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BGMとはBack Ground Music (ばっくぐらうんど みゅーじっく)の略称動画ゲームなどメインとなるもののバックグラウンドで流れているミュージックの意味。背景曲・背景音楽

概要

BGMは背景でかかっている楽曲をす。映画テレビドラマテレビアニメコンピューターゲーム・大店舗などでよく聞くことができる。

特に、映画ドラマアニメなどで使用されるBGMはサウンドトラック、劇伴ともいい、としてシチュエーションムード演出のためのものである。有名な音楽家に「ゴジラ」の伊福部昭ジブリ映画などの久石譲、「ドラえもん」、「ドラゴンボール」など数多くのヒット作品を作り、彼に任せればヒットするとまで言われた菊池俊輔や、アニメサントラで数多くの活躍を遂げ、近年はドラマ映画サントラまで手がける川井憲次などがいる。

また、後述ゲームBGM較すると、リピートされない曲が多いことが特徴で、またBGMそのものも1分~3分ぐらいの短いものである。また、大きく分けてオーケストラな系と打ち込み系にわけられ、後述するバラエティBGMなどは後者用している。

バラエティ番組でかかるBGMは、1980年頃までは生演奏によるものも多かったが、それ以降はフュージョン洋楽のほか、既存の映画テレビドラマテレビアニメのために作られた曲が流用されることが多くなっている。テレビ放送で使用する分の著作権料は包括契約が結ばれているため、自前で曲を作るよりもサントラ盤に収録されている曲の中からイメージに合った曲を探したほうが手軽で安上がりであり、担当のブローカーからお誂え向きのサントラ推薦され、音響担当者はそれらから番組に合ったBGMをはめ込んでいく。映画ドラマアニメの場合は一から曲が作られることが多いが、テーマ曲に関しては敢えて作品のイメージに合った過去ヒット曲をテーマ曲にしたり、カバー曲として起用する場合もあり、これらの曲が劇中BGMとして挿入されることがある。

何らかの作品のパロディとして表現する場合も元ネタの楽曲をそのまま使うことが多い。特に川井憲次田中公平佐橋俊彦作曲のBGMはあちこちで使用されているため、アニメを偶然見ていて、バラエティ番組などを見ていると「あれ?」となることがしばしば。また、元の作品よりも流用した側の番組の方が圧倒的に知名度が高い場合、逆に流用した側のテーマ曲として世間に認知されてしまうこともある(例えば、「とんねるずのみなさんのおかげです」の「モジモジくん」のコーナーでかかっているBGMは元はといえばOVAドミニオン」に収録されていた曲であるが、世間には「モジモジくんのテーマ」として広く知れ渡っているケースや、「オレたちひょうきん族」の「ひょうきん懺悔室」での裁きを受ける前の祈りのBGMが「宇宙刑事ギャバン」の「ギャバン蒸着」という曲名のBGMなのだが、世間では「ひょうきん懺悔室のBGM」と認知されているケースなど)。ほかにも「アホアホマンテーマ」は「無責任艦長タイラー」の「正調責任音頭」だったり、「開運!なんでも鑑定団」の鑑定中のBGMはアニメ版「のらくろクン」のBGMである。もっと有名な例としては「アメリカ横断ウルトラクイズ」のテーマ曲は「スタートレック」、「よしもと新喜劇」のオープニングテーマアメリカで大昔にヒットしたデキシージャズナンバーである。

なお、これらのBGMはDVDBD化の際に差し替えられることがしばしばある。テレビ放送時にモノラルであったものをステレオ化する的もあると思われるが、包括契約で済むテレビ放送とは違い、DVDBD化する際には著作権の個別契約が必要となってくるのであり、つまるところその楽曲を作った著作権者の使用許可が降りなかったため、やむを得ず許可が降りている他の楽曲か、イメージを似せたBGMを新たに作って差し替えるケースが多いものと考えられる。

ニコニコ動画では@BGMのように動画すこともある。
MAD動画や作業などの雰囲気作りに必要不可欠

ゲームBGM

ゲームのBGMとサウンドトラックとの一番の違いは、”ピートさせることが前提”であり、プレイヤーに聴き疲れさせないことが大事であると、スーパーマリオシリーズのBGMを手がけている近藤浩治は発言している。つまり、ニコニコ動画作業用BGMと呼んでいる曲こそが、ゲームBGMの性格を直にっているといっていい。特に、スクロールアクションパズルシミュレーションなど、フル回転させる作業ゲームほど、そのの思考にを与えないよう穏やかな曲調が多く、近藤などはクラシック音楽を意識している。そして、1回のループもそこまで長くなく、だいたい20~1分弱、長くても2分弱のBGMをループさせている。

逆にRPGアドベンチャーといった、展開が絶えず変化していく演出系のゲームでは、これらは前述のサウンドトラックに近い働きをしている。中にはループしない曲もあるが、一度BGMが終わった後、しばらくしてまた初めから流れるというパターンがある。

この2つの特徴を折衷させたパターンが、格闘アクションシューティングといったジャンルで、演出的要素と作業BGM的要素を併せ持っている。だが、どちらかというとプレイヤーに聴かせるというよりは、奮させ、闘争心を高ぶらせるためのもので、BGMはあくまで補佐、補助的なものとなる。更にこれらのゲームでは、BGM以上にエフェクト音を強化させている。そのため、全くゲームBGM記憶が残らないケースもあり、それこそシューティング明期の「ゼビウス」や「ザナック」、「1942」、格闘アクションの走りとなった「スパルタンX」などは至ってシンプルなBGMであった。前述したRPGバトル曲、ボス曲などはこのジャンルに近い。

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最終更新:2024/03/29(金) 09:00

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