麻雀の役一覧 単語

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マージャンノヤクイチラン

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この記事は麻雀の役を一覧にしたものである。一般に認められている役のみでローカル役は含まない。

役名 略称・通称 条件・喰い下がり 備考
平和 ピン 門前役 ①門前②面子が全て順子頭が役牌でない④両面待ち、の4つの条件を満たす。要するに「門前で姿による加符が一切ない聴牌の形のことであり、符数はツモ時は20符、ロン時は30符で固定となる。
このうち①の条件のみ満たしていない(チーを1回以上している)手のことを「食いピン」、③の条件のみ満たしていない(頭が役牌となっている)手のことを「平和崩れ」と呼ぶこともあるが、これらは役と見なされないため、この形で和了るには前者は断ヤオ(「食いタンあり」のルールに限られるが)など、後者立直門前清自摸和など他の役をつける必要がある。
一盃口 イーペー 門前役 門前で同じ順子を二組える。
メンゼンチンツモホー
門前清自摸和
ツモ
メンツモ
門前役 門前でツモ和了。ちなみに、門前で(立直など他の役を成立させる必要はあるが)ロン和了した場合は役が付かない代わりに10符の加符がある。
立直 リー
メン
門前役 門前で聴牌立直を宣言すると付けることができる役。宣言時に1000点の供託料を払う。
宣言で他ロンされた場合は供託料し。
イッパツ
一発
パツ
ソク
リーチ時のみ
偶発役
立直をかけて一巡以内に和了する。(※副露されると効)今でこそ広く採用されている役だが、意外にも元々はローカル役だったためか、公式戦などでは採用されていない。
また、原則として槍槓とは複合しない。
断么九 タンヤオ
タン
ヤオ九(1,9と字)を一枚も使わない。門前でない断么九(食いタン)を認めないルールもある。
また、食いタンありのルールにおいて、食いタンピン(食いタンの中でも、4面子が全て順子で最後の待ちも両面ではあるが、チーを1回以上している状態のこと)は符数の計算上は副底のみの20符だが、前述の形は例外的に30符とするルール流。この場合、20符になることは「平和ツモα」以外にありえないことになる。
役牌飜牌 ヤク 、自、三元の刻子及び子。一組につき一。特に連(ダブ東、ダブ南)は一組で二となる。
槍槓 偶発役 が加したが和了であった場合にロンを宣言することで付けられる役。
国士無双のみ暗での槍槓が認められる時もある。
一発とは原則複合しない。
嶺上開花 リンシャン 偶発役 をした際に引く嶺上ツモ和了。
原則海底撈月とは複合しない。
ハイテイモーユエ
海底摸月
ハイテイ
ハイイツ
偶発役 最後のツモ海底)でツモ和了。
海底撈月ハイテイラオユエ)とも
嶺上開花とは原則複合しないが、一発との複合はありうる。
ホーテイラオユイ
河底撈魚
ホウテイ
ハイテイロン
偶発役 最後の捨てロン和了。
海底セットで「ハイテイ」と呼ばれることも。ただし、「その局の最後のツモ番」では立直をかけられないため、海底とは異なり一発とは複合できない。また、海底で暗・加できるツモってきたとしてもそれをすることはできないため、槍槓との複合も不可。
両立直 ダブリー 門前役
偶発役
第一ツモ聴牌立直をかける。ただし、子の第一ツモ前に副露された場合は通常立直になる。
「偶発役」となってはいるが、「前述の状態で立直をかけた」時点で両立直が成立するため、一発など他の偶発役や裏ドラとは異なり、MJシリーズなど一部の麻雀ゲーム聴牌した場合に表示される「満貫以上確定」「跳満チャンス」などの判断材料となる数にはカウントされる。
七対子 チートイ 門前役 対子(2枚組)を7つ作る。同4枚で2対子は認められない。25符固定。稀に50符1翻のルールもある。
