No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープとは (ナンバーズサンジュウキュウキボウオウビヨンドザホープとは) [単語記事]

これが俺たちの全力！ランクアップ・エクシーズチェンジ！
限界突破だ、希望皇ホープ！
現れろ、No.39！人が希望を超え、夢を抱くとき、遥かなる彼方に、新たな未来が現れる！
限界を超え、その手につかめ！希望皇ビヨンド・ザ・ホープ！

No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアル Ⅱ」に登場するカードである。

概要

「No.39 希望皇ホープ」がエリファスから託された「RUM－アストラル・フォース」によってランクアップした姿。

エクシーズ・効果モンスター
 ランク6/光属性/戦士族/ATK 3000/DEF 2500
レベル6モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードが自分フィールド上に存在する限り、
自分フィールド上に存在するカードは相手のカードの効果を受けない。
このカードが「No.39 希望皇ホープ」をランクアップして
エクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
●自分のバトルフェイズの間だけ、相手フィールド上に存在するモンスターの攻撃力は0になる。
●このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
自分フィールド上に存在するモンスターエクシーズ1体をゲームから除外する。
その後、自分の墓地から「No.39 希望皇ホープ」1体を特殊召喚し、
自分はその攻撃力の半分のライフポイントを回復する。
（この効果はお互いのバトルフェイズ中に発動する事ができる）
※公式サイト「必勝！モンスターアカデミー」第45回による

世界をかけたナッシュとの戦いで登場。
ナッシュの「CX 冀望皇バリアン」へ攻撃、このカードの効果で攻撃力を0にすることで破壊を狙ったが、「エクシーズ・トリップ」でバトルフェイズを終了された。その後、冀望皇の攻撃を受けたが、「オーバーレイ・ウィーカー」と「ダメージ・リアクター」で攻撃力を8000まで上げることで返り討ちにした。

だが、ナッシュは「七皇転生」を発動、その効果で遊馬が2100のダメージを受けることになったため、このカードの効果でこのカード自身を除外してホープを特殊召喚、ライフを回復する事で敗北を防いだ。

闘いの儀ではアストラルが使用。
「WRUM－ホープ・フォース」によって、「CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」とともに特殊召喚（エクシーズ召喚に成功した扱い）された。効果でホープを復活させ、3体で遊馬へ攻撃したが、「ガードロー」と「ガードゴー！」に阻まれてダメージが入らなかった。

次のターン、「ガガガ流－明鏡死斬」の効果を受けた「ガガガザムライ」の攻撃を受け、破壊された。

その後、「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」の効果で蘇生・破壊されることで活用された。

攻撃名は「ホープ剣・ビヨンドスラッシュ」。
「CX 冀望皇バリアン」を返り討ちにした際の攻撃の口上は「行け！ビヨンド・ザ・ホープ！天地神明に俺は誓う！未来をつかむために闘い抜くと！輝け、希望の光！ホープ剣・ビヨンドスラッシュ！」。

「ガガガザムライ」が「ガガガ流－明鏡死斬」の効果で姿をコピーした際の攻撃名では、「ホープ剣・ビヨンド・ザ・スラッシュ」と、カード名同様に間に「ザ」（the）が入っていた。

カード効果への耐性を与える効果は、アニメではこのカード自身以外がその恩恵を受けることはなく、セリフでもこのカードだけが受けるような説明の仕方になっていた。公式サイト「必勝！モンスターアカデミー」ではテキスト通りに説明され、「地割れ」の効果から「ガガガマジシャン」を守る例が紹介された。

召喚の際はホープとその進化形態が力を一つにするような描写がある。

このカードはホープの進化形態だが、アストラル・フォースによるランクアップであるためカオスナンバーズではない。また、召喚の際に現れる数字は一瞬赤色で現れた後に水色に変化する（実際の体にあるのは赤色）。
さらに、ルール上は「希望皇ホープ」と名のついたモンスターには含まれない。ただし、アニメのサポートカードは「ホープ」を指定しているため、この場合はこのカードも含まれる（OCGでは「希望皇ホープ」で統一）。

