黒沢良(1930年10月21日~2011年11月9日)とは、和歌山県和歌山市出身の俳優・声優・歌手・ナレーターである。本名は池田弘典。
旧制和歌山中学(現:和歌山県立桐蔭高等学校)卒業後、法政大学、関西大学、和歌山大学に通うも中退。宝塚演出部、新東宝ニューフェイス、俳優座養成所などを経て、NHK東京放送劇団に入り役者の道へ進む。NHKのラジオドラマで声優デビューをし、その後はフリーとなる。フリーとなった時代は当時海外ドラマが流行をしていたこともあってか、吹き替えを多く担当をした。
特に有名な物としては『世界の料理ショー』でのグラハム・カーの吹き替えは有名。日本語版では黒沢版が一番有名でもある。また2009年に発売をされたDVDーBOXの特典にあるグラハム・カーのインタビューでも、黒沢の事を聞かれて「すごく自分の特徴を出ている」と絶賛をしていた。この吹き替えをきっかけに料理作りが趣味になったという。
また時代劇『大江戸捜査網』シリーズでのナレーションも有名。CMでは1960年代から1980年代前半までのトヨタ・クラウンのCMにも黒沢良がナレーションを担当をしている。
かつてアフレコ教室を主宰していたことがあり、若本規夫、村山明らを輩出をしている。番組の司会やレコードを出す等のマルチタレントの草分けとしても知られる。
2011年11月9日に東京都内の病院で心不全のために死去。享年81歳であった。
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最終更新:2024/04/18(木) 16:00
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