鳴海荘吉とは (オヤッサンとは) [単語記事]

演：吉川晃司、永徳（後姿のみの時はだいたい永徳）

半人前に概要はまだ早い。

ハードボイルドな風都の名探偵。レイモンド・チャンドラーの小説を愛読し、フィリップ・マーロウを「俺の大好きな男の中の男」と言っている。また、コーヒーは自分で淹れるほどこだわりを持っている。白い上下のスーツに白い帽子の白づくめで、回想時には白いコートも羽織っていた。

大阪には妻と娘・亜樹子がいるが、亜樹子は「あたし、お父さんのことぼんやりとしか覚えてないんだ。一番長く一緒にいられた時、まだ小さかったから」と言っている（本編10話）。ちなみに亜樹子は1989年生まれ。

いつから探偵業をしているかは定かでは無いが、マツという相棒とともに多くの事件を解決してきた模様。風都には広い人脈がある。シュラウドとも交流があり、スタッグフォン・スタッグギジメモリなどアイテムの提供を受けている。

1999年時点では風都に初代「鳴海探偵事務所」を構えている。この時、探偵事務所の地下にはシュラウドがおり、彼女の研究施設になっている。コーヒー豆を炒ろうとして大失敗したり、迷いが見られたりと、まだまだ「ハーフボイルド」な面が目立つ。この年「仮面ライダースカル」への初変身やマツとの決別が描かれた。スパイダー・ドーパントの能力で「一番愛する者に触れると爆発する子蜘蛛」を植え付けられてしまったため、彼は一番愛する者＝娘・亜樹子に触れることができなくなり、以後亜樹子の前に姿を現すことはなかった。（仮面ライダースカルメッセージforダブル）

その後、元不良少年だった左翔太郎を助手にしているので、ひょっとしたら生前刃野刑事（あるいは巡査時代）とも交流があったのかもしれない。

翔太郎が助手として駆け出しだった頃、功を焦って依頼人の親子を怪我させた時

依頼人を危険に晒す奴は、探偵以前に人間のクズだ！自分を頼って来てくれた人間なんだぞ！

と叱りつけたことがある（10話）。1999年時と比べたら、ずいぶんとハードボイルドになったようだ。

半熟のお前に帽子はまだ早い。

男の目元の冷たさと、優しさを隠すのがこいつの役目だ。お前にゃまだどっちもねぇだろ

と言ったのもこの頃。

そして迎えるビギンズナイト。とある孤島にあるミュージアムの施設から、運命の子を助け出す依頼を受ける。そこで仮面ライダースカルへと変身し、タブー・ドーパントと多数のマスカレイド・ドーパントを相手に奮戦。運命の子を助け出し、自身の敬愛する「フィリップ」の名前を彼に送った後、凶弾に倒れた。運命の子と自分の帽子を託したが「よしてくれ…。俺に帽子は早い、まだはえーよ！」と叫ぶ翔太郎に対し