鶉

鶉とは、鳥の名である。ウズラを参照。また以下のことを表す。

• 鶉 - 日本各地にある地名
• 鶉 - 日本海軍の隼型水雷艇の一つ
• 鶉駅 - JR北海道函館本線にあった駅

漢字として

鶉

Unicode

U+9D89

JIS X 0213

1-83-8

部首

鳥部

画数

19画

𨿡

Unicode

U+28FE1

部首

隹部

画数

16画

意味

1. ウズラ。ウズラの尾羽が短いことから、衣服の短い、みすぼらしいことを喩えていう。また巣を定めないとされ、住所を定めないことを喩えていう。また醇と通用する。
2. （鷻と通じて）ワシ

〔本草〕に「鶉の大なる雞の雛の如し。頭細くして尾無く、斑點有り」とある。〔説文解字〕には𨿡が載っていて〔説文・巻四〕に「䨄の屬なり」とある。

〔淮南子〕に「田䑕化して鶉と爲す」、〔畢萬術〕に「蝦蟆、爪を得て化して鶉と爲す」とあり、そのような伝説があったのだろう。

字形

形声で声符は𦎫。

音訓

音読みは、1.の場合、シュン（漢音）、ジュン（呉音）、2.の場合、タン（漢音）。訓読みは、うずら。

規格・区分

常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。

語彙

鶉衣・鶉火・鶉居・鶉服

異体字

• 𨿡は、〔説文〕の本字。〔玉篇〕に「亦、鶉に作る」、〔字彙〕に「鶉に同じ」とある。
• 𩁛は、〔竜龕手鑑〕に「正」とある異体字。
• 㝇は、〔字彙補〕に「鶉に同じ」とある異体字。〔釈典〕に見られるという。Unicodeに鶉と同じとある。
• 𪂎は、〔字彙補〕に「鶉と同じ」とある異体字。〔漢外黄令高君碑〕に見られるという。異構の字。
• 𪆾は、〔字彙補〕に「鶉と同じ」とある異体字。
• 簡体字は鹑。

𩁛

Unicode

U+2905B

部首

隹部

画数

22画

㝇

Unicode

U+3747

部首

子部

画数

16画

𪂎

Unicode

U+2A08E

部首

鳥部

画数

19画

𪆾

Unicode

U+2A1BE

部首

鳥部

画数

24画