No.105 BK 流星のセスタスとは (ナンバーズヒャクゴバーニングナックラーリュウセイノセスタスとは) [単語記事]

No.105 BK 流星のセスタスとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアル Ⅱ」に登場するカードである。

概要

バリアン七皇の一人、アリトが使用する、オーバーハンドレッド（100 超え）ナンバーズの1枚。

エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/炎属性/戦士族/ATK 2500/DEF 1600
レベル4モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードがこのカードの攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターと戦闘を行う場合、
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
このカードはこの戦闘では破壊されず、この戦闘は無効化されない。
この戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアル Ⅱ」ナンバーズ86（86話）による

戦闘ダメージを相手に与えさせる効果を持つ。

VS 遊馬戦（2回目,85-86話）で登場。
素材2体分扱いの「BK スイッチヒッター」と「BK ヘッドギア」をオーバーレイ・ユニットにエクシーズ召喚された。
「燃える闘志」で攻撃力 5000となった「No.39 希望皇ホープ」に攻撃、遊馬はこの攻撃を警戒してホープの攻撃無効効果を使用したが、このカードの効果で戦闘無効化を防ぎ、遊馬に2500のダメージを与えた。

ここで遊馬とアストラルでオーバーレイ・ネットワークが構築され、さらに「CNo.39 希望皇ホープレイ」がエクシーズ召喚される。このカードはホープレイの攻撃を受けて相打ちとなったが、アリトと遊馬は互いに「エクシーズ・スタンドアップ」を発動、このカードとホープレイが両方とも復活した。

その後、アリトはバリアルフォーゼで全てをさらけ出す。「RUM－バリアンズ・フォース」を使用し、このカードでオーバーレイ・ネットワークを再構築、「CNo.105 BK 彗星のカエストス」をエクシーズ召喚した。

デュエル終了後、アストラルが吸収しようとしたが、吸収できなかった。

攻撃名は「スターダスト・インパクト」。
バーニング・ナックラー（BK）という割には、拳ではなく流星のようなビームで攻撃する。

アニメ版のこのカードのカード名は、赤色で書かれている。現実のOCGでは、「V JUMP EDIT ION」で見られる仕様である。

カード名の「セスタス」（ce stus）は、古代ローマの拳闘士が使用していたという、腕に巻きつける堅い革ひものこと。
ラテン語の「カエストゥス」（cae stus）を語源としており、CNo.105はこのラテン語がカード名に用いられている。

OCG版

「LORD OF THE TACHYON GALAXY」（2013年 2月16日発売）でOCGに登場。

エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/炎属性/戦士族/ATK 2500/DEF 1600
レベル4モンスター×3
自分フィールド上の「BK」と名のついたモンスターが相手モンスターと戦闘を行う
バトルステップ時にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その相手モンスターの効果はターン終了時まで無効化され、
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
この効果は相手ターンでも発動できる。
※「Vジャンプ」2013年 2月号付録小冊子「遊☆戯☆王ZEXAL NEWS」5ページによる

効果の発動に、自身より高い攻撃力のモンスターとの戦闘という制限が無くなり、対象が「BK」全体へと広がり、戦闘が無効化されない効果は相手モンスターの効果無効に変更された。また、他のナンバーズ同様、ナンバーズ共通の戦闘破壊耐性は削除された。

効果無効+戦闘破壊耐性+ダメージ反射が得られる。
しかし、このカード自身の攻撃力が高いため、ダメージ反射効果の恩恵を受けにくい。有効に活用するなら攻撃力の低い下級BKに対して効果を使用するとよい。

攻撃力0の「BK カウンターブロー」を使用したり、「アルケミー・サイクル」などでこのカードを含めたBKの攻撃力を0にしたうえで連続で効果を使用すれば、1ターンキル（1ショットキル）も視野に入る。攻撃力0のBKで効果を使用する場合、攻撃力 2700以上のモンスターと3回戦闘を行えれば8000のライフを削りきれる（8000/3＝2666.6……となるので、理論的には攻撃力2667以上だが、現実的にそのような半端な攻撃力のモンスターと遭遇する可能性は低いので、2700以上と考えて問題ない）。

とはいえ、このカードの召喚までに素材分の3体を消費しているので、1ターンキルを狙う場合、「アルケミー・サイクル」を用いるとしても残り2体のBKをどうやって用意するかが課題となる。

効果無効の効果を持っており、戦闘破壊耐性を持つモンスターを対処したりできる。ただし、ダメージ反射が目的の場合、自身の効果で攻撃力が上がっているモンスターに対してこの効果が適用されると、かえって反射するダメージ量が減ってしまうため、効果無効が邪魔になることもある。

上手く決まれば大ダメージも与えられ、それを抜きにしても実質的な戦闘破壊耐性を持っているため、それなりに戦えるが、より汎用性が高く、モンスターを除去してしまえる「ヴェルズ・ウロボロス」が同じ素材で出せたり、同じBKに戦闘と効果の両方の破壊に耐性を持つ「BK 拘束蛮兵リードブロー」もある事は頭においておく必要がある。