科を受診し、医師の診断を受けるようにしたい。
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最終更新:2024/04/23(火) 19:00
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