一盃口二盃口とは複合しない
サンショクドウジュン
三色同順
サンショク 喰い下がり一 子、索子、筒子で同じ並びの順子える。
一気通貫 イッツー 喰い下がり一 一色の数123・456・789の3順子を作る。
一色の数で1~9を1枚ずつ以上持っていても、前述の3組の順子ができていないと成立しない。
ホンチャンタイヤオチュウ
混全帯么九
チャンタ 喰い下がり一 (数の1・9と字)を交えた面子のみ。字ければ純全帯么九面子が全て刻子(または子)であれば混老頭(+対々和)になる。
対々和 トイトイ 4つの面子がすべて刻子(または子)。
余談だが、門前で対々和を含む役を和了れるのはツモスー崩れ(四暗刻の双ポン待ちをロン和了)の場合のみである。
サンショクドコウ
三色同刻
サンショク 子、索子、筒子で同じ数字の刻子(子)をえる。
三暗刻 サンアン 暗刻・暗ポンしていない刻子・子)を3つ作る。役自体は門前でなくても成立するが、ロンで仕上がった刻子は暗刻とは認められない。
サンカン
三槓子
サンカン 子を3つ作る。
ショウサンゲン
小三元
三元中)のうち、2つを刻子(子)に、1つを頭にする。役牌が必ず2つ付くので実質四となる。
さらに「①2つの三元が2つとも明刻子、②三元以外の面子が2つとも順子、③2つの三元の双ポン待ちをロン和了or両面待ち」を全て満たしている場合(この場合は副底20符+ヤオ九明刻4符×2+頭2符=30符となる)を除けば40符は確実。とりわけ、小三元を含む役自体が大三元崩れ(三元のうち2つを刻子(または子)としながら、残り1つと別ので双ポン待ちにとったが、三元でない方の待ちで和了ってしまうこと)でできることが多く、そうでなくても「30符四は繰り上げ満貫」とするルールが採用されている場合も多いため、「小三元役牌×2」だけでも満貫となりやすい。
ホンロウトウ
混老頭
ホンロー
ホンロウ
(数の1・9と字)の刻子(子)、および対子のみで構成。対々和七対子が必ず付くので実質四対々和では40符は確実(最低でも副底20符+ヤオ九明刻4符×4=36符)なので「混老頭対々和」だけで満貫となるが、七対子では25符にしかならないため、「混老頭七対子」のみでは満貫に届かない。
がなければ清老頭、逆に数の1・9がなければ字一色となる。
リャンペーコー
二盃口
リャンペー 門前役 門前で一盃口を2つえた形。
七対子とは複合しない。
ホンイーソー
混一色
ホンイツ 喰い下がり二 子、筒子、索子のうちいずれか一種類の数と、字のみ。字がなければ清一色、逆に数がなければ字一色となる。
純全帯么九 純チャン 喰い下がり二 の1・9を交えた面子のみで構成する。
面子が全て刻子(または子)であれば清老頭となる。
チンイーソー
清一色
チンイツ 喰い下がり五 子、筒子、索子のうちいずれか一種類の数のみで構成。
役満 四暗刻 スーアン
ツモスー
スッタン(単騎)
門前役 暗刻・暗ポンしてない刻子・子)を4つ作る。
三暗刻と同じくロンでできた刻子は暗刻とは認められない(双ポン待ちをツモスーという時もある)ため、崩れると最悪で「三暗刻対々和」のとなる(それでも最低で副底20符+門前ロン10符+中暗刻4符×3+中明刻2符=44符となるため満貫にはなるが)。
単騎待ちのことを四暗刻単騎という時があり、こちらはロンあがりでももちろん成立する。ただし、待ち方によっては「スッタン崩れ」も全くないわけではないことに注意。スッタン崩れは最悪だと三暗刻のみの二翻となってしまう。
また、四暗刻単騎は単体で二倍役満とするルールもある
ダイサンゲン
大三元
包則適用役 三元中)を全て刻子(子)にする。
崩れた場合については「小三元」の項を参照。
コクシムソウ
国士無双
コクシ 門前役 (数の1・9と字)13種14枚を集める。どれか一種類が2枚、他が1枚ずつ。