カード名の「ビヨンド」（beyond）は「…の向こうに」、「…を越えて」の意。
また、名詞として「来世」や「世界の果て」の意味をもち、アストラル世界の力によってランクアップしたことを示しているともとれる。

OCG版

「マスターガイド4」（2014年 3月20日発売）でOCGに登場。

エクシーズ・効果モンスター
 ランク6/光属性/戦士族/ATK 3000/DEF 2500
レベル6モンスター×2
このカードはルール上、「希望皇ホープ」と名のついたカードとしても扱う。
このカードがエクシーズ召喚に成功した時、
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は0になる。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して除外し、
自分の墓地の「希望皇ホープ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
その後、自分は1250ライフポイント回復する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
※Vジャンプ WEBによる

「No.39 希望皇ホープ」からランクアップした場合と言う条件は、全ての効果について外された。攻撃力を0にする効果は、このカードのエクシーズ召喚成功時に限定された。また、「No.39 希望皇ホープ」を特殊召喚する効果は、「希望皇ホープ」全般を範囲に含むようになり、バトルフェイズ以外の発動も可能になったが、ライフの回復数値は固定となり、1ターンに1度の制限がついた。カード効果への耐性とNo.共通効果は削除された。
また、「希望皇ホープ」と名のついたカードとしても扱うテキストが追加された。

希望皇ホープのCNo.の2体と異なり、ランク6であるため、「RUM－アストラル・フォース」を使わねば出せず、「RUM－リミテッド・バリアンズ・フォース」を使うCNo.2体とは共存させにくい。それらのデッキに自然に入れるのは難しく、このカードを意識して専用に構築を考える必要がある。
ただ、このカードを出したくない、出せない状況になっても、アストラル・フォースを「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」エクシーズ召喚のコストにするという選択肢もあるので、多少は気楽に入れられるかもしれない。

また、素材指定がそこまで厳しくないので、直接エクシーズ召喚することもできる。ランク6としては最大の攻撃力と戦闘向けの効果を持っているので、ホープ以外のデッキで使うというのもあり。ホープデッキで正規のエクシーズ召喚を狙うならば、レベル変更効果を持つガガガや、レベル6の「ドドドウォリアー」などと「希望郷－オノマトピア－」を利用したい。

墓地から希望皇ホープを特殊召喚する効果もある。バトルフェイズ中の追撃や緊急時のライフ確保、サクリファイス・エスケープのような使い方もできる。自身を除外対象にすることも可能。

ホープデッキにおいてはほかのカードとランクが違うために安定性を欠きやすいが、カードとしては強力なものであることに違いない。

「○○」と名のついたカードとしても扱うというテキストを持つ珍しいカード。海外では「有翼幻獣キマイラ」など、日本語名とのつじつま合わせのためにこのようなテキストが追加された例があったが、日本語版では初の事例。
このカード以降、「C・HERO カオス」や「超重荒神スサノ－O」など、同じようなテキストのカードも登場している。

英語版では「希望皇ホープ」の英語名である「Utopia」が最初から含まれているため、そのようなテキストは書かれていない。しかし、この影響で、このカードのカード名を変更した場合の扱いに食い違いが起きている。
「ヒーロー・マスク」などでこのカードのカード名を変更した場合、日本語版では「希望皇ホープ」カードとして扱われるが、海外版では扱われない。

カテゴリではなく特定のカード名であれば、「N・マリン・ドルフィン」などの先例がある。また、「スレイブタイガー」は自身の効果による特殊召喚を「剣闘獣」モンスターによるものと扱う効果を持っていた。

ひそかに、固定の回復数値を持つカードで初めて「50」という端数を含むカード。

先行販売済みであった「PREMIUM PACK 16」を除けば、第8期の最後に登場したカード。
このカードを同梱した「マスターガイド4」を発売した翌日、「スターターデッキ 2014」の登場でOCGは第9期へ移行し、カードテキストのフォーマットが大きく変えられた。ゼアル世代の最後のカードと言えるかもしれない。
ただし、これ以降に発売された「決闘王の記憶」シリーズは時期的に第9期だが、第8期フォーマットで発売されたため、このカードが第8期フォーマットの最後のカードというわけではない。