鷲宮町 単語

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鷲宮町とは、

  1. 埼玉県埼玉にあった町。わしみやまち。1933年4月17日鷲宮が町制施行して誕生したが、1955年1月1日に北葛飾桜田の一部と合併して北葛飾鷲宮町(わしみやまち)になった。
  2. 埼玉県葛飾にあった町。わしみやまち。1955年1月1日に南埼玉鷲宮町(わしみやまち)と北葛飾桜田の一部が合併して誕生したが、2010年3月23日久喜市町・町と合併して久喜市になった。この記事ではにこちらについて説明する。

概要

関東最古の大社・鷲宮神社(わしみやじんじゃ)の鳥居前町として知られる。

同地域の「読み」についてであるが、元々は南埼玉鷲宮町(わしみやまち)であったが、1955年1月1日に旧・北葛飾桜田の一部と合併して北葛飾鷲宮町となったあとの自治体名および町内の地名「鷲宮」(大字じゃない方)は「わしみや」であった。しかし、大字鷲宮鷲宮神社鷲宮駅東鷲宮駅読みは元来の「わしみや」となっていた。これを受け、2010年久喜市と合併した際、大字鷲宮(おおあざわしのみや)と鷲宮(わしみや)を統合し鷲宮(わしのみや)とした。さらに「埼玉県鷲宮高等学校」も翌年度から「わしのみや」とされた。しかし現在も一部道路標識の振りローマ字住宅団地「わし宮団地」、鷲宮関連のURLなどに「わしみや」の読み方が残っているため、混同しないよう注意を要するが、現地においては名などの固有名詞をす場合以外は、今のところ大抵どちらでも通じるし、細かいことを言う地元住民も僅かなので、まぁ大丈夫であろう。

なお、この「鷲宮」の地名は、この一帯が古くから土師部(「はじべ」、素焼きの土器などを作る人々)の移住地とされ、その「ハジ」が「ワシ」に転訛して「鷲宮」になった、と伝えられている。

2010年3月23日久喜市町・町と合併し、新生「久喜市」の一部となった。

2014年現在、旧・鷲宮町域に訪問する際の公共交通機関による交通手段は以下の通り。

観光

関東最古の大社として知られる鷲宮神社があり、ここで催される「土師一流催神楽」(はじいちりゅういばらかぐら)は定重要形民俗文化財(定第1号)となっている。

葛西用水路に沿ったに「コスモスふれあいロード」を整備、5~6月にはポピーにはコスモスが咲き乱れ、鷲宮観光の売りとなっている。

JR東鷲宮駅近くには、日帰り天然温泉施設「観音温泉」があり、「聖地巡礼」帰りにを流すのにはもってこいの場所となっている。

「らき☆すた」との関係

今や、この地域と切っても切り離せない関係にあるのが、美水かがみ原作漫画作品、およびそこから生したアニメ作品「らき☆すた」の存在である。

そもそもは、2007年頃、アニメ放送開始当初、各アニメ誌などが、背景舞台モデルであるとして鷲宮町や鷲宮神社を取り上げたことで、「聖地巡礼」としてファンがこぞって訪れ神社に参拝し「痛絵馬」を奉納、さらにその模様をニコニコ動画ブログなどネット上で開したのが始まりであった。そうした中、2007年頃にとある地元住民(と言っても南隣・現在の同一内在住の、ネット上では悪名高いネットユーザーであったが)がブログにこの事を危惧する記事を書いたことで、これをネタに一部のマスメディアがバッシングにかかろうとした。しかし、巡礼に訪れたファンたちが特段問題のある行動を起こしていたとは見なされていなかったため、鷲宮町の住民は取材を受けても、「?」が出るどころかこの事で初めて「らき☆すた」の存在を知ったという。

このような事例の場合、普通は過剰な拒否反応をおこすことが多い中、「鷲宮商工会」は発想を転換し、「聖地巡礼を受け入れ、観光として役立てることができないか。」と行動を起こす。実際に町を訪れたファンに聞き取りを行ったり、2ちゃんねるスレッドに書き込みをし、企画屋佐藤氏exit_nicovideoの協を得て、版権元である角川書店から版権の使用許諾を取り付けるなど、町の活性化のために動き回る。そして2007年12月、同じく舞台モデルとなった春日部市の特産品の一つである細工を用いた、オリジナル携帯トラップを発売、さらにその記念として作者声優を招き、鷲宮神社への公式参拝イベントを開催するに至る。

ここまで来たら、勢いはとどまるところを知らず、スタンプラリーなど「らき☆すた」を元にした各種企画を続々と打ち出し、町を挙げてその勢いに乗っていくこととなる。それ以降、鷲宮神社への初詣参拝者数がこの数年で倍々ゲームのように急増。2008年4月には「この町に住んでいるという設定」の柊家を特別住民として登録し、特別住民票を交付する。2008年9月には鷲宮神社の土師祭で「らき☆すた」をモチーフにした御輿まで登場してしまう。町の至る所には「らき☆すた」をモチーフにした物が点在、飲食店ではスタンプラリー開始時から「らき☆すた」を元にした特別メニューが作られるようになった。

これによって、鷲宮町に億単位にも及ぶ大な経済効果をもたらし、同じく舞台モデルとなった幸手市春日部市も追随、埼玉県産業労働部観光課も、アニメや各種ロケ地、マニアックな場所などを取り扱ったWebサイト埼玉ちょ~でぃーぷな観光協会exit」を開設、各種メディアもこの成功劇をこぞって取材するようになった。さらには全各地の他の漫画アニメ・ゲーム舞台となった町でも、同様事例を元にした観光の開拓に乗り出すまでとなった。このように、鷲宮町の事例は経済的にも学術的にも高い注を集め、北海道大学観光学高等研究センター山村高淑准教授が鷲宮町商工会と研究プロジェクトを開始、研究論文exitとしてまとめ上げており、この中で今回のような町おこしのことを「アニメ聖地巡礼まちづくり」と命名している。

ただ、商工会においても「らき☆すたブーム以後、および町合併後のことを見据えており、今後はいかにして「らき☆すた」に依存しない「町おこし」「活性化策」を進行し、また効果を持続・維持するか、といった方面で模索を行っている状況でもある。

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