ルールによっては他の暗での槍槓が可だったり、十三面待ち(ヤオ九13種を全て1枚ずつ手に持って聴牌すれば全てのヤオ九で和了ることが可)は単体で二倍役満としたりするルールもある。
小四喜 四喜和
スーシーホー)
(東南西北)の1種を頭とし、残り3種を刻子(子)で集める。
タースー
大四喜
四喜和
スーシーホー)
包則適用役 (東南西北)を全て刻子(子)で集める。ルールによっては単体で二倍役満となる。
小四喜と大喜和を合わせて四喜和と総称する。
ツーイーソー
字一色
全ての面子を字のみで構成。一般的には対々和であることが多い。
七対子にすることも不可能ではないが、字が7種類しかない都合上、難易度は極めて高い。
四槓子 スーカン 包則適用役 子を4つ作る。通常四開槓流局となるが、1局中に4回行われたが全て1人による場合は例外的に続行となる。子を1人で4つ作ると必然的に裸単騎(副露されていない手が1枚しかない状態のこと)となってしまうが、和了ることができれば四槓子が成立する。
門前で四槓子を和了った場合は四暗刻単騎待ちが複合し、ルールによっては三倍役満となる。
チンロウトウ
清老頭
チンロウ 1,9のみで構成。
使える字一色よりも少ない6種類であるため、必然的に対々和となる。
リューイーソー
緑一色
緑色(索子の2,3,4,6,8と)のみを使って構成。オールグリーン。使えるの数は清老頭と同じ6種類だが、こちらは2,3,4を順子とすることも可な分清老頭よりは幾分か楽。ただし両面待ちの場合や、6索、8索を暗刻で持っている場合の待ち方次第では崩れ(1索、5索、7索での和了)に注意。崩れた場合、最悪だと鳴き混(門前でない混一色)のみの二となってしまううえ、順子を1組でも含めているとドラでしか翻数を稼げなくなるため、他の役満役狙いの聴牌よりも和了点数の期待値が低い。
しの可否はルールによる。緑一色の崩れは最低でも鳴き清(門前でない清一色)の五翻は確定するうえ、1索以外なら(食いタンありルールに限るが)断ヤオも複合するため、ドラがなくても跳満にはなりやすいが、やはり翻数を稼ぐ方法が大きく限られる。
九蓮宝燈 チューレン 門前役 同じ種類の数で1112345678999+1~9のいずれか。
門前役だが1.9の暗は不可。
九面待ち(いわゆる「純正九蓮宝燈」)は単体で二倍役満とするルールもある。
また、純正でない九蓮宝燈で待ちが複数ある場合は崩れに一応注意だが、崩れても門清(門前の清一色)の六翻は確定する。ただし、九蓮宝燈自体が門清の上位互換役という都合上、四暗刻大三元の崩れとべて複合できる役が大きく限られる(立直、門前ツモ、各種偶発役、ドラでしか翻数を稼ぐ方法がない)点には注意。
テンホウ
天和
門前役
偶発役
配牌で和了。
ちなみに確率は約33万分の1。
チーホー
地和
門前役
偶発役
子の第一ツモで和了。
ツモ前に副露されると効。

「門前役」は門前(副露・鳴きをしていない状態)でなければ成立しない。
「喰い下がり~翻」は副露した場合数が一つ下がる。
「偶発役」は「限られた状況でのみ成立し、狙って出すことは不可能(あるいは、極めて困難)な役」をす。
包則適用役」は「副露だけで役満役が確定するケースがあり、その役が確定した副露をした者が和了した場合に、包則(パオ責任払い)を適用させるルールがある役満役」をす。

※他に「ドラ」がある。ドラ表示の次のorドラ(ある場合)を持っていれば1翻。ただし一翻縛りは満たさない(ドラを何枚持っていても役なしでの和了は認められない)。
※「場ゾロ」という二翻役もあるが、どのような和了であっても必ず加算されるため、現在では除外して翻数を数えるのが一般的である。詳細は「場ゾロ」の個別記事参照。

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