黒とは以下を表す。カタカナの「クロ」の記事、英語の「black(ブラック)」、フランス語「noir(ノワール)」、イタリア語「nero(ネーロ)」の記事も参照。
悪いイメージで使われる事もあるが、そうとも限らない(下記参照)。
まず日本だがもともと白の喪服を着ていたが奈良時代、黒(系)の喪服が制定され以後少しずつ広まり平安後期には一般化したそうだ。しかし室町時代には白に戻る 黒は上流階級だけのものだったのかもしれない。
そして明治時代まで白の時代が続く 明治直前の葬儀は白の喪服だったという文献がある。明治時代、公人の葬儀で欧米に合わせ黒の喪服を使うようになり皇太后の葬儀では天皇が律令時代、奈良時代の黒喪服を着用し葬儀会場には白黒縞の幕が登場した。その後「黒は喪」「喪に服す期間精進する(僧)」等の意味付けがされたそうだ。
つまり白も黒も死の色で合っていると言えよう。
ちなみに黒は仏教で地獄らしい。また日本で黒喪服が一般化するのは高度成長期の衣服メーカーの策略とか大戦後に貸し出し店が汚れてもいいようにとかいろいろ言われている。
欧米では、死=土(葬)=闇=黒のイメージが昔からあったそうだが、本来は白が死のイメージであり悪霊を避けるために花嫁は白らしい。中世以降、黒があらゆる階級の男女に相応しい喪服の色とされていた。
一部の上流階級は白の喪服を着用していたがやがて黒が一般化し近現代に至る。古代ローマ時代にはエジプト人の風習から喪に服して黒を着ていたらしい。エジプトは面倒だが古代エジプトでは喪に服して女性は黒い布をかぶり泥や藍を塗った習慣があるそうだ…と言うか検索にかからない。
あれここ何の記事だkry
黒は殆どの光の波長を反射しない。要するに「反射する色が無い」為に黒として見えるのである。
反射しないという事は、それらのエネルギーを吸収するという事である。
これは小学校の理科での虫眼鏡による集光実験が最も分かり易い一例である。
多くの人が授業で様々な色の紙に、虫眼鏡で光を一点に集めてそこがどうなるかを観察した事があるだろう。
黒い紙が逸早く焦げ出し、場合によっては発火したという実験結果になった筈だ。
この実験から、「黒がエネルギーを吸収する(吸収しやすい)色」である事を実感した人は多いだろう。
自然風景においては上記のとおりであるため、何もない真っ黒というわけではない。ある程度近づけば薄ぼんやり見えるぐらいには明るさはあるのである。
無論、完全に遮光している場合はごくわずか程度には明るいほどにまで抑えられる。
なお、黒の素材でもある程度反射はする。そのため反射を抑える「真の黒」の素材が製作されている。
珈琲の「ミルク無し」「ミルク無し、砂糖無し」の状態を"ブラック"と言う。
乳製品を加えずに加工したチョコレートをブラックチョコレートと呼ぶ事がある。
あと、イカスミ。
社会主義(ソーシャリズム)や共産主義(コミュニズム)が赤をシンボルカラーとして赤旗を掲げるように、無政府主義(アナキズム)は黒をシンボルカラーとして、黒旗を掲げる事がある。
じっと見つめていると、なぜか気持ち悪い顔が浮かび上がってくる。
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最終更新:2024/10/07(月) 04:00
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